新曲からカバー、豪華ゲストコラボまで! MIC RAW RUGA 2ndワンマン、熱狂のライブを振り返る

2025年10月3日(金)下北沢シャングリラにて行われた、MIC RAW RUGAの2ndワンマンライブ『WE ARE THE PARTY』をレポート。

テキスト:渡辺ありさ
撮影:ケン木村

MIC RAW RUGA、2ndワンマン『WE ARE THE PARTY』

数々のアーティストをプロデュースしてきた、E TICKET PRODUCTIONプロデュースのガールズラップグループ・MIC RAW RUGA。通称、マイクロウ。
今年3月より『Road to 2nd ONEMAN LIVE』と題して、フリーワンマンライブやさまざまな人気アーティストとのコラボライブを開催してきた。9月26日には新曲『KILL SCREEN』をリリース。MVは公開から2週間で再生回数4万回を超え(10月15日時点で約7.7万回再生)、注目を集めている。そして、ついに迎えた2ndワンマンライブ。ライブ会場には老若男女問わず多くのファンが詰めかけた。

ワンマンライブのコンセプトは“ゲーム”

おそろいのミリタリージャケット姿で登場した4人に、ファンから盛大な歓声が注がれる。まずは自己紹介ラップ『MIC RAW RUGA ON THE ONE TWO』からスタートし、2曲目はマイクリレー形式で各メンバーにスポットが当たる『MAD MIC』を披露。流れるような曲繋ぎで、キャッチーなサビが印象的な『CONCORDE』、拳を突き上げて盛り上がる『GET DOWN』と続く。観客は音に身を委ね、4人が繰り出すリリックに体を揺らしていた。

5曲目に披露した『SUPERMCZTOKYO』は、かつてE TICKET PRODUCTIONがプロデュースしていたガールズラップニット・MOE-K-MCZ及びライムベリーから引き継いだ楽曲。6曲目の『IDOL ILLMATIC』もライムベリーに提供していた楽曲だ。MOE-K-MCZもライムベリーも、MIC RAW RUGAにとってはE TICKET PRODUCTIONプロデュースグループとしては先輩にあたる、伝説的存在だ。7曲目『PARTY PEOPLE SAY YEAH』ではジャケットを脱ぎ捨て、激しいダンスパートでファンを圧倒。フロアを熱狂の渦に巻き込んでいく。

本日のワンマンライブのコンセプトは“ゲーム”。みんなでひとつひとつのステージをクリアし、最後は完璧で最高なエンディングを迎えたいという。「みんなの声がわたしたちの力になりますのでよろしくお願いします」と、メンバーのREIが笑顔を見せた。また、今回の新曲リリースについて、MIYAが「『KILL SCREEN』のMVが一晩で145万回再生されたんです! でも、残念ながらバグだったんです……」と苦笑。

しかし、HANNAHが「『KILL SCREEN』はゲームのバグを歌った曲だから、逆にストーリーになっているというか。伝説の秘話になりそうなエピソードだと思います」とフォローし、会場からは拍手が。さらに、AMEが「しかも『なんだバグだったのかよ』って言うんじゃなくて、みんなが『じゃあ、もう一回145万回目指そうね!』って言ってくれたことがすごいよね!」と、メンバーとファンとの絆の強さを感じさせるエピソードを語った。

その後、REIが「私たちはみんなにどう見られるか、どう見せたいか、いろいろ考えながら活動をしています。こんな情報にあふれた世の中で、誰しもが時に、見失ったり、惑わされたり、145万という数字に踊らされたり(笑)。目に映るもの何が本物で何が真実か、それは光の角度によって姿を変えるし、もしかしたら正解はないのかもしれない。でも、今日この時間だけは、私たちの声、私たちの言葉、そしてあなたの目に映る私たちの姿だけを100%信じてついてきてほしいです」とコメント。

そして8曲目に歌ったのは『watch』。独特なシンセサウンドに、4人の個性的な歌声が乗った中毒性の高い一曲だ。続く『SHOW CASE GIRL』はラップだけではなく、歌唱力と美しいダンスにも引き込まれる。
10曲目は、ECDの『ロンリー・ガール』をマイクロウリミックスバージョンで披露。メンバー自身が今回のためにリリックを書き下ろした。
11曲目は、90年代に大ヒットした『今夜はブギー・バック』をカヴァー。MIYAの伸びやかな歌声がフロアに響き渡り、訪れた観客を魅了した。

DJ HIKARUが登場

ライブはあっという間に後半戦へ。12曲目はライムベリーの楽曲で、本日初披露となった『IN THE HOUSE』。その曲中に、本日のゲストである、元ライムベリーのDJ HIKARUが登場。DJ HIKARUとともに、13曲目はライムベリーの楽曲『きみとぼく』でもコラボレーション。それぞれの個性と魅力が調和したステージに、ファンからは盛大な拍手が送られた。

DJ HIKARUは、「まずはワンマンおめでとうございます。ファンの皆さんと、E TICKET PRODUCTIONのもとで、改めてDJ HIKARUとしてステージに立たせてもらえたことをすごく嬉しく思います。みなさん来てくれてありがとうございます」とコメント。
続けて「ライムベリーは自分の中ではあっけなく終わってしまったので、この格好でまたステージに立つことができて、自分の中でもやっと区切りがついたんじゃないかなという気がしています」と語り、清々しい表情でマイクロウにバトンを渡した。

DJ HIKARUを見送り、14曲目はディスコテイストなダンスミュージック『NIGHT FLIGHT』、15曲目は激しい縦ノリで沸かす『Right Now。』を続けて披露。ラストスパートに向けて、会場はさらなる盛り上がりを見せる。16曲目『アンサーアンサー』では客席がモッシュで入り乱れ、17曲目『まず太鼓』ではサークルも発生。18曲目『ASTRO JET』に続き、フロアのボルテージが最高潮に達したところで、19曲目に新曲『KILL SCREEN』を熱唱。8BITゲームを思わせるレトロなSEと、高速ラップで聴く者の脳を刺激する。

ライブ本編ラストは、本日初披露の新曲『World’s End Friday Night』。ポップでコミカルな、新しいマイクロウが楽しめる楽曲だ。ライブを“クリア”したマイクロウは、ゲームのエンディングBGMとともにステージを去っていった。

アンコールでHANNAHがサックスを演奏

その後、盛大なクラップとアンコールに迎えられ、4人が再登場。本日のライブについて、それぞれが思いの丈を語る。

HANNAHは「マイクロウ3年ぶりのワンマンになりまして、下北沢シャングリラというマイクロウ史上最大規模のステージでこの日を迎えられたことを嬉しく思います。今日のワンマンは、これまで積み重ねてきたものや、未来を繋いでいく、そんな日になったのかなと思います。今までもいろんなことがありましたが、今日が最高の歴史的瞬間になったのではないかなと感じます。でも、これからも歴史的瞬間を更新していきたいと思います」

AMEは「私はワンマンに参加したのは初めてなのですが、日程が決まってから今日までが本当に一瞬で、あっという間に今日が来て、あっという間に終わってしまっています。時間はすぐに経ってしまうから、あとから考えると、活動していた期間は一瞬だったと思うかもしれない。だからこそ、一つひとつのライブを丁寧にやりきって、みんなともっと大きな景色を見たいし、みんなに見せたいと思います」

MIYAは「3年前のワンマンではコロナ禍の名残があり、思うように声が出せなかったり、動けなかったりというのがありました。でも新しい仲間とともに、まさにゲームのように、こうしてまたみんなとともにワンマンができて本当に嬉しいです。まじで頼もしいし尊敬できる3人だなと思ったので、この先がめちゃくちゃ楽しみになりました。だからもっと大きい場所でライブをしていきたいと思うので、よろしくお願いします」

REIは「今回のワンマンが『WE ARE THE PARTY』ということで、私はこのパーティーに助けられてばかりだと思うんですけど、このタイトルをいただいたときに、自分もパーティーの一員なんだなって。自分たち自身がパーティーなんだと気付かされて。いつも元気をくれるみんなに、私というパーティーから、幸せとか笑顔とか、生きる力を与えたいと思って歌いました。でもやっぱりみんなからもらうものが大きくて、みんなの笑顔が大好きです。これからもお互いに幸せとか笑顔を交換する中で、一緒にパーティーを作っていけたらと思います」

ここで、来年の8月に渋谷WOMBでワンマンライブを行うと宣言。会場は盛大な歓声と拍手に包まれた。そしてアンコール1曲目は、HANNAHがアレンジした『Moon Reverb』を披露。エモーショナルな歌声と、HANNAHの深いサックスの音色が胸を打つ。アンコールラストは、MOE-K-MCZ、ライムベリーと歌い繋いできた『MAGIC PARTY』を熱唱。全身全霊のパフォーマンスで会場をひとつにして、大盛況のうちにライブは幕を閉じた。

加速度的に人気を集めるマイクロウ。ライブに行けば、彼女たちの楽曲に衝撃を受けること間違いなし。まだマイクロウの世界に触れていない人は、来年のワンマンに向けて早めに予習を始めよう。

 

ライブ画像ギャラリー

広告
推しごと公式Twitter