「アイドル×YouTuber」をコンセプトに、東北を拠点に活動しているアイドルグループ「あぴゅるむ」。メンバーの渡邉歩咲に、アイドルになったきっかけやデビューまでの裏話、これからの夢や目標について聞いてみた。
「SHOWROOM AWARD 2020」で最優秀賞を獲得
推：まずは自己紹介からお願いします。
渡邉歩咲あぴゅるむの水色担当、渡邉歩咲です。趣味は荒野行動っていうゲームと、あとGoogleマップのタイムマシン機能で道の十年前の姿とか遡ったりするのが好きです。特技は関節が無限に鳴ることと、腹踊りです。
推：ゲームは結構やられるんですか？
渡邉歩咲そうですね。三カ月おきに、ハマってそうでもなくなってを繰り返してます。
推：あぴゅるむで活動するまで、人前に出るような活動はされてましたか？
渡邉歩咲もともとアイドルをしてました。そのあとSHOWROOMを始めて、それだけでも楽しかったんですけど、配信してるだけでポイントとかいただけるので、なにか恩返しできることがあったらいいなって思って。
渡邉歩咲それで「SHOWROOM AWARD 2020」の年間表彰部門に出場させていただいて、そこでアイドル活動をしたいっていうのを言わせていただきました。結果、最優秀賞をとることができて、今アイドル活動をできています。
渡邉歩咲最初はグループを結成することがゴールだと思ってたんですけど、やっていくうちにもっと頑張りたい気持ちが強くなって、今ではグループとしてもっと大きくなりたいって思っているので、日々なにができるか考えてます。
推：あぴゅるむのYouTubeチャンネルに上がっている、グループ結成までの密着動画を拝見したんですが、「おうちで楽しめる推しユニット」がコンセプトなんですよね。それはどういった経緯で思いついたんでしょうか？
渡邉歩咲ただダンスして歌ってってだけじゃ、もちろんそれだけでも素敵だと思うんですけど、埋もれてしまうなって思って。YouTubeだったりTikTokとかを使って、いろんな方に知っていただけるようにするのが今の時代にあってるのかなって思ったので、そういったコンセプトにしました。
推：なるほど。プロジェクト進めるにあたって、いろいろ大変なことがあったんじゃないかと思うんですが、特にこれが大変だったなっていうことはありますか？
渡邉歩咲私は自己主張したり、意見を自分から言うことが苦手で、人の意見に流されてしまいがちだったので、自分が全部決めなきゃいけないってなった時に、思ってはいてもまわりの人はどう思うのかなとか、常に心配はしてましたね。
推：最優秀賞をとってのプロジェクトだから規模も大きいですし、そのなかで発起人としていろいろ決めていかなくちゃいけないのは大変ですよね。
渡邉歩咲期間も短くて、AWARDが12月にあって、3月までにグループを結成しないといけなかったんです。三カ月の間でメンバーを決めたりとか、お披露目をやるにあたって会場だったりとかも無観客だから、想定よりもはるかにお金がかかってしまったり、そこはすごく大変でした。
推：3月にお披露目っていうのは、プロジェクトの最初からきまってたんですか？
渡邉歩咲AWARDで、プレゼンの内容を事前に提出するミーティングがあったんですけど、その時にアイドルを作るっていうだけじゃなくて、具体的に賞金をどう使いたいかっていうことを聞かれて、「まあアイドルだからお披露目かな」と思ってお披露目やりたいって言ったんです。
渡邉歩咲私は自己紹介とかをSHOWROOMさんのスタジオで配信するっていうのを考えてて、歌ったり踊ったりするライブはチャンネル登録者数何万人、とかにいったら開催した方が、応援してよかったって思っていただけるんじゃないかなと思ってたんですけど、結局最初からお披露目ライブをやることになって。
渡邉歩咲それがすごく不安で、考えすぎて体調悪くなっちゃったりしたんですけど、それを乗り越えて素敵なメンバーさんと出会えたので、結果的にはよかったかなと思います。
推：そうだったんですね。少し前の話に戻りますが、そもそも渡邉さんがアイドルになろうと思ったきっかけはなんだったんでしょうか？
渡邉歩咲高校が専門学科だったんですけど、インターンシップに行った時に自分は向いてないんじゃないかって、高校二年生の時に悩むようになって。進路を思考錯誤していたら、いつのまにかっていう感じですね。
アイドルになって前向きに変われた
推：実際にアイドルになってみて、なる前には思ってもみなかったことや気づいたことなどありましたか？
渡邉歩咲アイドルになってよかったことは、普通に生活していたら経験できないような体験をたくさんさせていただけたり、私は「私なんか」って思ってずっとちぢこまって生きてきたけど、成長を喜んでくださる方がいてくれるから、すごく前向きに変われたなと思います。
推：ファンと接する時に、なにか気を付けていることや大切にしていることはありますか？
渡邉歩咲たくさん来てくださる方だからってため口にしたり呼び捨てにしたり、特別扱いするんじゃなくて、初めての方もずっと応援してくださってる方も、平等に楽しんでいただけるように気をつけてます。
推：これまでの活動のなかで、特に思い出に残っていることはなにかありますか？
渡邉歩咲私あんまり人と親しくしたりできなくて、人見知りというか、人と仲良くなるの時間かかるんですけど、みんなと一緒に住んでるようなものだから、夜中までみんなとしゃべってたりするのが、ひとつひとつ思い出です。
動画編集で感じるメンバー愛
推：メンバーそれぞれを「一番○○な人」で表現するとしたら、どうですか？
渡邉歩咲りんりん（中村梨咲）ちゃんは、グロい漫画をやたら送ってくる人です。LINEマンガって人におすすめできるんですけど、それで血だらけで運転してる画像とかがいきなり送られてきたりしますね。
推：そうなんですか！ ちなみに渡邉さんは、グロ系大丈夫なタイプですか？
渡邉歩咲実物は苦手だけど、漫画だとグロいののなかにそれまでのストーリーがあるから好きです。
推：他のメンバーさんについてはいかがですか？
渡邉歩咲はるにゃん（小日向はる）は、一番お酒が強いと思います。ひなちゃん（高島ひな）は一番スーパーに買い物に行ってるイメージがありますね。ミミちゃん（阿部みなみ）は、一番男気があります。
推：今だから言える裏話的エピソードはなにかありますか？
渡邉歩咲YouTubeやってるからこそですけど、動画の編集してると「この子私のこと睨んでるのかな」とか「この発言ちょっとよくなかったかな」とか、一回一回気にしちゃう時があって、でもみんなに言うと、そう見えてただけで全然そんなことなかったっていうことが結構あって。それと、編集してるとメンバー愛が伝わってきますね。
推：ちなみに、動画の編集やネタ出しはメンバーでされてるんですか？
渡邉歩咲編集はメンバーで回しています。ネタは、毎日今日は誰企画って決めていて、その時その子がやろうって言ったことをやっています。
将来的にはマネージメントをやりたい
推：渡邉さんのセールスポイントを教えてください。
渡邉歩咲弟が可愛いってことですかね。配信では弟の話をよくしています。
推：弟さんがいらっしゃるんですね。
渡邉歩咲はい、8歳年下の弟がいます。弟大好きです。
推：アイドルとして活動していくうえで、大切にしていることやポリシーはありますか？
渡邉歩咲お店でも有名な方でも、なんでもさん付けして発言するようにしたり、謙譲語とか尊敬語を日常生活でも心がけています。「めっちゃ」とか「やばい」を「すごく」って言い換えたりとか。
推：これから叶えたい夢や目標はありますか？
渡邉歩咲メンバー全員があぴゅるむでよかったって思ってもらえるようになりたいです。
推：渡邉さん個人での夢や目標はなにかありますか？
渡邉歩咲私はずっと裏方がやりたくて、それをやるからには大きくしないといけないので、今は自分も配信とかで活動していて。将来的にはアイドルのマネージメント業とかをやりたいなって思っています。
推：最後になりますが、なにか宣伝したいことはありますか？
渡邉歩咲グループでやっているYouTubeとTik Tokをぜひフォローしてほしいです。YouTubeには結成までの密着動画が上がっているので、そちらを見ていただくとグループのことがよりわかっていただけるかなと思います。
