正統派アイドルとして、2022年注目すべき新アイドルの1組として間違いない、現役大学生限定アイドル「1461日のクレシドラ」。
2022年9月16日(金) 新宿ReNYにてデビューワンマンライブが開催された。
「1461日のクレシドラ」がついにデビュー
現役大学生限定アイドルとして注目を浴びていた「1461日のクレシドラ」が、新宿ReNYにてデビューワンマンを開催した。
この日は、デビューを楽しみにしていたファンや、話題を呼び興味をもった業界関係者たちで、デビューライブにもかかわらず会場が埋まっていた。
「1461日のクレシドラ」は2022年注目すべき正統派アイドルであると確信させられた、デビューライブの模様をお届けする。
『運命fantasic』からスタート
ステージが暗転しオーバーチュアが流れると、手拍子が自然と起こり「1461日のクレシドラ」への期待の気持ちを膨らませる。
鐘の音が鳴ると共に1461日のクレシドラが登場し、手拍子が拍手へと変わる。
デビューライブ最初に披露するのは『運命fantasic』だ。
まさに”正統派”直球どストレートの楽曲である。勢いや遊び要素で誤魔化すことができないこの曲を、緊張しているなかで全力かつ丁寧にパフォーマンスする姿は、見る人を「ファンになりたい」「これからが気になる」「見守りたい」気持ちにさせる。
この曲は、1461日のクレシドラのメンバーの事が語られており、アイドルになかなか踏み出せなかった気持ちや、大学生限定という限られてる時間を歌っている。
デビュー1曲目を披露し終えると、初めてのMCとなる。
「私たち、1461日のクレシドラです。よろしくお願いします。」と声を揃え挨拶をすると、デビューを祝福する暖かい拍手が響く。
続いて、メンバーの自己紹介がされた。
1461日のクレシドラの由来、オーディションを受けた時の気持ち
(左から)西川まりあ、伊田江里奈、大月星奈、一ノ瀬直緒、山下萌、吉田梨乃、瀬戸彩郁
伊田江里奈が、1461日のクレシドラのユニット名の意味を「女子大生限定のユニットであるため、大学の4年間の日数=365日×4年+うるう年の1日が”1461日”になっています。そして”クレシドラ”は、世界で最古の大学ができたというイタリアの言語で砂時計という意味を表しています。この名前はわたしたちの限られた時間を表すユニット名になっています。」と解説する。
さらに、メンバーをもっと良く知れるように、オーディションに参加した気持ちが語られる。
瀬戸彩郁
「生まれた時からアイドルになりたくて、でも田舎の山奥で生まれ育ったのと、自分に自信がなくて、そのまま時間が過ぎていきました。
大学生になり就職活動が始まった時に、改めて”アイドルがしたい”と思い一般の会社への就活を全てやめてオーディションをうけました。
だから、本当に受かって良かったな♪って思います(笑)」
吉田梨乃
「私は、小さい頃からずっとミュージカルをしていました。大学に入ったら、今までやってきた事を活かしつつ、新しい事を始めてみたいと思っていました。
なので、アイドルをやりたいと思い、オーディションサイトを調べて、その中からココを見つけてオーディションを受けました。」
山下萌
「私は大学3年生なのですが、大学入ってすぐにオンライン授業になって想像していた大学生活とは全然違いました。すでに芸能活動をやっていたのですが、なかなか上手くいかなくて…
そんな時にご縁がありました。ここなら大学生活も自分の夢を全部追えると思って、オーディションを受けさせていただきました。」
一ノ瀬直緒
「わたしは元々アイドルが好きだったんですけど、自分がアイドルになろうとは思ってませんでした。
とあるキッカケでこのプロジェクトに出会って、今までの夢を見れていなかった人生に終わりを告げたいと思いオーディションをうけました。
今ここにいてくださる皆さん、未来のファンの皆さま、大好きなメンバー、一緒に歩んでくれるスタッフさん、1年半をより濃いものにしたいと思います。」
大月星奈
「幼い頃からアイドルが大好きでした。でも、アイドルになりたいというより、アイドルを支えるお仕事をしたいと思ってました。
大学の4年間限定のユニットで、学生としての生活を大切にしてくれるというプロジェクトを聞いた時に、このユニットを全力でやってアイドルの気持ちが分かるようになれば夢に繋がると思い、オーディションを受けました。」
伊田江里奈
「小さい頃から、歌ったり踊ったりする事が大好きで、小さい頃はちゃぶ台の上でオモチャの🎤を持って歌ったりしていました。気が付いたらアイドルに憧れを持っていました。
大学生はやりたいことが自由にできる最後のチャンスなのでは?と思い、このオーディションを受けました。」
西川まりあ
「私は中学生の頃からアイドルが好きで、ライブなどに通っていました。同時にダンス部に所属してステージに立つ楽しさを知ってしまいました(笑)
でも、アイドルになる勇気を持てずにいた高校3年の時に進路を考える事になり、やっぱりアイドルをやりたいと思いました。
ただアイドルを始められるのは若い子ばっかりと思っていた時に、このプロジェクトに出会い、ここでなら輝けるのでは?と思いオーディションを受けました。」
『Glad Grad』が初披露
MCも終盤になり、次に歌う『恋のIS-LM分析』の曲説明がされる。
IS-LM分析とは、国民所得と利益率のふたつを用いて、財市場と貨幣市場の同時均衡を分析する経済用語で、このIS-LM分析と恋模様を重ねて歌った曲である。と大月星奈が説明した。
さらに、サビ部分で腕を前方で交差させるフリコピと、メンバーが片手でハートの片方を作ったら反対のハートを作って欲しいとお願いがされ曲が始まる。
『恋のIS-LM分析』は明るくポップで楽しい曲である。フレッシュさと可愛らしさを感じる、聴いていて心が弾む。
会場のファンも曲に合わせてペンライトを振り盛り上がり、フリコピをして楽しんでいた。
続く3曲目は、初披露となる『Glad Grad』だ。この楽曲は、大学生の持つ爽やかさが感じられるが、歌詞は卒業があるという儚さや、その未来への事を歌っている。
3曲を歌い終え、NHKホールでお披露目した時の事を振り返る。
その時の拍手が暖かくて、ステージ後に大号泣したメンバーもいた事が明かされたりした。そして、いつかは自分たちの力でNHKホールに立ちたいという気持ちを、デビューライブに来てくれたファンたちに伝えた。
サプライズ告知がされる
デビューライブ最後の曲は、最初に披露した『運命fantasic』だ。
今回のライブでは、この4曲目だけが撮影可能とメンバーから告知される。すると、デビューライブの姿を収めようと、ファンたちがカメラやスマホを取り出す。
メンバーが立ち位置につき、ラストの曲『運命fantasic』となる。と思いきや、バックスクリーンに【緊急告知】の文字が映し出される。
突然の事に、メンバーたちも驚き声を上げる。
サプライズ告知内容は、「2022年11月よりAKIBAカルチャーズ劇場にて、月1回定期公演がスタート。初回は11月20日(日)夜。」であった。
サプライズ告知を見た、山下萌が「運命fantasicが、突然ロックみたいな曲になったと思ってビックリした!!」とサプライズに混乱しながらも興奮して、「11月20日の予定は決まりましたよね?」と定期公演の開催を喜ぶ。
サプライズを経て、改めて『運命fantasic』が披露される。
最初に披露した時は、緊張のためか少し硬かったが、緊張が良い感じに解けたのか、より楽しそうに伸びやかにパフォーマンスをしていた。
全4曲を終え、瀬戸彩郁から「ありがとうございます。私たちのデビューライブいかがでしたでしょうか?」と挨拶がされる。と大きな拍手が起きた。
瀬戸彩郁は「大学4年生の私は、あと残り197日で、砂時計の砂が落ち切ってしまいます。一期一会をこのグループに入って改めて考えるようになりました。だからこそ、今日私たちに会いに来てくれて、同じ時間を過ごして下さった事が、本当に本当に嬉しいです。」と涙に言葉を詰まらせながら挨拶をした。
1461日のクレシドラの持つ、そこにいるだけで会場の空気を澄んだものにしてしまう感覚を、ぜひ現場で体感して欲しいと思わせてるライブであった。
セットリスト
1、運命fantasic
2、恋のIS-LM分析
3、Glad Grad(初披露)
4、運命fantasic
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