「海外からの注目度も高い瀬戸内の魅力をもっと全国へ広めたい!瀬戸内から日本全国を盛り上げたい!」をテーマに活動中のSTU48 瀬戸内 PR 部隊 Season2。メンバーは、石田千穂・沖侑果・尾崎世里花・高雄さやか・中村舞・福田朱里・吉崎凜子の7人。1月22日(日)にTOKYO DOME CITY HALLを舞台に、「STU48 瀬戸内PR部隊 Season2 全国ツアー【東京公演】」を行った。
2ページ目には、ここでしか見れない、撮り下ろし写真70枚超のライブ画像ギャラリーを掲載!!
STU48 瀬戸内PR部隊 Season2 全国ツアー【東京公演】
今回の公演より『Overture』が新調。この日より使用になった『Overture』は、「(躍進した去2022年を)超えてゆけ。」をテーマに制作。ここにも、今のSTU48の意思が詰め込まれていることを先に伝えておきたい。
『Overture』に乗せ、7人が舞台中央へゆっくりと姿を現した。彼女たちが歌いだしたのが、初代のSTU48瀬戸内PR部隊のオリジナル楽曲『僕はこの海を眺めてる』。
『僕はこの海を眺めてる』自体が、今の7人の心模様にも繋がる楽曲。とても清楚で愛らしい歌声だ。弱さや葛藤の中へ自分が前へ進むうえでの意思を詰め込んでいるような印象を受ける。
リリース順にシングル曲を披露
ここからは、STU48の歩みを表すようにシングル曲を発売順に披露。
最初に歌ったのが、『暗闇』。STU48 瀬戸内PR部隊 Season2のメンバーが歌うことで、暗闇に温かい光が射してゆく印象を覚える。『暗闇』は気持ちの内側へ問いかける、ネガティブさを認めたうえで光を求める歌である。続けて『風を待つ』『大好きな人』を披露する。
5曲目は、情熱的でエネルルギッシュな楽曲に乗せて歌いだした『無謀な夢は覚めることがない』。
このメンバーが歌うことで、凛々しさの中へ愛らしさを強く覚える。パキッとしたパフォーマンスを描くメンバーらの表情が凛々しい。
「どんなに歳月が過ぎ去っても 君の顔が浮ぶだろう」と歌うメンバーの美しいハーモニーから、『思い出せる恋をしよう』へ。愛らしい仕種も交えて歌うその姿と透明感を持った歌声だ。
7曲目は、スケールあふれたドラマチックな楽曲で、ドキドキと躍動してゆく楽曲と心を弾ませるように『独り言で語るくらいなら』を披露する。
シングルシリーズの最後を飾ったのが、『ヘタレたちよ』。「さぁ ヘタレたちよ頑張れ!!」と歌う彼女たちの声を聴くと、7人に直接エールを送られた気分になれる。きっと、この会場を埋めつくした人たちもみんな、同じ気持ちだったのではないだろうか。この歌は、心に弱さを抱え持った人たちの心のエンジンを熱く吹かせてゆく楽曲だ。その元気をもらうたびに、フロア中の人たちのクラップの音も大きく鳴り響いていた。
「瀬戸内博士決定戦」
福田朱里と石田千穂によるMCでは「瀬戸内博士決定戦」と題し、瀬戸内にまつわるクイズに回答するコーナーだ。
実は2年前のイベントで使用されなかった問題の”使いまわし”であることを暴露し会場を笑いに包むシーンもあった。
第1問では「生産量が、1位広島県・2位宮城県・3位岡山県で、フライにしても良し、鍋にしても良し、焼いても良しで、別名”海のミルク”とも呼ばれる食べ物はなにでしょうか?」と出題されてると「ねぇ~、わたしたちの事、何だと思っているのですか~、PR部隊だぞ♪」と言い、みごと2人とも「カキ」と回答し正解する。
続く第2問では「お客さんが料理の受け取りから食器の返却までを自分で行う”セルフうどん”の発祥は何県でしょうか?」と問われ、勢いよく「香川!」と答えるも、正解は岡山県であり、驚きを隠せない2人の姿などを見せて、会場を楽しませてくれた。
ユニットコーナー
ここからは、選曲とメンバーの組み合わせを中村舞が担当したユニットコーナーへ。
2期生の尾崎世里花・吉崎凜子・高雄さやかの3人は、胸をキュンと弾ませる『君のc/w』を歌唱。甘く可愛いキラキラとした衣装姿で舞台の上で弾ける3人は、ピチピチと弾けた妖精たちのようであった。
白いドレス姿で少しアンニュイな雰囲気を醸しながら『タブーの色』を歌ったのが、ドラフト3期生の沖侑果と中村舞。可愛らしい中に色気も滲ませながら、2人は舞台の上でときに手を繋ぎ合わせ歌い踊っていた。
1期生の石田千穂と福田朱里は、しっとりとした、どこか影を背負った『君について』を、秘めた胸の内を零すように歌っていた。2人も、少し影を背負ったアンニュイな雰囲気を見せながら、曲の持つ世界へ浸るような思いを込めた2人の歌声が、ゆったりとした楽曲に乗せ心にジンワリと染み込んでいった。
沖侑果と尾崎世里花が歌ったのが、『狼とプライド』。2人は大きな狼の耳を付け、愛らしい仕種満載で舞台の上で大きなハートマークも作りだす。曲中で、尾崎世里花が沖侑果に告白しようとする場面も。
『ハート型ウイルス』を歌ったのが、石田千穂・中村舞・高雄さやか。3人は王道アイドルとして、観ている人たちのハートへ恋する乙女心を注入。その可愛らしさに、会場のファンたちは完全に感染してしまった。
福田朱里と吉崎凜子はトイプードル姿になり『トイプードルと君の物語』を、キラキラした可愛らしさを振りまきながら歌った。舞台の上でわちゃわちゃ弾けながら歌うひとつひとつの仕種が「可愛い」しかない。
人気の「高雄さやによる暴露コーナー」がドッキリコーナーに
MCでは、高雄さやかがコートをまとった探偵姿に変身。メンバーの隠された面を暴き出すのが、このパートでの定番スタイル。
でもこの日は、高雄さやかが着替えに戻っている間に、他のメンバーたちも舞台上でコート姿に変身。舞台へ戻ってきた高雄さやかのことを、みんなが暴き出す。
その内容も、「控室でしゃべる声よりもお腹の音のほうが響いていた」「いつもジャンキーなものを食べている」「お尻を触ったときに、日本人のくせに『Oh!』と言う」「たまにマイクを口ではなく頬につけてしゃべっている」「自分もお腹が鳴るくせに、人のお腹が鳴ったときに、これみよがしに煽ってくる」などなど。
それを聞いて、高雄さやかがオドオドと動揺しだす(笑)
この日は、いつも秘密を暴かれているメンバーたちが、逆に高雄さやかにドッキリを仕掛ける形で実施されたのであった。高雄さやかは、まんまとその策略にハマってしまっていた。
「平和」がテーマのパート
後半は、グループのテーマ曲である『STU48』からスタート。スカートをひらりと翻らせ、7人は舞台の上で軽やかに舞い踊りながら歌っていた。
途中で、観客たちを煽る場面も登場。力強く舞台を蹴り上げて踊る姿が、とても凛々しくてカッコよい!
続く『PR部隊推し』でも、7人はSTU48を明るく元気にアピール。「君のことが好きじゃけぇ」と歌った『君のことか好きだから(広島バージョン)』も含め、ここのブロックでは、STU48や個々のメンバー、瀬戸内の魅力を、7人が眩しい笑顔でアピールしていた。
次のブロックでは、平和への思いを胸に『花は誰のもの?』と『国境のない時代』を続けて歌唱。
「もしこの世界から国境が消えたら 争うことなんかなくなるのに」と歌った『花は誰のもの?』では、メンバーひとりひとりが歌声に思いを深く込め、歌詞に込めたメッセージをファンの胸にしっかり響くようにと言葉を大切に歌っていた。
STU48 瀬戸内PR部隊 Season2のメンバーたちは、「平和」をテーマに2曲を心を込めて歌いあげた。
最後にSTU48 瀬戸内PR部隊 Season2が歌ったのが、『ペダルと車輪と来た道と』。この曲へ触れるたびに、胸が熱く高ぶる。光へと導くいろんな輝きが心の中を駆けめぐり,笑顔で顔を上げたくなる。高まる感情を手にしたペンライトや拳に託し、彼女たちへ振り上げたくなる。そして彼女たちと一緒に、長い坂道の先に広がる素敵な景色が何かを見たくなる。
アンコールで『笑顔のチャンス』を初披露
アンコールでは、STU48 瀬戸内PR部隊 Season2としての新衣装姿で登場。最初に披露したのが、3月1日に発売する9枚目のシングルのC/Wに収録する、STU48 瀬戸内PR部隊 Season2としての新曲『笑顔のチャンス』。この日が初披露になった。
『笑顔のチャンス』は、アコギの音色も心地好い。自分自身の心に問いかけ、自分を変えようとしてゆくSTU48に似合う、心の応援歌。優しい曲調や温かい歌声の中へ、弱さを認めたうえで気持ちを前へ押し上げる思いを詰め込んでいる。『笑顔のチャンス』はMVも作成。2月2日の公開が待ち遠しい。
ここから、鉄板でテンションの上がる『STUフェスティバル』を眩しい笑顔を浮かべて歌唱。メンバーたちが大きく腕を振りまわし歌う姿に刺激を受ける。
最後にSTU48 瀬戸内PR部隊 Season2は『夢力』を歌唱。やはりこの曲に触れてこそ、STU48のライブ。彼女たちが全身の力を振り絞り「夢力 出そうぜ!」と歌うたびに、無条件に力が沸き上がった。
テキスト:長澤智典
撮影:ケン木村
セットリスト
Overture
僕はこの海を眺めてる
暗闇
風を待つ
大好きな人
無謀な夢は覚めることがない
思い出せる恋をしよう
独り言で語るくらいなら
ヘタレたちよ
君のc/w(尾崎世里花・吉崎凜子・高雄さやか)
タブーの色(沖侑果・中村舞)
君について(石田千 福田)
狼とプライド(沖侑果・尾崎世里花)
ハート型ウイルス(石田千穂・中村舞・高雄さやか)
トイプードルと君の物語(福田朱里・吉崎凜子)
STU48
PR部隊推し
君のことか好きだから(広島バージョン)
花は誰のもの?
国境のない時代
ペダルと車輪と来た道と
――アンコール――
笑顔のチャンス
STUフェスティバル
夢力
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