2023年5月14日(日)渋谷DESEOminiにて、「1461日のクレシドラ 第二章~新たなる旅立ち~」が開催された。
メンバーそれぞれの思いが語られたり、自分で曲選をしたソロコーナーありで、「1461日のクレシドラ」を感じられたライブをレポートする。
1461日のクレシドラ「第二章~新たなる旅立ち~」
1461日のクレシドラは、現役の大学生のみで構成されるユニットである。
3月にメンバーが大学を卒業し、初のワンマン公演となる「1461日のクレシドラ 第二章~新たなる旅立ち~」が、2023年5月14日(日)渋谷DESEOminiにて開催された。
この日、チケットは完売で会場は満員となった。
OVERTUREが流れると、ファンたちは手拍子でメンバーの登場を迎え入れる。
ライブがスタート
西川まりあが「こんばんは。1461日のクレシドラです! 皆さん楽しむ準備できてますか~?」と声をかけて、ライブがスタートする。
最初に披露するのは『恋のIS-LM分析』。「恋はIS-LMのように分析できる ものだとわかりやすいのにな」と恋心を歌った曲で、青春の甘酸っぱい思いが蘇る。
1曲目を披露すると、自己紹介タイムとなる。
西川まりあ、伊田江里奈の続き、メンバーで一番小柄(145cm)な大月星奈の番になると、ファンたちが後ろの人も見えるように自主的に座りだす。
ファンたちがしてくれた気遣いへの嬉しさと、その状況の面白さでメンバーたちが笑う。 なぜか、次の一ノ瀬直緒の自己紹介から身長を付け加える流れになった。当然、山下萌も「164cmの~」とこの流れに乗る。
自己紹介のラストとなった吉田梨乃がいつも通りの自己紹介をすると、一ノ瀬が「身長は何cmですか?」とスグに質問を重ねる。
一連の流れに「絶対、言わなくていいヤツじゃん(笑)」とツッコみが入り笑いを誘った。
2曲目は、女性の学ぶ権利と学べることの喜びがテーマの楽曲『GladGrad』、3曲目『お願いChronos』と続けて披露し、会場のファンはペンライトを振りライブを楽しむ。
3曲を終えてのMCで伊田が、「今日の単独ライブは”1461日のクレシドラ 第二章~新たなる旅立ち~” ということで、私たちから皆さんにお手紙を書いてきました。1人ずつメッセージと1人1曲をお届けしていきたいと思います。」と、次のコーナーの説明がされる。
メンバー ソロコーナー
このパートでは、メンバーからの想いが込められたメッセージと自身で選んだ1曲が披露される。
メッセージはライブに来た人だけが受け取れた言葉として、ソロコーナーの模様のみをお届けする。
一ノ瀬は、アイドルになったその日からずっと大切に聞いている曲として『私、アイドル宣言』をセレクト。曲中ではMIXやクラップが入り盛り上がる。
最高にかわいく歌いあげ、最後に「良ろしければ、推しにしちゃってくれませんか?♡」と、会場を魅了した。
続いて西川が「アイドル”西川まりあ”を感じて頂きたく選びました。曲中、いっぱい名前を呼んで欲しいです。良かったらペンライトをピンクにてしてくれると嬉しいです。」とファンに伝えると、ファンのペンライトの色がピンクに変わる。
披露するのは、小悪魔な可愛さが溢れだす『わるきー』だ。曲に合わせて会場から「まりあー!!」のコールが沸き起きた。
山下が「気持ちを乗せて歌います。聴いてください。」と静かに言う。ムードメーカーの山下が何を選曲したのか注目があつまった時「GODKNOWSっ!」とタイトルコールがされる。 会場のファンは盛り上がり必至の鉄板曲に「おおっ~~!」と声をあげた。
山下の「しゃー!いくぞー!!」の声にMIX、クラップ、コールと、会場揺れんばかりに大盛り上がりをみせた。
ソロコーナー4番の大月は「皆さんを大きなステージ連れて行きたい。パフォーマンスがしたい。という思いを伝えたいです。聞いてください。大好きな≠MEさんの『君と僕の歌』」と、自分の気持ちを込めて『君と僕の歌』を歌う。
全身を使ったパフォーマンスで、ソロのにも関わらずステージが小さく感じるほどであった。
ミュージカルを学んでいる吉田は、夢に向かって突き進む今の自分とリンクした曲、ミュージカル”Little Women”の『アストニシング』を選曲した。
吉田が歌い出すと、その歌声に全員が息をのみ、全ての意識がステージに集中する。圧倒的な空気に雑音が消え1曲終えるまで会場全体が聞き入っていた。
歌い終えると、わずかな静寂の後に大きな拍手と歓声が会場を包んだ。
このコーナーのトリである伊田は、今までライブでは披露した事の無かった、弾き語りをする。初めての挑戦に緊張の表情が見える。披露するのは『おやすみ泣き声、さよなら歌姫』。
スポットライトが伊田に当たる。自分のアコースティックギターを手に取り歌いだす。 少しもの哀しくも、透き通った歌声でファンたちが聞き入る。
歌い終えた後も、その余韻を楽しむように拍手が起きた。
全員のソロパフォーマンスが終わり、「全員 個性が違ったね」「楽しかった」「緊張した~」「好きな曲を歌えて楽しかった」とそれぞれが感想を口にする。
観ている側も、個人個人の色のあるステージで、より深く1461日のクレシドラを知る事ができた。
ファンが準備したサイリウムが煌めく
ソロパートが終わると、ライブも残すところわずかなとなってしまう。
伊田が「みなさん、楽しんでますか?」と問いかけると、客席から大きな「Yhea~~~!」と返ってくる。 さらに、山下が「もっと、もっと~!! 楽しんでますか~?」とあおると、より大きな歓声が客席から返る。
一ノ瀬から「みなさん、わたしたちに”恋”しちゃってください。『スタンダールに恋して』」と曲ふりがされる。キュートで明るい楽曲でファンの顔に笑顔が溢れ、曲ラストではガチ恋口上が。
続けて『教えてクランボルツ』ではイントロでMIXが打たれる。サビではファン同士で事前に準備したオレンジのサイリウムが煌めいた。ノリの良いメロディ、落ちサビと会場の熱気も最高潮に。
ついに、ワンマンライブ最後の曲となってしまう。
ラストを飾るのは、1461日のクレシドラのデビュー曲『運命Fantasic』だ。デビューから、これからのを思い、心を込めてパフォーマンスをした。
最後にメンバー全員で声を合わせて「1461日のクレシドラでした。ありがとうございました。」と挨拶がされ、大きな拍手が湧き起こった。
鳴り止まない拍手と共に、1461日のクレシドラがステージを後にする。
誰も居なくなり真っ暗になった会場に、青いペンライトが灯り「アンコール」の声が上がる。
その声に応えて、メンバーがステージに戻ってくる。
アンコール曲は『教えてクランボルツ』。今日のライブを、めいっぱい楽しもうとステージも客席もこの日最高の笑顔で盛り上がり、「1461日のクレシドラ 第二章~新たなる旅立ち~」幕を下ろした。
セットリスト
- 恋のIS-LM分析
- GladGrad
- お願いChronos
- 私、アイドル宣言 / 一ノ瀬直緒
- わるきー /西川 まりあ
- GODKNOWS / 山下萌
- 君と僕の歌 / 大月星奈
- アストニシング / 吉田梨乃
- おやすみ泣き声、さよなら歌姫 / 伊田江里奈
- スタンダールに恋して
- 教えてクランボルツ
- 運命Fantasic
- 教えてクランボルツ
――MC――
――MC――
――アンコール――
伊田江里奈コメント
ライブが決まってから当日までをどんな気持ちで迎えましたか?
まずライブが決まって1番に考えたのは「会場を満員にしたい!」ということでした。
今回のライブは1461日のクレシドラ第二章の幕開けということで、私たちの決意や未来を感じてもらえるライブにしなくてはいけない、そのためにはパフォーマンスを向上させることはもちろん、たくさんの方に来てもらうことも大事だと思って。結果としてありがたいことにチケットを完売させることができましたが、実際どれくらいお客さんが来てくれるか少し不安でした。
そしてパフォーマンスも良いものを見せたい!またライブを見に来たいと思ってもらわなきゃ!というプレッシャーを感じながら当日を迎えました。
ライブの感想と今後の目標、ファンの皆さんへのメッセージをお願いします!
満員の会場でみなさんと一緒に楽しい時間を過ごせて本当に幸せでした!
そして応援してくださるみなさんの存在の大きさを改めて感じました!私たちが、どうやったらみなさんが喜んでくれるか考えているように、みなさんも私たちのことを想ってくれているということを実感して胸がいっぱいになりました。だからこそ、もっと大きいステージに立って、もっともっとみなさんのことを幸せにしたいです!
これからはZeppという目標に向かってみんなでひとつになって進んでいきたいと思います!
ライブ画像ギャラリー
【公式HP】
http://1461clessidra.com/
【公式Twitter】
https://twitter.com/1461clessidra
撮影:ケン木村
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