横浜アリーナにて開催された、「@JAM EXPO 2023」の様子をレポート。「真っ白なキャンバス」編。
白キャンの初々しさが不思議な心地よさを生み出していく
半分、暗転したストロベリーステージに流れるSEの中、白地に紺の切り返しが入ったセーラー風のワンピースを纏って現れた、真っ白なキャンバス。
三浦菜々子が「私たちと一緒に歌って踊って、最高の日にしましょう!」と叫び、『ダンスインザライン』がスタート。白キャンのエモさ全開でライブ映えする楽曲に、ファンも熱いコールで応える。
そしてライブアイドル界のアンセムとも呼べる名曲『SHOUT』のイントロが流れ出すと、ひと際大きな歓声が上がる。
広い横浜アリーナのフロアが大きく揺れるような高揚感が生まれ、自然と鳥肌が立ってしまう。
一転して、キャッチーなポップチューン『HAPPY HAPPY TOMORROW』でメンバーもオーディエンスも笑顔満開の中、センターステージへ。そのまま三浦菜々子がアカペラで歌い出して『空色パズルピース』に。
どこか切ない歌詞の世界観と、白キャンの初々しさが不思議な心地よさを生み出していく。
「最後の曲になります。一緒に楽しく踊っちゃいましょう〜」と小野寺梓が述べ、底抜けに楽しい『ポイポイパッ』が始まると、アリーナはまるでライブハウスのような一体感でフリコピ天国に一変。
メンバーはセンターステージと花道に分かれて、全方向のファンにレスを送る。全力を出し切った後のMCで、あらためてメインステージに立てたことへの感謝を告げ、一礼をして爽やかに去っていった。
テキスト:川西わたる
撮影:矢沢隆則