【ライブレポ】C;ON ワンマンライブ「STOR;ES」、圧倒的なパフォーマンスでZepp Shinjukuを湧かした

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2023年10月17日(火)Zepp Shinjukuにて行われたC;ON(シーオン)ワンマンライブ「STOR;ES」をレポート。

C;ON ワンマンライブ「STOR;ES」

圧倒的な歌唱力を誇る2名のボーカルと、サックス、ユーフォニアム・バストランペット、ピアノ担当の器楽奏者3名を擁する異色の音楽ガールズユニット、シーオン。
昨年の@JAMではメインステージ争奪戦1位を勝ち取り、横浜アリーナのメインステージで大勢の観客を前に堂々たるパフォーマンスを披露した。

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今年の夏には完全無料の全国ツアーを成功させ、迎えた今回のZepp Shinjukuワンマンライブ。本ライブはシーオン単独で過去最大のキャパシティであり、普段とは違うフルバンド編成で行われる。先日公開された推しごとの単独インタビューでは、「良いライブなので絶対に見に来てほしい」と語っていたメンバーたち。

その強い思いに答えるように、当日の会場は超満員。開演前から熱気が漂っていた。

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あっという間にジャズクラブのような雰囲気に

オープニング映像が映し出され、激しいバンド演奏とともに颯爽と現れた5人。

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1曲目に披露したのは『It‘s Wonderland』。会場はリアリティのあるプロジェクションマッピングに包まれ、あっという間にジャズクラブのような雰囲気に変貌した。
2曲目は先日MVも公開された『Last Order』。歌と楽器の音色がそれぞれ際立つ、シーオンの魅力が詰まった一曲だ。3曲目は、石橋佳子の印象的なサックスの音色から始まる『Now or Never』。杏実もショルダーキーボードに持ち替え、5人での激しいダンスパフォーマンスに目を奪われる。

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4曲目はサザンオールスターズのカバー曲『エロティカ・セブン』を披露。力強く伸びやかな歌声と、妖艶な演奏が重なり合い、往年の名曲を自分たちの楽曲へと昇華させていた。息つく暇もなく、5曲目『MagiC!on…』へ。疾走感あふれる楽曲を爽やかに歌い上げ、会場を沸かせた。

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会場を揺らすような力強い演奏と歌声

ステージでは完全無欠パフォーマンスを見せた5人だが、自己紹介やMCではそれぞれがキュートな一面を覗かせ、より一層ファンを盛り上げる。

6曲目は仮面を用いたパフォーマンスとジャジーな雰囲気に酔いしれる『Masquerlady』、7曲目は深みのある絹井愛佳の歌声と艶やかな栞音の歌声で美しいハーモニーを紡ぐ『あなたのせい』を続けて披露。8曲目は楽器隊3人の重厚な音色から始まった『曖昧≠Libido』。切なげな歌声が会場を包み込み、聴く者の心を揺さぶる。

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2回目のMCは楽器隊の3人が担当。演奏時はとてもクールだが、素顔は“天然”な彼女たち。ほのぼのとした雰囲気で進行し、ゆるいバンドメンバー紹介を始める。
ふわふわとした独特なMCで、会場は終始笑いに包まれていた。

そして、9曲目『go for the“TOP”』の曲振りはドラム担当のHang-Changが担当。穏やかなMCから打って変わって、圧巻の演奏を見せつけた。10曲目『Addiction』は再びボーカルのふたりが登場。

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花道にスタンドマイクを立て、観客の近くで激しいダンスパフォーマンスを披露。愛佳と栞音がペアで見せる妖艶なダンス、ピアノの速弾き、シャウトと、ラストに向かって盛り上がりが加速していく様に圧倒される。11曲目は、シーオンの代表曲『INVADER』をリミックスバージョンで熱唱。会場を揺らすような力強い演奏と歌声、そしてレーザービームやステージライトを活用した華やかな演出で客席を沸かす。

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ステージがネオンが煌めくショークラブに変化

ここで映像演出が盛り込まれ、会場のプロジェクションマッピングは一転。ネオンが煌めく都会的なショークラブに変化する。

12曲目は『疑事無功』。間奏中にバンドメンバーのソロパートが入り、続けて杏実、聖奈、佳子もソロを披露。会場の熱狂は最高潮に。続く13曲目は、息の合ったダンスパフォーマンスが目を引く『C;ON‘s Love Call』。14曲目『鼓動PARADE』では、曲中に愛佳がスマホでライブの様子を撮影するなど自由度の高いパフォーマンスを見せる。

そして15曲目『Bon Bon Boooon!!』では、キュートなキッズダンサーたちが登場。歌と演奏に負けないパワフルなダンスを見せ、観客を驚かせる。MCではキッズダンサーとメンバーが交流する場面もあり、ファンは温かい目でその様子を見守っていた。

元気いっぱいの可愛らしいキッズダンサーたちとともに、16曲目の『SHAKE』も披露。SMAPの名曲をシーオンらしくアレンジし、ノリノリのパフォーマンスで会場を盛り上げた。

フルスロットルで駆け抜けてきたライブもいよいよ終盤に。17曲目は『My yard』。疾走感のある演奏と伸びやかな歌声がZeppの会場に響き渡る。

そして18曲目は、シーオンの人気曲『Noisy』を熱唱。全身全霊の歌と演奏にライブならではのアレンジが加わり、会場はこの日一番の盛り上がりを見せた。

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栞音からファンへ語られる想い

最後の曲の前に、栞音からコメントが。

栞音

「最近、自分たちがびっくりするくらいのスピードで色んな経験や挑戦をさせてもらって、新しく好きになってくれるファンの人や、応援してくれるスタッフや関係者の方々が増えている実感があります。そういった期待に、まだまだ追いついてないなと思うときもあったりして。プレッシャーの中で活動していると、不安になったりもします。でもそれはファンのみんなも同じで、私たちがもっと大きくなったときに、どんな言葉をかけてもみんなには寂しい思いをさせてしまうと思うし、目まぐるしく変わる状況に不安を抱かせてしまっているかもしれない。だから、今日はこの場を借りて、みんなの顔を見ながら伝えたいことがあります。私たちは本当に一人ひとりがすごく大切です。その気持ちに絶対嘘はないし、誠実な気持ちで向き合っているつもりです。一人ひとりと紡いできたストーリーを大事にしているし、今日から紡いでいくストーリーも大事にしたいと思っています」とファンへの想いを語り、「みんながたった一度の人生の中で、限られた大切な時間の中で、シーオンを応援してくれること。私たちのストーリーを見届けてくれたことを、絶対に後悔させない」と、未来に向けて強い意気込みも覗かせた。

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そしてラストは『灯』を熱唱。真摯な歌声と演奏が胸を強く打つ、正統派のバラードだ。曲の終盤では愛佳と栞音が熱く抱擁を交わし、会場からは盛大な拍手が送られた。

最後は観客とともに写真撮影を実施。満員御礼の客席に向かって深々とお辞儀をして、満面の笑みでライブを締めくくった。

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セットリスト

  1. It‘s Wonderland
  2. Last Order
  3. Now or Never
  4. エロティカ・セブン
  5. MagiC!on…
  6. Masquerlady
  7. あなたのせい
  8. 曖昧≠Libido
  9. go for the“TOP”
  10. Addiction
  11. INVADER
  12. 疑事無功
  13. C;ON‘s Love Call
  14. 鼓動PARADE
  15. Bon Bon Boooon!!
  16. SHAKE
  17. My yard
  18. Noisy

テキスト:渡辺ありさ
撮影:ケン木村

 

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