ライブ配信の王「コレコレ」がプロデュースする6人組女性アイドルグループ「コレって恋ですか?」が、4月17日 (土) にZepp Tokyoで「6×LOVE – 癒愛みうち卒業ライブ -」を開催した。
その様子をダイジェストでお届けする。
6×LOVE – 癒愛みうち卒業ライブ -ダイジェスト
このライブは、4月末日をもってグループを卒業するメンバー・癒愛みうち(ヨミ:キュアミウチ)の卒業ライブ。 コレ恋は4月1日に1stアルバム『6×LOVE』(ヨミ:シックスバイラブ)をリリースしており、アルバムタイトルを冠した約1年2ヶ月ぶりとなるコレ恋史上最大規模の有観客ライブでもある。 感染防止対策のため制限された枚数で発売されたチケットは即ソールドアウト。 会場には座席を埋め尽くす約1,100人のファンが、ツイキャスでの生配信では5,000人以上が癒愛みうちのラストステージを見届けた。
癒愛みうちの卒業ライブであるのと同時にアルバム『6×LOVE』の全曲を初披露し、1stシングルから順に衣装を着替えていくことで、デビューから現在までのコレ恋の軌跡を辿る意味合いもあった。
最初の曲は、ピヨったって無限ループ
ライブの幕を開けたのは、アルバム1曲目の「ピヨったって無限ループ」。 恋遙ひより(ヨミ:コハルヒヨリ)にフィーチャーした、「2次元愛」がテーマの楽曲だ。
某スポーツアニメのセリフが曲中に散りばめられていたりと、溢れ出す2次元愛がこれでもかと詰め込まれている。 6人でハートを描く可愛らしい振り付けに、会場の6色のサイリウムが大きく揺れる。 久々にファンを目の前にした感慨からか、癒愛みうちをはじめとした多くのメンバーが目を潤ませていた。
「たぶん恋するコイントス」は、 四葉このは(ヨミ:ヨツバコノハ)に焦点を当てた「変わらない愛」を歌った楽曲。
ダンスを踊りながら鼻歌を歌ったり、 途中で歌うのをやめてしまったりと四葉このはらしい可愛らしい適当さがポイントの一つだ。
ポップな楽曲で元気なパフォーマンスを見せた1stブロックから一転して、 「プレデタLOVE」では紺のシックな衣装で新たなコレ恋の一面を見せつける。
「略奪愛」をテーマに、 彩葉ちえり(ヨミ:イロハチエリ)にフィーチャーしたこの楽曲は、 クールかつセクシーな「ガールクラッシュ」をイメージさせる力強いパフォーマンスが展開される。 2019年11月のお披露目ライブから約1年半が経ち、 見違えるほどに成長したコレ恋の集大成と言える1曲だろう。
コレコレが登場
ライブ中盤ではコレコレがソロ曲の「Go This Way!」「炎上パンチ」を披露。
「Go This Way!」では、 癒愛みうちと彩葉ちえりがダンサーとして登場し、 激しいダンスでステージを盛り上げる。
さらにコレ恋も前身グループの楽曲「ヤバイバーサバイバー」「炎上してI NEED YOU」をパフォーマンスし、 その流れから昨年末にようやくコレ恋として解禁となった「ステンダ」をコレコレを含めた7人で歌唱した。
「本当の愛」をテーマに蒼唯みも(ヨミ:アオイミモ)をフィーチャーした「わすれんぼ」は、 レコーディング中に小羽空まい(ヨミ:コハクマイ)が感極まって泣いてしまったというセンチメンタルな楽曲。
さらに「迅速電脳」では、 メンバーカラーに発光するLEDチューブライトを6人が手にし、 曲に合わせたサイバーな空間を演出した。
メンバーにインタビューしたVTR
会場が暗転するとスクリーンには、 癒愛みうちの卒業についてメンバー一人ひとりにインタビューしたVTRが流れる。 無邪気に6人が過ごす映像をバックに、 癒愛みうちはコレ恋のメンバーを、通常では出会うことのなかった関係性から「学校のクラスの友達」のようだと答える。
ひよりとこのはは妹のような後輩、まいとみもはおちゃらけた同級生、ちえりはノリの合ういつメン。
そんな本音をさらけ出したインタビューの後に始まったのはドリーミーな曲調の「月と機関銃」。 歌い出しを担当する小羽空まいが思わず声を詰まらせ、 その涙がメンバー一人ひとりに伝播していく。
続く「ココロノソラ」は、 小羽空まいにフィーチャーした「秘めたる愛」をテーマに、 流麗なピアノの旋律、 そして淡いブルーの衣装と蒼い歌詞がマッチした、 青春を感じさせる楽曲である。
癒愛みうちからファンに宛てた手紙
ここでステージは癒愛みうち一人となり、ファンに宛てた手紙を読み上げる。
オーディションからこれまでの活動を振り返り、コレコレやメンバー、ファンに「これから先の人生を含めても一番幸せです」と涙ながらに感謝を伝える。
ファンに向けては「ちゃんと幸せでいてください」と一貫した思いを告げ、「コレ恋のTO(トップオタ)は私です。 そんな私に対抗心を持って、今までよりもたくさん応援してください」と癒愛みうちらしい言葉で、次のステージに進むグループの背中を押した。
「みんなからもらったたくさんの幸せな思い出を糧に、元気いっぱい生きていきます」という前向きな言葉に会場から温かい拍手が贈られる。
本編ラストは、アルバムリード曲であり、「分かち合う愛」がテーマの「シンキロウ」。 ステージ中央での癒愛みうちのソロパフォーマンスから始まり、Bメロでメンバー5人が癒愛みうちに向かってゆっくりと歩み寄る物語性を感じさせる楽曲だ。 「人生最高のお別れ」「去りゆく友」といった、癒愛みうちの卒業を指し示す歌詞に、歌唱するメンバーも徐々に声を詰まらせ頬を濡らしていく。
癒愛みうちをセンターに、会場が大きな感動に包まれたまま、ライブは一旦の幕を下ろした。
アンコール曲
ライブTシャツに着替えたアンコールでは、元気にタオルを振り回すコレ恋のライブチューン「show / do!」、そして大ラストは癒愛みうちが「原点であり頂点です」と告げてデビュー曲「友達以上恋愛未満」をコレコレを含めた7人で披露。
2019年8月に結成された彼女たちのこれまでに思いをはせながら、癒愛みうちの最後の歌唱であることを噛み締める。
最後のMCでは、恋遙ひよりが「6人プラスコレコレさんの7人でのコレ恋を観れたあなたたちは、最高の幸せ者です!」とコメント。
コレコレは「今日までお疲れ」と一言、癒愛みうちに言葉を贈った。 癒愛みうちは最後まで残ってファンに手を振り、深いお辞儀をしてステージを後にした。
2時間半にわたってコレ恋の軌跡をステージで鮮やかに表現したこのライブの模様は、4月30日 (金) までツイキャスでアーカイブ配信されている。