クリエイターユニット・HoneyWorksがサウンドプロデュースを務めるアイドルグループ・高嶺のなでしこが、5月6日(水・祝)に東京国際フォーラム ホールAにて「高嶺のなでしこ Live Tour – Bouquet of 9Flowers – FINAL」を開催した。
2026年2月よりソウル・台北を含む8都市を巡った本ライブツアー。メンバー9人それぞれの個性と魅力が表現された公演の模様を、オフィシャルレポートとしてお届けする。
テキスト:杉浦美恵
撮影:林晋介
高嶺のなでしこ 「Bouquet of 9 Flowers」ツアーファイナル

会場の照明が落とされ、「Overture」が流れるなか、メンバーがそれぞれをイメージした花を抱えてステージに登場すると大歓声が沸き立つ。そしてその花がブーケとなっていく様を表現するかのように、ライブは「花は誓いを忘れない」でスタート。爽やかで伸びやかな9人の歌声が、ライブの始まりを告げる決意のように会場中に鳴り響き、色とりどりのペンライトが会場中で揺れる。
続けざまに、高嶺のなでしことファンのあたたかなつながりを感じさせる「アイドル衣装」、デートを楽しむ女の子のドタバタストーリーが表現された「メランコリックハニー」、そして人生をポジティブに祝福するような「ライフクエスト」、さらには恋のときめきをストレートに綴る「初恋のこたえ。」と、たかねこが表現する、様々な歌の魅力が会場中に熱気を生んでいった。

松本ももなが「ここまで一緒に走ってきた大切なメンバーと、大好きなファンの方たちのおかげで今この景色が見られています」と感謝の気持ちを告げる。東山恵里沙が「高嶺のなでしこが、HoneyWorksさんに初めていただいた曲です」と言って、「女の子は強い」を披露。女の子が恋をしたときの強さを表現する、とてもたかねこらしいパワーを秘めた歌だ。ソロでつないでいく歌声に、それぞれの思いがこもるようで、思わず引き込まれる。横並びのダンスで魅せるエアギターもキュート。
そして今回のツアーは、「Bouquet of 9 Flowers」というツアータイトルが示すとおり、本編中盤でメンバーそれぞれの魅力にしっかりフォーカスするセトリで構成されていた。9人それぞれが一人一人違った色で、違った個性を持つ花であり、その様々な花が集まって「高嶺のなでしこ」という唯一無二のブーケができあがる。その本質が明確に浮き彫りになる中盤だった。

まず東山恵里沙にスポットが当たる。「みなさん、たかねこちゃんのこと好きですか? 私たちもみんなのこと大好きだよ。初めて出会ったときのことを忘れずに大切に歌います」と、「僕は君になれない」を歌い始める。東山の凜とした声が牽引するように、メンバーそれぞれのソロもエモーショナルに響いていく。ブレイクでは東山が思いを込めて「あなたの背中を押せるように」と静かに伝え、その歌声の切実な強さこそが東山の強みだと思い知る。
続いて星谷美来がセンターに。「みんな私たちに会いたかったよね」という問いに大歓声が起こる。そして始まったのが「病名恋ワズライ」。キュートな歌声は間違いなく彼女の個性。
間奏では星谷がメンバーひとりひとりの横に移動しながら、ともにポーズを決めてまわるコミュニケーション。そのパフォーマンスの天性のキュートさに心を掴まれる。
さらに、メンバーが一旦舞台を去るなかで、ひとりステージに葉月紗蘭の姿が。葉月はステージセンターで、スタンドマイクを前に朗読を始めた。変わらない毎日を過ごしていた自分。誰かに合わせるだけの日常。閉ざしていた感情。けれど「言葉にできない気持ちが、静かだった私の世界を変えようとしている」と、秘めたる想いを口にしていった。その後、再び9人が揃い「乙女どもよ。」を歌う。葉月の表情に、高嶺のなでしこの一員であることの誇りが滲む。その秘めた情熱に触れた思いがした。

曲終わりに「さあ次のページへ」と葉月が告げ、手にしていた本を閉じると、次にセンターに立ったのは日向端ひな。日向端はそこで一人芝居を演じてみせた。カメラがその表情を追い、観客はあたかも彼女と会話しているような気分になる。そのコミカルな演技。コメディエンヌ的な表現力が彼女の魅力。そこからの「男の子の目的は何?」は、青春時代のドギマギをとてもフレッシュに表現した。
続いては松本ももなのターン。白いチェアを使ってのソロダンス。しなやかな動きが観客の視線をぐっと引き寄せる。そのダンスの優美さに彼女の魅力の一端を見る。そして全員がステージに戻って「初恋のひと。」が始まると、歌つなぎに合わせて会場からのメンバーコールも最高潮。その声に煽られるように、さらに胸キュンなパフォーマンスで魅せるたかねこ。そして楽曲は「推しの魔法」へ。この曲でのメインは城月菜央。「これからみんなの元に行っちゃうよ!」と、ステージを下り客席フロアを縦横無尽に駆け回るサプライズ。会場中を巻き込んでオーディエンスとのコール&レスポンスは圧巻。この人懐こさと陽のエネルギーは城月ならではだ。
続いて涼海すうがセンターに立っての「ヒロインは平均以下。」。女の子のラブコメみ溢れるどこか自虐的な歌が、涼海の飾らないキャラクターと相まって、とても微笑ましく響く。アップテンポで駆け抜けるこの曲で披露するソロダンスもとにかく爽快。涼海はたかねこの躍動感にブーストをかける存在だ。

そして、ヘヴィなサウンドが響いて、籾山ひめりがキレのよいダンスを披露する。その力強い動きにどよめくような声があがる。ごく自然にほかの8人もジョインしてのダンスパフォーマンスはとにかくかっこよかった。楽曲は「決戦スピリット」。客席の特大のコールにも籾山は「まだ足りないよ、ついてこい!」とさらに煽動。たかねこの持つ絶対的な「強さ」を表現した。籾山のボーカルに牽引されてメンバー全員の声がさらに力強くなっていくのがわかる。これぞ強烈なキャプテンシー。
その「強さ」のバトンを受け取るのはやはり橋本桃呼だ。彼女自身によるナレーションが、「アイドルって何を見せる仕事? 悔し涙は偶像には必要ない?」と自問を投げかける。「この世界は嘘でできている。それでも私はここにいる」と告げる、そのモノローグをコンテンポラリーダンスで表現するメンバーたち。そのダンスが内省的な世界へ引き込み、「この世界は嘘でできている」の披露。橋本の表情に、歌声に、演技とは思えぬ切実さが滲む。これが橋本の本気のエモーション。そしてこの歌を表現できるのが高嶺のなでしこなのだ。
こうして9人9様の魅力を見事に表現してみせた、このツアーならではの演出が見事だった。

そしてライブ後半、「撮影可能タイム」として2曲。「国内初披露の楽曲」と紹介して、「私は、わたしの事が好き。」を弾けるような歌声で届けたあとは、「(メンバー全員が)みなさんの近くに行っちゃいます!」と、客席に9人が散らばりながらの「可愛くてごめん」。ファンとゼロ距離で歌を届ける究極のサプライズ。たかねこのライブは、どれほど大きな会場になってもこの親密な距離感が魅力だ。そしてまたステージに戻ると、終盤のラストスパート。「世界は恋に落ちている」、「誇り高きアイドル」でのパフォーマンスには、このツアーを経て、メンバー9人それぞれに新たな自信が芽生えたことを感じさせた。ステージングに迷いがない。そして「恋を知った世界」では、強さだけではない、繊細な感情を歌に込める表現力にも進化を感じた。
ラストは「9人のメンバーと、皆様で作ってきたこの花束、最後に聴いてください」と東山が告げて「I’M YOUR IDOL」を。力強く響く楽曲が、とびきりポジティブに現在と未来とを照らすように届けられた。このライブは高嶺のなでしこの、しなやかで誇り高いアイドルとしての決意表明だったのだと思う。

アンコールの「たかねこコール」が響くなか、スクリーンに「エースコックはるさめ×高嶺のなでしこキャンペーン」の映像が流れ、そのままタイアップ曲「生きてりゃいい」を初披露。とてもあたたかく、そして頼もしく背中を包むようなチアアップソングであった。
この楽曲は、5月13日(水)から配信リリースされることも告知され、さらに会場は沸く。嬉しい告知はまだ続く。7月12日(日)に全19組が出演する「たかねこフェスvol.6 〜サマーセッション〜」がEX THEATER ROPPONGIで、そして8月6日(木)には「高嶺のなでしこ 4周年 Special Live」がKT Zepp Yokohamaで開催。また、翌8月7日(金)には「4th ファンミーティング」がヒューリックホール東京で行われることも発表された。

その祝祭ムード溢れるエンディングのなか、さらなるアンコール曲として「ファンサ」、そして最後はやはり高嶺のなでしこといえばこの曲「美しく生きろ」。ステージと客席とで、どこまでも高まっていく歌声と歓声が響き合った。「アイドルよ!」と問いかける歌声に、9人の確信が滲んでいた。1本のライブのなかで、高嶺のなでしこというグループの、進化の軌跡をまざまざと見せつけられたような心地がする。1人1人の輝き、そして9人でひとつになることの誇り。まさに気高く可憐に揺れる、美しいブーケを受け取ったような、そんなライブだった。

セットリス
- 花は誓いを忘れない
- アイドル衣装
- メランコリックハニー
- ライフクエスト
- 初恋のこたえ。
- 女の子は強い
- 僕は君になれない
- 病名恋ワズライ
- 乙女どもよ。
- 男の子の目的は何?
- 初恋のひと。
- 推しの魔法
- ヒロインは平均以下。
- 決戦スピリット
- この世界は嘘でできている
- 私は、わたしの事が好き。
- 可愛くてごめん
- 世界は恋に落ちている
- 誇り高きアイドル
- 恋を知った世界
- I’M YOUR IDOL
- 生きてりゃいい(新曲)
- ファンサ
- 美しく生きろ
ーーアンコールーー
「生きてりゃいい」楽曲情報
「生きてりゃいい」という言葉には、罪悪感なく自分を肯定できる感覚が込められており、“頑張りすぎなくていい、そして、自分を許していい。”そんなメッセージをまっすぐに届ける楽曲になっています。
嫌なことがあった昨日や、少し気持ちが沈んでしまう朝でも、ふっと心を温めてくれる存在があるだけで、人は少し前を向ける。
そんな日常の中の小さな回復や、そっと寄り添ってくれる感覚をイメージしながら制作され、この楽曲が辛い時でもそっと隣にあって、少しだけ気持ちを軽くし、前を向くための小さな後押しになってほしいという想いが込められています。
「生きてりゃいい」Pre-add/Pre-saveキャンペーン情報
下記のURLからApple MusicまたはSpotifyでPre-add/Pre-saveの登録をしていただいた方全員に、オリジナル待ち受け画像をプレゼントいたします。
【「生きてりゃいい」Pre-add/Pre-saveリンク】
https://www.toneden.io/v-dd/post/ikiteryaii
キャンペーン期間 : 2026年5月6日(水・祝)〜2026年5月12日(火)
<Pre-add/Pre-saveとは>
配信前のアルバムやシングルを事前に予約できる機能。
前もってPre-add/Pre-saveをしておくと、配信開始後にご自身のライブラリやプレイリストに自動で追加される。
エースコックはるさめ×高嶺のなでしこキャンペーン
対象商品を買ったレシートで応募できる「エースコックはるさめ×高嶺のなでしこキャンペーン」が実施される。
本キャンペーンでしか手に入らないオリジナルデザインのグッズが抽選で合計700名様に当たる。

【キャンペーン概要】
キャンペーン期間:2026年5月11日(月)~2026年7月31日(金)
※レシート対象期間:2026年5月11日(月)~2026年7月31日(金)
【キャンペーンサイト】
https://www.acecook.co.jp/campaign/hr2026-takaneko/
<賞品および当選者数>
【A賞】”推し曲聴くのにちょうどいい” オリジナル ワイヤレスヘッドホン 100名様
【B賞】”推し活にちょうどいい” オリジナル アクリルスタンド 10種×10名様 合計100名様
【C賞】”お買い物にちょうどいい” QUOカードPay 500円分 500名様
【Wチャンス】オリジナル2ショット生写真 9種×100名様 合計900名様
【必ずもらえる!】”待ち受けにちょうどいい” オリジナル スマホ壁紙(全9種)
※応募方法や対象商品など詳細情報はキャンペーンサイトにて確認できる
「スープはるさめ マーラーニャン」情報
高嶺のなでしこと「スープはるさめ」が初コラボレーション。メンバーが好きな麻辣湯の味わいを商品化。
グループの愛称「たかねこ」にちなみマーラーニャンと名付けられた本商品は、スパイスが香るピリ辛麻辣湯味スープに5種の彩り豊かな具材を加えた、何度でも食べたくなる味わいだ。


商品概要
商品名:スープはるさめ マーラーニャン
発売日:2026年5月11日(月)
発売地区:全国
希望小売価格:210円(税抜)
高嶺のなでしこ イベント情報
「たかねこフェス vol.6 〜サマーセッション〜」
7月12日(日) EX THEATER ROPPONGI
詳細情報:
https://takanenonadeshiko.jp/takanekofes-vol6/
「高嶺のなでしこ 4周年Special LIVE」
8月6日(木) KT Zepp Yokohama
※詳細は後日発表される
「高嶺のなでしこ 4thファンミーティング」
8月7日(金) ヒューリックホール東京
※詳細は後日発表される
高嶺のなでしこ プロフィール
2022年8月に結成。サウンドプロデュースは、ニコニコ動画やYouTubeなどの動画投稿サイトを中心に活動する、関連動画総再生回数25億回を超えるクリエイターユニット・HoneyWorksが担当。
高嶺の花のように多くの人から憧れられ手に入れることのできない、そして大和撫子のように日本女性の清楚な美しさとかわいらしさをもった、誇り高きアイドルグループを目指す。

2022年11月には、HoneyWorks「可愛くてごめん」の公式カバーMVをYouTubeに公開し、2,700万回再生を突破。
数多くのオリジナル曲もリリースし、TikTokの総再生回数は2億回を超える。
2024年2月21日ビクターエンタテインメントより「美しく生きろ/恋を知った世界」にてメジャーデビュー。
2025年6月に広州と上海、8月にソウルで初のワンマンライブを行い、全公演のチケットが完売。のべ約3,200人を動員し成功をおさめる。
同年9月には幕張メッセ 幕張イベントホールでのグループ史上最大規模のワンマンライブを開催。
また、12月には待望の1stアルバム『見上げるたびに、恋をする。』を発売し、オリコン デイリーアルバムランキングにおいて初登場1位を記録(2025年12月16日付)。
2026年2月からはソウルと台北での公演を含むライブツアーを開催し、5月に東京国際フォーラム ホールAでツアーファイナルを迎えた。ツインプラネット所属。
※2026年5月現在
・オフィシャルホームページ
https://takanenonadeshiko.jp/
・オフィシャルショップ
https://takanenonadeshiko-ec.com/
・オフィシャルX
https://x.com/takanenofficial
・オフィシャルYouTube
https://www.youtube.com/@official_takaneko
・オフィシャルTikTok
https://www.tiktok.com/@takanenofficial
・オフィシャルInstagram
https://instagram.com/takanenofficial
・オフィシャルDiscord
https://discord.com/invite/JE54h9trxm
ビクターエンタテインメント
https://www.jvcmusic.co.jp/takanenonadeshiko/
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