クリエイティブ集団・エムプラスプラスの藤本実が監督を務めた、AKB48 59thシングル「元カレです」のミュージックビデオが公開された。
AKB48 59thシングル「元カレです」MV
AKB48の59thシングル「元カレです」のミュージックビデオが、4月20日に公開された。
AKB48「元カレです」MVより(C)AKB48/キングレコード
本MVは、前作の「根も葉もRumor」のまさにど根性とも言える“どえらいダンス”を超えるべく、ダンスアーティスト・GANMIにより制作されたダンスを完璧に踊るAKB48と、エムプラスプラスのLEDプロダクトが融合したパフォーマンスになっている。
Lighting Choreographer(光の振付師)としても活動する、クリエイティブ集団・エムプラスプラスの藤本実が監督を務め、エムプラスプラスがワイヤレスLEDプロダクトのシステムを活用した演出を担当している。
AKB48「元カレです」MVより(C)AKB48/キングレコード
AKB48「元カレです」MVより(C)AKB48/キングレコード
MVでは、有機的に波打つLEDの光が特徴的な「WAVING LED RIBBON」や、バッテリー型のワイヤレスムービングライトを20基、LEDポールを40本など、エムプラスプラスのプロダクトをフルに活用。
それぞれのプロダクトが単なる舞台セットとして背景的に存在しているのではなく、“演者の後ろにあるもの”という概念を壊し、アーティストと空間が一体化するような演出が行われている。
AKB48「元カレです」MVより(C)AKB48/キングレコード
AKB48「元カレです」MVより(C)AKB48/キングレコード
「WAVING LED RIBBON」を持ったパフォーマーがAKB48メンバーの顔の横まで来たり、ムービングライトが無線化されダンスフロア内にも配置が可能になり、メンバーと一体化した光線が一緒に踊るようなパフォーマンスを実現。
LEDポールもどんどん形を変えながら、メンバーの右腕と左腕の手振りを模して一緒にダンスするなど、アーティストを主軸におきながらも空間をずっと拡張し続けるMVとなっている。
AKB48「元カレです」MVより(C)AKB48/キングレコード
【元カレです / AKB48 59th Single】
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WAVING LED RIBBONとは
WAVING LED RIBBON
WAVING LED RIBBONは、エムプラスプラスが開発した、有機的に波打つLEDの光で空中に軌跡を描くことができる次世代のエンターテインメントアイテム。LEDを空中へ投げる動作や、破損せずに回転させるパフォーマンスは耐久面・操作面から困難とされていたが、複数デバイスの無線同期が可能な独自ハードウェア・ソフトウェアに加え、接続部分が無限回転する独自機構の開発により、一見CG加工のような幻想的なパフォーマンスが可能となっている。
監督・藤本実 プロフィール
1983年生まれ、兵庫県出身。
自身もダンサーとしてパフォーマンスを行う中で、学生時代に出会ったウェアラブルコンピューティングの研究をきっかけに身体性とLEDの新しい表現を追求し続けている。
2010年にArs Electronicaで発表した“Lighting Choreographer”が大きな反響を得て、海外からのオファーが続く。
2013年にTechnology&Creatorの集合体であるエムプラスプラス株式会社を設立。自身の経験から演者視点に立ち、演出ありきのシステム開発を行うことでこれまでの概念にとらわれないパフォーマンスの新しいジャンルを生み出し続けている。
「光の振付家」として参加した東京2020パラリンピック開会式でのLED演出は記憶に新しい。
公式HP:http://www.minorufujimoto.com/
MPLUSPLUS株式会社
クリエイティブ領域に特化し新たな表現や開発を行うクリエイティブ集団。
東京2020パラリンピック開会式、モーターショーTOYOTAブースやポケモン「ピカチュウ大量発生チュウ!2019」のグランモール公園の総合演出など世界的な企業やイベントからの案件を多数担当。カンヌライオンズやULTRA MIAMIなど海外にも進出する。
技術を活用した身体性の拡張、独自の無線同期の安定性、音・映像・光を駆使した演出ノウハウを武器に、プロダクト開発やステージ演出にとどまらず、コンセプト設計からインスタレーションのようなインタラクティブな空間演出まで、新たな表現を探求する。