話題のリアル&配信イベント、歌集刊行記念で内容はスペシャル版となる!
10月11日19時から、池袋・ミクサライブ東京(シアター・ミクサ)で開催。会場チケット・配信チケット好評発売中だ。
●出演者アイドル(五十音順)
大場花菜(=LOVE)・寺嶋由芙・真山りか(私立恵比寿中学)
●選者
俵万智(歌人)・笹公人(歌人)・吉田尚記(ニッポン放送アナウンサー)・國兼秀二(「短歌研究」編集長)
アイドル歌会@公式歌集刊行記念スペシャル
アイドル歌会とはーー人気アイドルが短歌に挑戦!
5・7・5・7・7の31文字に想いを乗せて、短歌を披露する、まったく新しいアイドル文芸イベントである。
その歌会が『アイドル歌会公式歌集1』として9月12日に発売された。
150首のアイドル短歌と、ファンとアイドルが一緒に短歌を作る「付け句大会」傑作選も400首近く収録。 これまでになかった楽しく新しい「アイドル短歌集」です。 カバーイラストは、歌集にも参加アイドルの鹿目凛(ぺろりん先生)描き下ろし。
その刊行を記念して、「アイドル歌会@公式歌集刊行記念スペシャル」を開催される。

出演は、大場花菜(=LOVE)、寺嶋由芙、真山りか(私立恵比寿中学)。
新作短歌の披露と付け句に加え、短歌の楽しさ、公式歌集に参加して感じたことなど、たっぷり語ってもうらう。
今回の歌会のお題は、「本」「SNS」「自由題」。 そして気になる付句のお題は、当日発表します!
本拠地ミクサライブ東京(シアターミクサ)で開催。 来場チケットは、歌集発売記念の特別価格3300円(税込)。 配信チケットは2750円(税込)。 会場では『アイドル歌会公式歌集1』(税込1650円)も販売。
アイドル歌会とは?
・短歌は1300年前からの交歓ツール。 貴族たちは、求愛、愛し合う喜び、会えない哀しみを、五・七・五・七・七の三十一字で交わしました。
・俵万智さんの『サラダ記念日』が280万部のベストセラーになり、空前の短歌ブームに日本が沸いたのは30余年前。 そしていま、SNSの広がりで、短い言葉で気持ちをかわす「短歌」のブームが始まろうとしています。
・愛を届けるといえばアイドル、愛を交歓し合うのはアイドルとファンたち、推しアイドルを応援するファンたち。 アイドルと短歌との出会いーー。 一晩かかってしゃべったことより、三十一文字のほうが気持ちが伝わることがあるんです。
イベントの内容
第一部 アイドル歌会
・由緒正しき「歌会」の作法に則り、アイドルが自作の短歌を持ち寄ります。 まずは、作者の名前を伏せて、アイドルも、ファンも、出された短歌のどんなところが好きか、胸にキュッと刺さるか。 解釈・鑑賞をして、よいと思った短歌に投票します。
・みんなに「推された短歌」はどれかな? きっと、みんな大好きで、順位なんか付けられないでしょう!
第二部 思いよ届け! 念力付け句大会(歌集刊行記念スペシャル!)
・古くて新しい短歌の遊び、「付け句」大会。
・アイドルが半分作った短歌を、ファンたちみんなで完成させよう、というファン参加のイベントです。
・アイドルが作った上の句(五・七・五)に、ファンたちが下の句(七・七)をつける。 または、アイドルが作った下の句(七・七)に、ファンたちが上の句(五・七・五)をつける。 ファンの気持ちで、素敵な短歌を作ろう。
今回は、歌集刊行記念トークがたっぷり。 歌集収録の自作の歌の解説、ほかのアイドルの歌の好きな歌と感想など、たっぷりお楽しみの内容になっています。
刊行記念スペシャル・出演アイドル(五十音順)
今回の出演者は、 歌集にも参加している強力メンバー。
新作の短歌の披露・鑑賞に加え、これまでのイベント・歌集の好きな歌などを振り返る、スペシャルトークもたっぷり。
・大場花菜(=LOVE)
歌集収録の代表歌「「ただいまと私の街で歌う日のポニーテールは気合のしるし」
今回の歌会用の新作は、ただいま作歌中です!
大場花菜(=LOVE)
・寺嶋由芙
歌集収録の代表歌「平日のオフにカフェラテ飲みながら普段の君に思いを馳せる」
今回の歌会用の新作は、ただいま作歌中です!ただいま作歌中です!
寺嶋由芙
・真山りか(私立恵比寿中学)
歌集収録の代表歌「お父さん? 恋人? 友達? 誰目線? 遠くて近い特別たちよ」
今回の歌会用の新作は、ただいま作歌中です!
真山りか(私立恵比寿中学)
口上(『アイドル歌会公式歌集1』より)
短歌は千三百年前からつづく、愛の交換ツール。
愛し合う喜びを、会えない哀しみを、道ならぬ恋の苦しみを、五・七・五・七・七の三十一文字に乗せる。 一晩かかってしゃべっていたことより、三十一文字のほうが気持ちが伝わることがある。
短歌を披露しあうのは、歌会。 歌を持ち寄り、自分たちの「推し」の歌を鑑賞し合う。
短歌に一番はない。 上手い、下手はない。 あるのは、どの歌が好きか、どの言葉が胸に響くか。
「あなたは、どの短歌を推しますか」
愛を届けるといえばアイドル、そして、推しアイドルを応援するファンたち。 アイドルと短歌との出会いーー新しい可能性が広がる。
短歌と出会ったアイドルは、三十一文字でどんな思いを紡ぐのか。
みなさん、お待たせしました、「アイドル歌会 公式歌集1」をお届けされる。
編者プロフィール
・俵 万智(たわら・まち)
1962年大阪生まれ。 280万部という現代短歌では最大のベストセラーとなった歌集『サラダ記念日』の著者。 同歌集で現代歌人協会賞を受賞。 日常で使われる「口語」を用いて、短歌の幅を大きく広げた。 ほかの歌集に『かぜのてのひら』、『チョコレート革命』、『プーさんの鼻』(若山牧水賞受賞)、『オレがマリオ』などがある。 読売歌壇選者のほか、宮崎で毎年開催される高校生の「牧水・短歌甲子園」審査員もつとめる。 2020年に歌舞伎町ホストたちの歌集としてヒット作となった『ホスト万葉集』『ホスト万葉集・巻の二』では企画のはじめから編者として関わった。 最新歌集『未来のサイズ』を20年10月に上梓。 同作で、詩歌文学館賞と迢空賞をダブル受賞。 2022年、短歌の裾野を広げた功績から朝日賞を受賞。 (今回はオンライン出演)
・笹 公人(ささ・きみひと)
1975年東京生まれ。 第一歌集『念力家族』がNHKドラマの原作となったほか、短歌のエンターテインメント性を追求する第一人者。 続く歌集・作品集に、『念力図鑑』『抒情の奇妙な冒険』『念力ろまん』作品集『念力レストラン』などがある。 大林宣彦監督『その日のまえに』にも出演。 「未来短歌会」選者。 「牧水・短歌甲子園」審査員。 日本文藝家協会会員。 近作『パラレル百景』(北村みなみとコラボ)。 最新歌集『終楽章』(短歌研究社)。
・吉田 尚記(よしだ・ひさのり)
1975年東京生まれ。 ニッポン放送アナウンサー。 第49回ギャラクシー賞DJパーソナリティ賞受賞。 ラジオ以外にもテレビ番組やイベント司会、書籍の出版など幅広く活躍。 バーチャルMC「一翔剣」の「上司」。 人呼んで「日本一忙しいアナウンサー」。 またマンガ、アニメ、アイドル、デジタル関係に精通し、「マンガ大賞」発起人をつとめ、著書『なぜこの人と話をすると楽になるのか』が13万部を超えるベストセラーになるなど、アナウンサーの枠にとらわれず活動を続けている。 最新著作は、『むかしむかしあるところにウェルビーイングがありました』(石川善樹と共著)。
・國兼 秀二(くにかね・しゅうじ)
1962年生まれ。 短歌研究・編集長。 91年に講談社に入社。 週刊現代編集部、文芸図書第二出版部長、講談社文庫出版部長を経て、17年に短歌研究社社長となり、「短歌研究」編集長を務める。
・主催=短歌研究社 (たんかけんきゅうしゃ)
昭和7年創刊の短歌総合誌「短歌研究」発行元。 1988年より講談社の100パーセント子会社となる。 「短歌研究」は、今年創刊90年の、日本で最も歴史の長い老舗短歌雑誌。 短歌を切り口とした新しい短歌書籍、短歌イベントに進出。 2020年、歌舞伎町ホストの短歌集として話題となった、『ホスト万葉集』がヒット(講談社文庫から発売中)。 短歌のエンタテインメント性の拡大を指向し、月刊誌「短歌研究」創刊90周年記念企画として「アイドル歌会」を主催。