Appare! 工藤のか卒業公演、熱いアンコールで予定外の延長ライブに!

工藤のかが2018年末、「天晴れ!原宿」に加入してから、早いもので6年以上が経過。その間に「コロナ禍」「Appare!への改名」を経て、まさに波瀾万丈の日々を過ごしてきたのだが、一方で「アイドルオブザイヤー2021優勝」「TIFアイドル総選挙優勝」「日比谷野音ワンマン」「メジャーデビュー」そしてついには念願の「日本武道館ワンマン」を今年1月に成功させるなど、ものすごいスピードでグループは進化を遂げてきた。

テキスト:川西わたる
撮影:ケン木村

工藤のか卒業公演

これまでアイドルと両立してきた学業のほうで、専門学校卒業という区切りを迎え、「歯科衛生士を目指す」という新たな一歩を踏み出すにあたり、Appare!を、そしてアイドルを卒業することを発表したのが今年の2月11日。
そこから2カ月があっという間に過ぎ、ついに訪れてしまった卒業公演の日。会場となったヒューリックホール東京には、オープン前から、工藤のかの担当カラー「紫色」のグッズを身に纏ったファンが集結。

満員に埋まったホールで、定刻通りに始まったラストライブは、工藤のアカペラソロ歌い出しで始まる『Our Music』で幕を開けた。他のメンバー6人も遅れて現れると、なんと全員が工藤のかの過去衣装を纏っている!『ギミギミダーリン』や『Appare! TOYBOX』など、ちょっぴり懐かしいコスチュームに、ファンそれぞれが想いをめぐらす。
また、今回の公演の照明は工藤のかのカラーである紫を基本として構成されており、全てが工藤のかに染まっていた。

続く『OSHIOSHIO』も、「今日はいっぱい、Appare!と私のこと、推して〜」と、工藤のかのキュンセリフでスタート。Appare!最大のバズりを呼んだ『ぱぴぷぺPOP』のショートバージョンでは、TikTokで広まったお馴染みの振り付けで会場が一体に。最新アルバムから『好きだ、まじで!』、クラップが楽しい『ダフネ』は春っぽい歌詞の内容が、この季節・そして新しい旅立ちとなる工藤のかを送り出すにもぴったりな選曲だ。

ここでMCタイムとなり、センターに工藤のかを据えた、いつもと違うフォーメーションで自己紹介。工藤のかだけはロングバージョンの自己紹介をするが、本人もそのフレーズを「なんだっけ?」というほど、ひさびさに披露。今日のために作ってもらった衣装は、「着てみたかったんです」というロングドレスで、淡いトーンの紫をベースにレースやフリルをふんだんに用いた。裾はレイヤードのスカートをあしらったプリンセス感あふれるもの。長身モデル体型の彼女が着ると、ひときわ目をひく。

ステージも紫色を中心にデコレーションされているが、アーチの部分に用いた7色のメンバーカラーによるフラワーアレンジは、工藤のか本人のリクエストだったそうだ。記念撮影タイムを挟んで次のブロックへ……。

「この7人のスタート地点です」という『約束の続き』、対照的に、武道館公演用に作られた7人の新たな出発点がテーマの『大快晴ボンボヤージュ』を披露。両方の歌詞を噛み締めるように、7人が熱唱する姿に心を打たれた。

一転して、ここからはAppare!ライブの真骨頂となる、加速パートに突入!
夏曲『あっぱれサマーっ!!』では恒例となったソロパートで“のかちゃんコール”の合唱が起こる。さらにライブアンセム『カラフルミラクルディスカバリー』『キミだけのワンダーランド』と代表曲を連発。この7人でパフォーマンスするのが最後となるだけに、見納めとばかりに全員がフルスロットルで盛り立てる!

会場の熱量がグンと上がったところで、2度目のMCではあらためて工藤のかから挨拶。
「アイドルをこんなに長く続けられると思っていなかったけど、私にとって本当に大切な時間でした。ずっと自分に自信がなくて、自己肯定感がなかったんです。でも、ここにいるみんながすべてを受け入れてくれて……。好きだよって言ってくれて。みんなに救われてきました。私がいないAppare!も応援し続けてほしいです」
しんみりムードではなく、彼女らしい、ちょっとゆるめなマイペースなトークで会場もなごみムードに包まれる。

この卒業公演衣装、実は「早替え」対応になっていて、スカート部分のレイヤーを外すとミニスカート姿にチェンジ。当人は照れていたが、スラッとした長い足はがあらわになると、ほかのメンバーからも絶賛の声が上がる。

「ここから気合い入れていくよ〜」と自ら“煽り”を受け持った。「(藍井)すずの煽りで、すごく好きなのがあって。ここでやってみてもいい?」と次の曲を呼び込む。「お前らの、その手と足! なんのために付いてんだよ〜! 踊るために付いてんだよ!」と叫ぶと、工藤のか加入後初めてのシングルとなった思い出深い『アッパライナ』。

さあ、いよいよ怒涛の湧き曲ラッシュとなる最後のブロックだ。『アイネクライネ幼き恋だね』は冒頭の笛吹きポーズを工藤のかが担当する人気曲。さらにハイテンポアップチューンで押す『虹をかけろ!』でもファンの恒例コール「みんなで一緒にのかちゃんコール!」がものすごい声量で響き渡ると、工藤のかもこれを味わっていたのが印象的。

まだまだ手を緩めないラストスパートは『Summer Spit!』『絶対猛進デイドリーマー』でクライマックスに到達。工藤のか最後のパフォーマンスを全員がしっかりと目に焼き付けていた。そして本編オーラスを飾るのが、これからのAppare!のライブマスターピースとなっていきそうな良曲『新世紀ヒットパレード』だ。エンディングではメンバーもファンも一列に肩を組んで左右に揺れ動く。

「まだ終わりたくないんですけど、この景色を胸に、ずっと生きていきます! 世界で一番幸せで、楽しかったです」と述べるなか、いったん他の6人がステージを後にすると、1人ずつ再登壇してお別れの挨拶。

「大好きだよ。頑張ってね。Appare!も頑張るからね」(橋本あみ)

「のかと過ごせた6年半、本当に楽しくて幸せでした。私の同期がのかでよかったです」(藍井すず)

「この日が来たって実感がないです。のかは、真っすぐみんなに気持ちを伝えることができて、羨ましいなって思います。憧れるところも多いです。これからは私たちがみんなを幸せにするから、のかも幸せになってね」(七瀬れあ)

「のかのやさしくて温かいところがずっと大好きでした」(藤宮めい)

「アイドルとしても人間的にも素敵な人だと思ってました。自分の心の支えでした。私が落ち込んでいる時にすぐ気づいてくれて」(長堀ゆめ)

「ずっと学業との両立頑張ってるのを見てきたから、ずっと味方だし応援してる。優しすぎる人だから無理しないでね。行ってらっしゃい!」(朝比奈れい)

「私に出会ってくれたのは、みなさんそれぞれ違う日だったり、違う場所だと思います。でも私はみんなのことを大切に思っています。この6年間、みんなのおかげでとっても幸せでした。ありがとうございました!」(工藤のか)

熱いアンコールに予定外の

ステージを降りたが、名残り惜しいファン一同から鳴り止まないアンコールの声。想定していなかったので急遽決まったという、本当にお別れの1曲は『本日は晴天なり』。

「6年間、Appare!の紫色担当でいられて本当に良かったです。これからもAppare!の曲を聴いていきます。みんなと過ごした日々を絶対に忘れません!」

6年前、工藤と藍井が加入後、明らかに団結力が強まり、ワンチームとして数々の奇跡を起こし、サクセスを重ねてきたAppare!。ひとつの節目を迎えることとなったが、工藤のかという存在を決して忘れることはないだろう。そして、もちろん今後のAppare!新体制からも目を離さないでいてほしい。

セットリスト

  1. Our Music
  2. OSHIOSHIO
  3. ぱぴぷぺPOP(short ver.)
  4. 好きだ、まじで!
  5. ダフネ
  6. 〜MC〜

  7. 約束の続き
  8. 大快晴ボンボヤージュ!
  9. あっぱれサマーっ!!
  10. カラフルミラクルディスカバリー
  11. キミだけのワンダーランド
  12. 〜MC〜

  13. アッパライナ
  14. アイネクライネ幼き恋だね
  15. 虹をかけろ!
  16. Summer Spit!
  17. 絶対猛進デイドリーマー
  18. 新世紀ヒットパレード
  19. 〜MC〜

  20. 本日は晴天なり

 

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