劇団4ドル50セントの新作公演『藤色の封筒』に纏わる謎解きサスペンスが開幕

秋元康プロデュースの演劇エンタメ集団「劇団4ドル50セント」が、2025年よりABEMAにて放送され話題を呼んだミステリードラマの続編となる、舞台『藤色の封筒〜「救済」に隠された真実〜』が開演した。
公演は、2026年3月4日〜8日。池袋にあるシアターグリーン BOX in BOXにて開催中だ。

開幕直前に行われた会見で、舞台初日の直前の心境や見どころなどを語ってくれた。

劇団4ドル50セント『藤色の封筒』

劇団4ドル50セントは、2017年の旗揚げ以来、メンバーそれぞれが舞台・ドラマ・映画とマルチに活動の幅を広げている。本作のベースとなるドラマ版『藤色の封筒』では、旗揚げメンバーの青木瞭と安倍乙が映像作品で初共演を果たしたことで話題となった。

劇団新作公演となる本作は、ドラマ内で謎に包まれていた都市伝説「藤色の封筒」の真相を追う、謎解きサスペンス。劇団員総勢9名が出演し、安倍乙はドラマ版から引き続き、物語の秘密を追う重要な役どころであるクールなジャーナリスト・西田響役を演じる。

さらに舞台版より新キャストとして、劇団の注目株である宮地樹の出演が決定。宮地は2025年にハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』中国ツアーにて菅原孝支役を演じ、2.5次元舞台での活躍が期待される。本作では「藤色の封筒」が届いた事で事件に巻き込まれていく主要キャストに抜擢された。

そんな舞台版『藤色の封筒』の出演キャストが登壇した会見の模様を、ゲネプロの写真と共にお届けする。

 

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会見の模様

会見に参加したメンバーは、宮地樹、安倍乙、田中音江、前田悠雅、仲美海の5名。
舞台初日の直前の心境や見どころなどを語ってくれた。

記者:皆さんは舞台初日を直前に控えた心境を教えてください。

安倍乙:西田響役を演じさせていただきました、安倍乙です。
最近はドラマの現場に慣れてた分舞台に出るのが久しぶりでした。台本を読んでみて難しい名前が出てきたりだとか、覚えることが結構たくさん多かったので、難しいなって思いました。
やっぱり舞台に慣れてるメンバーがいっぱいいる中で、自分だけが浮いてる感じがして、「足を引っ張ってるんじゃないかな?」って思ったんですけど、みんなで協力して良い作品を作れて、無事に初日を迎えられたこと、すごい嬉しく思います。

宮地樹:朝霧真人役の宮地樹と申します。
初日を迎えて、すごい緊張しておりまして、力も入っています。その理由のひとつに、そもそもここの劇場自体にすごく思い出があります。劇団に入る前に僕が初めて舞台を行ったのもこの劇場で、劇団に入ってから初めて皆さんと一緒にさせていただいた舞台もこの劇場なのです。
そして、この作品でしっかりストーリーに関わってる役として立たせていただく今回で3度目。すごく因果があるのかなと思って余計緊張しております。これから精一杯頑張っていきます。よろしくお願いします。

田中音江:佐藤依紗代役、田中音江です。
私はドラマからの続投で出させていただいています。ドラマからいろんな人のいろんな思いを背負って、舞台に立つべきなんだとずっと思って稽古してきました。
なので、千秋楽までしっかりと丁寧にこの作品を皆さんに伝えていけたらなと思っております。まずは初日頑張りたいと思います。

仲美海:茂田くるを演じます、仲美海と申します。本日はありがとうございます。
この舞台がドラマから続いてきたものなので、その雰囲気を壊さず、そして作り上げてきたものを壊さず、でも舞台としてだけでも面白くなるように、この劇団員で切磋琢磨して作ってきました。
そして、劇団4ドル50セントの劇団員だけでの舞台っていうのが少し久しぶりで、たくさん話して作ってきたので、やっと上演できるなっていう気持ちが今の心境です。

前田悠雅:改めてまして劇団4ドル50セントです。辺堀美弥役役を演じます、前田悠雅と申します。よろしくお願いします。
ドラマのプロジェクトから始めていただき、渋谷のサイネージに告知画像載せていただいたりですとか、ドラマの初めての試みをさせていただくっていう点で、一期生としては劇団の初期を思い出すような、気持ちになりました。「新しいことが始まるんじゃないかな」という期待感みたいなものを、企画を聞いた時点でとても感じていました。
なので、今までのやり方とは違う、「またひとつギアを上げた状態で劇団員も取り組んでいかないと」と、とても気の引き締まる思いでこの稽古期間過ごさせていただきました。

 
記者:本作の見どころと注目ポイントを教えてください。

安倍乙:見どころは、ドラマの本編だと封筒を送ってきた人物が誰なのか、そして私の部屋を荒らした人物が誰なのかっていうのが舞台で明らかになる点です。
あと注目ポイントとしては、みんなが、みんなを疑い合ってる状態がずっと続くので、「誰が犯人なんだろう」っていうドキドキ・ワクワク感みたいなものを楽しみながら是非見ていただきたいなと思います。

宮地樹:僕の思う見どころは、個性的なキャストたちが演じる個性的な役です。本当にこのウィズダリアという会社で物語が起こるんですけども、出てくる登場人物全て個性的で。もう本当に僕は身近で演じて、そのキャストと役と接してきて、すごく楽しく引っ張って振り回されております。
そして注目してほしいポイントとしては、やっぱりネタバレはできないんですけども、ミステリーのトリックと言いますか、「2回目見て、あ、そうなんだ」ってなるようなトリックになってると思います。そこは是非、1回目も注目してみていただきたいですし、2回目も楽しんでいただきたいなと思っております。

 

記者:久しぶりに映像やってて舞台に戻ってきたってことですが、改めて劇団4ドル50セントの舞台に戻ってくるってきて、どのように感じていますか?

安倍乙:知ったメンバーがたくさんいるので、ホームに帰ってきたなじゃないけど、安心感みたいなのもありました。
やっぱり舞台をたくさん経験してる仲間がたくさんいて、動き方とか、セリフの入り方とか、初日から台本持ってなかったりとか、同じ劇団員としての学びを改めてすごい感じました。

 

記者:ドラマでは「都市伝説」っていうテーマだったと思いますが、劇団4ドル50セントの都市伝説はありますか?

前田悠雅:都市伝説……。
都市伝説かは分からないんですけど、たしか劇団の第1回本公演の稽古場が地下だったんです。その時に、メンバーが過呼吸と具合が悪いみたいなことが連鎖的にすごく起きてしまった期間がありました。「ここに何かあるだろ」って思うぐらい、みんな大変だでした(笑)
多分初めてのことが多くて、キャパオーバーになっていたっていう点もあると思うんですけど、もう過呼吸とかすごかったです。

仲美海:本当に連鎖でしたね。

前田悠雅:その稽古場に去年に行ったんですけど、全然何もなかったんです。だから多分、私たちに何かその時期あったんじゃないかなと。
ちなみに、色々あった時期に秋元康さんがいらっしゃってくれたことがあったのですが「みんな、大変そうだね〜」と元気に笑って帰られました(笑)

 

記者:今回の舞台で、自分の役の見どころポイント、もしくは演じるにあたって気合入れてる点を教えていただけますか?

安倍乙:私は、ドラマと違って二面性を出すところにすごい注意しました。
今回は潜入するので、怪しまれないようにするために、明るく振る舞うところに注意しました。

宮地樹:作品としても役としても、「信じる力」というものがキーワードになってると僕は思ってます。
僕の朝霧というキャラクターはすごく人に騙されやすかったり、お人好しですぐ人を信じてしまうんですけども、そんな彼の信じる力がどのように作品と他の役に影響していくのかというところを、自分でも考えながら演じております。

田中音江:藤依紗代はですね、やっぱりドラマで西田響と作り上げてきた、信頼感とか距離感とかを舞台上でも崩さずに、しっかりとそのままの状態で伝えていけるようにやってきました。

仲美海:株式会社ウィズダリアでは人事という職務についていて、みんなを少し後ろから引いて見守っているような役です。
今回、樹くんがおっしゃってたように「信じること」っていうのがテーマにあるんですけども、「嘘を信じないと言えないセリフ」っていうものが今回すごくありまして。ただそれを発言するにあたって、自分として嘘をついちゃっているのか、役がそれを嘘をついているのか? というのを見極めないと成立しないっていう場面があって、そこはとても難しかったなという印象です。

前田悠雅:私は、とある人を守らなくてはいけない、守りたいという役柄でした。 守りたいものを守るために必死に嘘をつく塩梅、嘘と自分の本心と動揺とをどこまでお客様に見せるか? そのせめぎ合いを自分の中で整理つけていくっていうことが一番難しかったっです。
なので、そこを見どころとして観ていただきたいと思って稽古していました。

 

記者:今回ドラマからの続編ということで、ドラマと舞台で観せ方であったりとか演じ方が変わってくるかと思いますが、そこで苦労した点であったりとか意識している点はありますか?
また、ちょうど公演期間がWBCとかぶっているということで、劇団4ドル50セントはWBCの盛り上がりにも負けないポイントを教えてください!

安倍乙:ドラマではシリアスな演技だったりとか、クールなキャラでした。けど、舞台の方ではウィズダリアっていう会社に調査のために入社してるので、いかに怪しまれないようにするか、明るく西田響というキャラを封じて演じるか。というのを注意しながら演じてました。
WBCの盛り上がりにも負けないようなポイントは・・・。えー、スタートは私たちの方が先なので、スタートは「勝ち取ってやったぞ」って感じですかね?(笑)

田中音江:「WBC、うちらを超えてみろよ」って言えと、隣の先輩(前田悠雅)から言われました(笑)
ドラマで難しかった点は、私は舞台が多かったので、映像の演技がすごく難しくてすごく頑張りました。例えば、舞台の時のように大きな演技にならないようにとか。
これがまた舞台に来ると、ちょっとまた違うなみたいな。小さく演技してたものをまた大きくするっていうのは、大きく演技してたものを小さくするっていうよりも難しくて、そこはすごく私の中では課題にはなっていたかなと思います。
WBCは…あ、私はさっき言ったので(笑)

 

記者:最後に安倍さんから改めて本作品を楽しみに待ってくださってる方々にメッセージで最後締めたいと思いますので、よろしくお願いします。

安倍乙:この作品は、ドラマを見ている方で続きで舞台を観に来てくださる方も、単独で舞台を観に来てくださる方も、両方とも楽しめる作品になってると思います。
ミステリーなので、何回見ても楽しめます、2回目を観たら「あ、この人が犯人だ」って分かりつつも見れるので、何回きても楽しめる作品になってると思います。
それと本当に久しぶりに劇団4ドル50セントの単独での舞台が行われるので、皆さんに是非見に来てほしいなと思います。

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