5月16日(土)に開催された「春のしんとみ芸術祭」に、俳優の髙石あかり、監督の山本英、そして新富町長の小嶋崇嗣が登壇した。
髙石あかり 「春のしんとみ芸術祭」に登壇
5月16日(土)に宮崎県宮崎市新富町で文化会館「ルビナスみらい劇場」のリニューアルオープンを記念して開催された「春のしんとみ芸術祭」に、NHK「ばけばけ」主演を務め「第50回エランドール賞」を受賞した俳優の髙石あかり、第28回釜山国際映画祭ニューカレンツ部門をはじめ国内外の多数の映画祭に出品された映画『熱のあとに』を手掛けた監督の山本英、そして新富町長の小嶋崇嗣が登壇した。

NHK朝ドラ「ばけばけ」での好演が記憶に新しい髙石あかりの凱旋に、会場には約800名の観客が集まり、髙石あかりと小島町長を温かい拍手で迎えた。
改めて朝ドラの撮影・放送を終えての心境を聞かれると髙石あかりは「毎日放送があったので、終わってからもう二ヶ月ぐらい経っていることがすごい不思議な感覚です。その日々がすごく懐かしいし、なんかちょっと寂しかったりもします。でも今、新たに別の作品に向かっている時間が、自分自身がリニューアルしてる感じがあって、すごく楽しい日々です。」とコメント。
そして、本イベントになぜ登壇したのかという話題になると、髙石あかりから「自分が主演させていただく短編映画の制作が決定しました。そしてその撮影地がなんと宮崎県新富町です!そして、昨日撮影が終わりました!」とサプライズで発表があり、特別ゲストとして本作の脚本・監督を務める山本英氏も登壇、会場は大きな拍手で包まれた。

本作の制作に至った経緯として髙石あかりは「所属するエイベックスが主催するACTORS STAND(読み:アクターズスタンド)というエイベックスの俳優陣が集う場として、俳優とクリエイター陣の橋渡しとなることを目的にしたプロジェクトになります。そのvol.2として、担当マネージャーさんたちが短編映画をプロデュースするという企画が始動しその第三弾の作品となります」と説明。
担当マネージャーと会話をしながら企画制作をしてきた山本監督は「どういう企画にするかから話してきましたが、今まで見たことのない髙石あかりさんを見れるといいなと互いに話しながらこの企画をスタートしました。実際に撮影を通して、僕も見たことのないような髙石さんが見られたのではないかと思っています。」と振り返った。

髙石あかりは撮影を振り返りながら「たまにモニターを覗かせていただくと、映っている画がとても美しいだけでなく、自分が好きな質感で。そういった作品を新富町で撮影できたのはとても嬉しかったです。」つづけて山本監督は「今回縁あって新富町で撮影をさせてもらったのですが、その場所に髙石さんが立たれたときに、どういう画になるか、場所と人を純粋に見つめながら撮る画を決めていったので、新富町の景色と写っている人の間で相乗効果が生まれたのではないかと思います。」と話す。
さらに髙石あかりは「約4日間、撮影時間もタイトな中プロフェッショナルなスタッフの皆さんと撮影に臨ませていただきましたが、ここ最近で一番過酷な撮影でした(笑)。撮影自体は過酷だったんですが、この作品は圧倒的に静かな映画で、自然にあふれる音とかに耳を傾けたくなるような映画になっています。監督の一つ一つのこだわりが物凄く細かくて、自分も監督の求めているものに挑戦するのですが、中々OKが出ず・・・。ただ、OKがやっと出たときに“こういうことだったのか”と自分の中で役に対して納得する感じがすごくあって、そういった意味でも、今までの自分の範疇を超えて、新しい自分を見つけられたような気がしました。」と撮影中のエピソードを振り返りながら、作品のイメージにも触れた。

それを受けて山本監督は「僕も過酷に感じていましたし、みんな過酷だったと思います。過酷な撮影になりすみません。どのシーンも探りながら本当に細かい箇所を、髙石さんが体現してくださっていたので、モニターを通してお芝居を見ながら感動していました」と話すと、「それでも“もう一回”って言ってましたよね(笑)」と髙あかり石が言うと会場からは笑いが起きていた。
本作には、実際に新富町の町民らもエキストラで参加したことも発表されたが、町民の印象を聞くと髙石は「東京からきたスタッフさんたちが“町民の皆さんが明るいですね”と言っていて、自分にとっては当たり前のことでしたが、改めてそう言っていただけると嬉しい気持ちになりました。」と話し、山本監督は「皆様がとても温かった印象です。今回たくさんの方々に撮影に参加していただき、長時間の撮影で大変だったと思うのですが、最後まで明るくその場を楽しんでくださっていた印象で、感謝しかないです。」と町民の明るさに助けられながらの撮影であったことを振り返った。

そして、新富町を舞台とした映画作品が生まれることについて小嶋町長は「地域おこし協力隊を軸に、俳優やアーティストを目指したい方々が、新富町で夢を叶えられるように三年間全力で新富町が応援するプロジェクトをしたいと思い、現在全国からそういった方々を募集しています。こういった取り組みをしている中で、今回ご縁とタイミングが重なり第一弾として髙石さん主演の短編映画を制作させていただきました。と新富町の取り組みがきっかけで本作の制作に繋がったことを明らかにするだけでなく、トークショーを行った新富町文化会館についても「今後は東京からなど、全国いろいろな方々にきていただいて、文化に触れられるような場を目指していければと思っています」と今後の展望についても熱く語った。
最後に、来場者の方々へのメッセージを振られると、山本監督は「今回新富町で映画撮影をさせていただいて、温かく受け入れてくださった町民の皆さんにすごく救われていました。最後、撮影でバタバタしてしまって、ちゃんとご挨拶できていない方がいたことを悔やんでいまして、改めてこの場を借りて、撮影に参加して頂いた皆さま本当にありがとうございました。」と感謝を述べた。
また、小嶋町長は「これからもこうやって創造するクリエイターだったりをしっかり応援をしていきますので、ぜひ皆さん一緒に作っていきましょう。そして、髙石さん、山本監督、今後の活躍を心から期待しています。頑張ってください!」とエールを送った。

最後に髙石あかりは「やっと発表できただけでなく、その発表を地元宮崎でできたことが本当に嬉しいです。宮崎の皆さんも改めて感じる宮崎の魅力が詰まっていると思います。素敵な作品になると思いますので、来年まで少し時間が空きますが、それまで楽しみにお待ちいただけるとありがたいです」と締めくくり、会場は温かい拍手に包まれながらトークショーは終了した。
「春のしんとみ芸術祭」概要
日時:2026年5月16日(土) 15:00〜15:50
会場:新富町文化会館「ルピナスみらい劇場」 大ホール
登壇:髙石あかり(俳優)、山本英(監督)、小嶋崇嗣(新富町長)
■町民とクリエイターが共に創る「春のしんとみ芸術祭」と新プロジェクト「MIRISE」
本イベントは、こゆ財団が始動させた新プロジェクト「MIRISE(ミライズ)」が中心となりプロデュースしている。MIRISEは、劇場を起点に、自ら価値を生み出す「創造人口」を育むことを目的としており、今回の芸術祭もプロのクリエイターやアーティスト、そして町民が一体となって作り上げる一大イベントだ。
■ 一般財団法人こゆ地域づくり推進機構(こゆ財団)とは
2017年4月、宮崎県新富町により設立された地域商社です。1粒1,000円のライチのブランド化やふるさと納税事業、起業家育成などに取り組み、2018年には内閣官房「地方創生優良事例」に選出された。地域おこし協力隊を含む移住者が町に溶け込み、新たな挑戦が次々と生まれる「チャレンジが循環するまちづくり」を推進している。
ふるさと納税による寄附をもとに、その一部を地域へ再投資し、町の資源や遊休資産の活用を通じた価値創出にも取り組んでいる。人と地域の可能性を重ねながら、持続的に価値が生まれる仕組みづくりを目指している。
「ACTORS STAND vol.2」 第3弾概要
主演:髙石あかり
監督:山本英
上映:2027年秋頃イベントでの上映を予定
主催:エイベックス・マネジメント・エージェンシー株式会社


