つんく♂総指揮の映画祭として来年で3期目を迎える「TOKYO青春映画祭」が新時代を迎えた今、「教えるなんて烏滸がましい」「気づき」「独創性」を重視したエンタメアカデミーを10月に新設する。
TOKYO青春エンタメアカデミー
「TOKYO青春エンタメアカデミー」では、この先、世の中を渡っていく上でベースとなるそれぞれの立場からの「物の見方」「考え方」、現場での要求に対応できる為に「覚えておいてもらわないといけない事」を中心に学んで、人に希望を与えられるような「演者(パフォーマー)」を送り出せたらと思いから設立される。
また、世界の青春映画が集まる場所「TOKYO青春映画祭」への上映作品作り、次世代ヒロインを発掘する「中2映画プロジェクト」などとの連動や検索エンジンでは探す事が困難な実力派講師陣として、「俳優座研究所」「ニナガワスタジオ」を経て活動中の講師に加え、つんく♂リズム論の氏などが、最小人数クラス制で一人ひとりをサポートして行く。
更に、他人から多くを学ぶ場として、空間を大切にしたコミュニケーションからの「気づき」を養って行ける環境作りに努める。
【オフィシャルHP】
https://tokyoyouthacademy.hp.peraichi.com/
つんく♂からのコメント
時代が入れ変わりました。
特にエンタメのあり方が変わりました。
才能だけでは勝ち残れません。
バランス力のない人間は持続出来ないからです。
逆を言えばバランス力を身に付ければ勝てる時代になってきたわけです。

同時に学校のあり方も変わりました。
今まではわからないことを教わるのが主流でした。
生徒は受動態だったわけです。
でも、それではこれからは勝てません。
とりあえず何かしらかのスクールにでも行って習っておけばなんとかなるという時代ではありません。
逆を言えば、本人が「やりたい」「覚えたい」「学びたい」という気持ちがあれば、どんどん伸びます。
例えば、英会話にしてもオンラインゲームにしても、本人がそれに興味なければ一年やっててもほとんど成果がないでしょう。
興味があって、覚えたければ映画の字幕を必死で追いかけてるだけでも、どんどん習得してくものです。
僕が長らくエンタメのプロデューサーをしてきて、伸びる子と伸びない子の間に明らかなる違いを発見しました。
それは、質問すべき点がしっかりわかってる人です。
ダンスを習っていても、芝居を演出していても、レコーディングしてても同じことです。
たんに「わかりません」というのではなく、より具体的に「ここの場合、Aという方法とBという方法がありますが、どっちがよりイメージに近いですか?」「なぜ、毎回、ここを歌う時、歌い出しが遅れると思いますか?」
というような具体的な疑問をしっかり持っているということ。
これはどういうことかというと、いろいろ自分の中で考えた後に聞いてきてる証拠です。
質問をしないより、した方がいいのはもちろんですが、自分が今何を知りたいのか、求めているのかをより具体的にできる人が次の時代を制してく人だと思います。
具体的なことがどんどん質問出来るバランス力の持ったエンターテイナーになってほしいなって思っています。
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