エイベックスに所属する若手俳優陣が出演する「ACTORS STAND」の第1弾となる舞台『無垢ども』が17日、赤坂RED/THEATERで開幕した。
主演の平美乃理を始め、花音、福山絢水、そして高柳明音ら9名の俳優たちが本舞台への意気込みを語った。
ゲゲネプロ取材と共にお届けする。
舞台『無垢ども』ゲネプロ
主演を張るのは、セブンティーンの専属モデルでもあり、プレバト!!で画才も発揮し話題となった、平美乃理だ。
物語は、平美乃理が演じる遠山一華が、勝手に学校のウダギ小屋で熟成肉作りをしている所を見つかってしまう事から始まる。
熟成肉を作っている所が見つかってしまう遠山一華（平美乃理）
それと並行して、ジェンダーレス制服を導入しようとする学校と生徒側が対立し、決着をつけるため弁論大会が開催される事になる。
花音が演じる生徒会長の神宮司紗英子が学校側、生徒側の代表を中山優貴が演じる伊吹亘が、弁論をする事になった。
演説をする生徒会長の神宮司紗英子（花音）
しかし、伊吹亘が福山絢水演じる久松京子による闇討ちにあってしまい、弁論大会に出れなくなってしまう。
高柳明音演じる松尾に、熟成肉制作事件でカウンセリングを受けている遠山一華へ、校内で話題の人だからという理由だけで代役の白羽の矢が立ってしまった。
熟成肉への熱い想いだけで動く遠山一華、サイコパスな生徒会長の神宮司紗英、武闘派 久松京子らが、シリアスあり・アクションあり・お笑いありの物語をおくる。
果たして、ジェンダーレス制服の決着は？ 熟成肉作りは？
【公演情報】
日程：2024年4月17日～21日
場所：赤坂RED/THEATER
公式webサイト：https://actors-stand.com/
チケット：https://l-tike.com/play/mevent/?mid=715334
ゲネプロ写真
出演者コメント
平美乃理
「初舞台なので、本番がどんな雰囲気か分かりませんでした。ゲネプロをやってみて、今までの練習を思い出しながら、自信をもってやっていけると思います。」
花音
「私は、二面性があって性格が悪い生徒会長を演じます。みんなに嫌われるように頑張ります（笑）」
福山絢水
「セリフ量は少ないですが、その分ダンスやアクションと身体で表現するのが、楽しみです。」
高柳明音
「観ていただけると、すごく異質な存在と思われるとおもいます。最後まで観ていただけると「なるほどな！」と思っていただけ、今回のテーマのひとつでもある、多様性を伝えていたけると思っています。」
記者からの質問
ゲネプロが終わり、これまでの稽古を振り返ってみて、どう思いますますか？
平美乃理：稽古場に入るということ自体も初めてだったので、どういう感じなのかなと思っていたんですけど、本当に先輩方からもたくさん学ぶことがたくさんあって、悩んだ時も先輩方がすごく助けてくれて、今こうやって遠山一華役を演じられてるなと感じます。
エイベックスの俳優陣で作り上げる舞台という事で、先輩方との稽古の日々を振り返って、いかが思いますか？
花音：私も舞台は2回目なんですけど、分からないことや、難しいなと感じる部分を先輩方に聞いて、サポートしてくださったりしていただけました。中山さんも色んな提案をしてくれたり、松村さんもセリフに付き合ってくれたりとか、みんなで支え合いながらこうやって舞台を作り上げてきて、本当に支えられています。
高柳さんとは、以前の舞台でも一緒になったのですが、その時も同じシーンの出演が一瞬も無くて。残念なので、もしまた機会があったら、絡めるシーンがあったらいいなと思います。
福山絢水：今まで、同じ事務所ではありますが、皆さんとあまり接点がなかったんです。最初は馴染めるかとか不安ではありましたが、本当に皆さんに優しくしていただきました。
アクションのシーンが今までやったことがなかったので、上手くいかないな、と1人で悩んでいた時に松村先生（笑）にやり方をたくさん提案していただいて、 最初よりは自分でも上手くなったなと思います！
高柳さんは演じられている中で意識した事はありますか？
高柳明音：稽古を重ねるうちにだんだん変わってきて、 最終的に衣装を着て通した次の日に、演出家さんの大野さんから”松尾のキャラクターをガラッと変える。自分をロボットだと思って演技をしてほしい”と言われました。
今までなら感情的だからこそ伝わる舞台が多い中で、これだけ無感情で立つっていうのは不思議な気持ちではあるんですけど、新しい挑戦だなと思って楽しくやらせていただいています！
Q：『無垢ども』は全ての役が濃いと思いますが、1人だけ実際に友達にするなら誰が良いと思いますか？
平美乃理：え～～、みんな変だから……
中山優貴：いや、その筆頭だよ！（笑）
平美乃理：う～～ん、徳田さん？ 理由は、一華もそうなのですが、ひとつの事に熱中できる人が素敵なので！
花音：私は、一華で！ 監督の大野さんにも言われたのですが、「一華と紗英子は表裏一体」なのです。
紗英子は勝利に、一華は熟成肉にと、何かに熱中している点が一緒なので、この中だったら気が合うかなと思いました。
あとは、熟成肉のことについて沢山話してくれそうなので、話しに困らなそうなだなと（笑）
福山絢水：わたしは、被っちゃうんですけど徳田です。 理由は、性格というよりも一緒にサバイバルしてみたいなと。バーン（銃を撃つ）もそうだし、狩りをしたりするのを一緒にしたいな。と思いました。
中山優貴：でも、アイツ外すよ。
出演者全員：爆笑
Q：稽古中に「新しい一面を知れた」などのエピソードはありますか？
福山絢水：今回の舞台で、美乃理ちゃんと初めてお話できました。すごく背がスラっとしていて、しっかりしている感じで、年下と知らなかったです。
あと、稽古中に集中するためにヘッドホンして音楽を聴いてるのを見て、「何を聴いているか？」気になって聞いてみたんです。
花音：それ、言っていい？私も言いたかったんだ！（笑）
福山絢水：聞いたら、ゴリゴリのヒップホップで。意外で、カッコいいな～と思いました。
でも、ダンスが苦手でぎこちなくて、すごく可愛かったです。
平美乃理：一緒に練習してくれて、今は自然になりました。たぶん……
Q:最後に座長の平さん、本番に向けてお願いします
平美乃理：この舞台はクライマックスに向けて熱のこもった作品になっていて、それぞれのキャラクターの個性だったり、 多様性とかジェンダーレスとか、メッセージ性のある作品になっているので、そこに皆さん注目して、メッセージ性を受け取ってくださったらいいなと思っています。
稽古もしっかり頑張ったので、本番も成功できるように頑張ります！
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