【ライブレポ】夏をかっさらうのはパレパレだ!「Twilight Magic」で示したアイドル界の新たな主役

パレパレ

4月からスタートしたPalette Paradeの全国ツアー。今年は昨年より規模を大きくして、沖縄、福岡、広島、梅田、名古屋、仙台と回り、ファイナルは品川プリンス ステラボールとなった。
2期生も入り新体制で初の全国ツアーファイナルの模様をお届けする

また、下記のツアー直前インタビューを読んでもらうと、今回の演出についてメンバーの意見が反映されのか分かるので合わせて読んでほしい。

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Palette Parade

撮影:矢沢孝則、ケン木村

Palette Parade 全国ツアー2025 『Twilight Magic』

Palette Parade(パレパレ)の全国ツアー2025 『Twilight Magic』ファイナル公演となる、品川プリンス ステラボールには、ずっと応援しているファンとこのツアーを通して新たにファンとなった人たちが数多く押し寄せ、開演を楽しみに待っていた。
客電が落ち、ステージに掛かった大きな紗幕にメンバーが魔法を使う姿が映しだされる。これから始まるライブへの気持ちが一気に高まっていく。

Palette Parade

映像が終わると、『gemmy day』のメロディーと共に紗幕の後ろからライトが照らされ、パフォーマンスをするメンバーのシルエットが映し出される。 客席からの「ハイッ!せーの!!」という大きなコールと共に紗幕が落とされ、スタートから全力フルスロットルのパレパレが登場する。最高に楽しいライブのスタートだ。
そのまま『バレバレコーシンちゅう!』へと突入すると、メンバーと一緒にジャンプし、ペンライト掲げ、踊り、会場の全員で楽しむ。

Palette Parade

比嘉ゆめのが「みんな、お祭りの時間だよ。準備はいい~?」「パレパレと一緒に迎えるファイナル、最高の思い出を作りましょう!!」と叫び始まる『UKIYO-YO ONDO 』。葵うたも「ツアーファイナル、ぶちアゲていくぞーー!!」と煽り、さらにテンションを上げていく。

3曲目はメンバーがステージの上下段に分かれ舞台を大きく使いながら披露するのは、盛り上がり必至の『ときしゅわ』だ。会場が割れんばかりのMIX、推しジャンと盛り上がりの限界を突き破っていく。
4曲目は、メンバーがステージから客席に降りてファンの近くに行き『スプラシュアンカー』を披露する。ファンたちの熱い熱量を間近で浴びステージに戻ったパレパレの顔には、幸せそうな笑顔に満ち溢れていた。

Palette Parade

中野小陽が「今日はここにいるみんなに、たくさんのエールを贈ります!私たちの全力が、みんなに届きますように!」と気持ちを伝え歌うのは『フレフレ』。そして『Bad Genius』では、メンバーそれぞれの歌声で魅せつける。このツアーを通してきたからなのか、数か月前よりも全体の歌唱力のレベルアップに驚かされながらも、世界に惹き込まれていく。
8曲目は、アイドルシーンにある名だたる名曲のうちの1曲として名を残す予感もされている『あくび』を披露する。辛い気持ちや後ろ向きになってしまう気持ち、そんなネガティブな感情を受け入れながらも、朝は来るから歩き出そう。そんな寄り添いつつも背中を押してくれる曲である。

Palette Parade

8曲を終えるとスクリーンに動画が映し出される。メンバーたちがオーディション番組を模した内容になっており、山﨑悠楓はお茶の一気飲み、中野小陽は激辛ペヤングに激辛ソースを加えたものを食べ、夏目志穂はダンスからのパントマイムを。と、それぞれの特技を披露していく。審査員(他メンバー)たちは、そのパフォーマンスにスタンディングオベーションをするが、葵うたは「本当の魔法のようなパフォーマンスをしてくれます。そう彼女のようにね」と振ると、ステージにマジシャンである小梅が登場する。

スケッチブックに描いたボーリングの球が実際に飛び出してきたり、ハンカチが傘になったりと驚きのマジックが披露される。トランプマジックでは、客席のファンが選んだカードを「Twilight Magic」の掛け声に合わせて当てる。
最後のマジックとなると、ステージ中央で大きく真っ白な布を開く。その布にスポットライトが当たり、そして布が落ちるとそこには、新衣装に変身したパレパレの姿が。

Palette Parade

山﨑悠楓の「今、目の前に見えている私たちがアイドルだーー!!今年の夏の主役、パレパレがかっさらっちゃうよ」の宣言から始まるのは、今年の夏の新曲『パレサマ!』。熱い夏をパレパレが運んでくる。続いて、可愛く楽しく盛り上がる『ハチャメチャでGo!』では、メンバーが客席にカラーボールを投げる。推しからのボールを見事キャッチできたファンや、近くにいる友人のカラーのボールをプレゼントしたりする姿もあった。
11曲目は明るく楽しい曲から一転、『domino』でファンの心に訴えかけ、観ている人を飽きさせない。

Palette Parade

ステージが暗転し、比嘉ゆめのがファンへ向けて想いを語りかける。

「ずっと物語の主人公が憧れだった。気づいたら、みんなが周りにいて、みんなキラキラ輝いていて「羨ましいな」と思っていた。
でも、私が夢を見る立場になって、私が夢に見ていた主人公はただならぬ努力と、みんなの知らないところで涙を流しているのだと。そうして主人公になって行くんだと思い知りました。
私たちは、まだまだ道の途中です。 これから何かの主人公になる時、仲間を信じて、自分を信じて。そうしてなれると思います。
夢を見る権利は、ここにいる全員にあります。私たちPalette Paradeは、この先もずっと大きな夢を見続けます。そんな決意の歌がみんなに届きますようように」

この想いを乗せて、新曲の『オールドルーキー』を披露する。曲が終わると、その想い受け止めたファンたちから自然と拍手がメンバーに送られた。

ここで、初のMCタイムとなる。自己紹介を終え山﨑悠楓が、サプライズ発表された『オールドルーキー』を「何者でもなかった自分が、遅れてはじまる逆転の物語です。主人公になりたいという気持ちがあれば、誰でもオールドルーキーになるんだよ」と曲の説明をする。
続けて『パレサマ!』については「めっちゃ夏曲っ感じで、元気で勢いのある曲になっています! 振り付けは(夏目)志穂ちゃんが考えたんだよね」とメンバーが振付けをしたことを明かす。

夏目志穂は「そうなんですよ~♪ この曲は作詞の段階から作詞家さんとメンバーで話をして、すごくひとりひとりの気持ちが詰まった曲なんです。それを味付けさせていただいて、緊張したんですけど、どうでしたか?」と客席に質問すると、「良かった~!!」と大きな返事がされた。さらに「この夏、一緒に闘う曲もできたし、みなさんとの熱も上がったし、明るい未来しか見えていません。これからも、転んでも立ちあがって一緒に未来を作っていきましょーーーう!!」と叫び『Brand New, Brand New Days!!』へ突入する。

髙橋來都葉が「ちょっと、みんなツアーファイナルだよっ。ここままじゃ終われないね。この曲で全力をぶつけて下さい。クラップ!!」と煽り披露するのは、お祭りソング『おとなだもの』。ステージ狭しと全身を使い踊る。15曲目は『アイビー』、そして『シャイガール』とこのワンマンも佳境を迎える。フロアも推しジャンにMIXと残りの体力を振り絞って盛り上がる。

葵うたが「全国ツアー、その場所で生まれた想いも熱も全部が愛おしくて。ライブが終わるたびに胸がいっぱいになっていました。みんながくれた気持ちを最後、この歌にのせて届けます。
私たちの抱いた未来。これからも紡いでいけいますように」とツアーを振り返り、ツアー全てを乗せるのは『未来図』だ。曲ラストでの美しいハーモニーに、ツアーを一緒に回ったファンにとってはいろいろな思い出を、そうでない人にもファンと一緒に紡いだ絆を感じさせられたに違いない。

白川千尋の「Twilight Magic、東京公演本当にありがとうございました。わたしたち、Palette Paradeでした。ありがとうございました」とライブ本編が終了となった。

アンコールでメンバーの気持ちが語られる

ただ、ツアーファイナルをこれで終わらせたくないファンが「パ~レ パレッ!パ~レ パレッ!パ~レ パレッ!」とアンコールの声を上げる。 この声に応えてメンバーがステージに帰ってきた。

中野小陽が「アンコールありがとう~! 今この瞬間、みんなと一緒に居られて本当に幸せです。まだまだ魔法かけちゃうからね!!」の声からアンコールパートがスタートする。
まずは『スタートライン』、そして『Life is Dramatic』を続けてパフォーマンスをする。

2曲を終え、ツアーの感想がメンバーから語られる。
髙橋來都葉
「今日はツアーファイナル、東京公演にいらしていただきありがとうございました。ツアーの2か月間いろんな場所に行って、いろんな気持ちになりました。
でも、どの瞬間もみんなが楽しんでくれる姿を見て、本当に力になりました。このツアー期間、みんなと過ごした時間が本当に宝物です。ほんとにありがとうございました」

葵うた
「今日は来ていただき、ありがとうございました。とても緊張していたんだけど、後ろまでペンライトも見えて嬉しかったです。ありがとう。
本当に楽しかったです。ありがとうございました」

夏目志穂
「今日は品川に来てくれて、ありがとうございました。凱旋の沖縄から始まって、全国各地を回れて楽しかったです。
この夏は、パレパレが東京を拠点に日本を燃やすので、みんなも一緒に燃やして、炎いっぱいの日本にしましょう!よろしくお願いします!!」

白川千尋
「Twilight Magic、本当に魔法以上の時間を過ごせて、とっても幸せです。これからも幸せの時間を一緒に過ごしましょう。ありがとうございました」

比嘉ゆめの
「本日はお越しいただき本当にありがとうございます。私はもうアイドルで成功すること以外 何も望んでいないです。
だから、これからもプライベートとか全て捨てて、毎日24時間アイドルの事を考えられるように。そのくらいアイドルに全力でこれからも行きたいと思います。
よかったら、この先もついてきて下さい!」

山﨑悠楓
「初めてツアーに参加できたことが、本当にうれしくて! ファイナルでこんなにたくさんの方に囲まれて、ここに立てることが本当に幸せです。
これからもパレパレとして頑張っていくので、ついてきてください!!よろしくお願いします」

中野小陽
「今日は品川に来てくれて、みんなありがとう~。ツアーを通して、みんなと宝物のような思いでがたくさんできて、本当にうれしかったです。
これからパレパレの夏が始まるんですけど、飛躍する夏にするのでパレパレについて来てください! よろしくお願いします」

パレパレ

それぞれの気持ちが語られると、もう次の曲がツアーファイナルのラストの曲となってしまう。
メンバーたちが「まだ、終われない」「あの曲やってないもんね」と次の曲に対しての期待をあげると、白川千尋がラストの曲に向けて気持ちをぶつける。
「今回のツアーは沖縄から始まり、全国を一緒に駆け抜けて来たんです。初めての場所とかもあったり、ひとつひとつが違う特別で溢れていました。ずっとこの時間が続いてほしいなって。でも、そうゆう大切な時間はずっと続かなくて、終わってしまうからこそ魔法みたいに儚くて、かけがいのない物になるんだとおもいます。
わたしたちは、夏も、この先も、ずっとずっと進んでいきたいし、みんなと大きな未来を見続けたいです。最高を更新していきたいです。
ここで止まれないから、くじけて迷って泣いて笑っても、みんなと笑ってどんな未来でも全部夢を叶え続けたいです。
どこまでもついてきてください。この先も一緒に最高だって日を心に魂に刻んでいくぞ!!!」

ツアーのラストを飾る曲は、明るく楽しい可愛くパレパレの代名詞とも言える『起きて笑おう果報者』だ。メンバーがステージを横断するのに合わせてウェーブ、メンバーに合わせてジャンプなど、この日一番の盛り上がりをみせた。
これで終了かと思いきや、全てを出し切った全員に向けて、サプライズ発表がされる。
10月28日にニューシングル発売と、8月11日に池袋にて野外フリーライブが開催されることが告知されると、大きな歓声に包まれた。

今年の夏はパレパレがアツくするので「大注目をしないと損をする」そんな気持ちにさせるライブとなった。

 

セットリスト

  1. gemmy day
  2. バレバレコーシンちゅう!
  3. UKIYO-YO ONDO
  4. ときしゅわ
  5. スプラシュアンカー
  6. フレフレ
  7. Bad Genius
  8. あくび
  9. ーーマジックーー

  10. パレサマ!
  11. ハチャメチャでGo!
  12. domino
  13. オールドルーキー
  14. ーーMCーー

  15. Brand New, Brand New Days!!
  16. おとなだもの
  17. アイビー
  18. シャイガール
  19. 未来図
  20. ーーアンコールーー

  21. スタートライン
  22. Life is Dramatic

    ーーMCーー

  23. 起きて笑おう果報者

 

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