せっかく良い写真が撮れたのに光で白飛びしてしまった…
髪の毛が風や動きで少しはねてしまっている…
「これがなければ満足がいく写真になれるのに!」とSNS等への掲載を諦めたお写真ってありませんか?
・加工や修正といったモノに少し抵抗が…
・そもそも加工はモデルさんにお任せして自分でしたことない…
今回の記事はそんな方に向けて、自然で簡単で楽なPhotoshopを使った初心者向けレタッチ方法のご紹介です。
プロフィール名前:姫野ひなの(ひめの ひなの)ニックネーム:ひなのん職業:モデル生年月日:2002/11/11身長:149cmSNSアカウントTwitter:@aquamarin__Ins[…]
テキスト:ぎゃむこ
モデル:姫野ひなの
撮影:ケン木村
- 1 必要なもの「Photoshop」その価格は?
- 2 白飛びしている写真を簡単にレタッチ(修正)する
- 2.1 『背景のコピー(複製)』を2回行う
- 2.2 『背景のコピー2』の色調補正。露出量をいじって暗くする
- 2.3 『長方形選択ツール』で顔以外の暗い部分を切り取る
- 2.4 『消しゴムツール』で白飛びが気になる箇所以外を消去する
- 2.5 『背景のコピー2』の『不透明度』と『塗り』の%を下げる
- 2.6 『背景のコピー2』を右クリックして『下のレイヤーと統合』を選択する
- 2.7 『混合ブラシツール』で暗い部分を塗っていく
- 2.8 再び『背景』を複製する
- 2.9 『消しゴムツール』で鼻や口の塗りを消し、『不透明度』を下げる
- 2.10 『レイヤー』→『下のレイヤーと統合』→『混合ブラシツール』を再度行う
- 2.11 最後に『不透明度』と『塗り』の%を下げる
- 3 結論
必要なもの「Photoshop」その価格は?
必要なものはパソコンかスマートフォン。今回はパソコンでの使い方を説明します。
そしてAdobe Photoshop(Creative Cloudフォトプラン20GBがおススメ)。
一番重要なのは、あなたが撮ったお気に入りの写真です。
Creative Cloudフォトプラン20GBは、個人利用の場合月額1078円と大変お得です。
初めて使うし、いきなり課金は怖い…という方にも安心な、7日間の無料体験もあります。
Adobe Creative Cloud プラン比較表…
すごく簡単な準備のステップとしては、写真を端末に取り入れる→Photoshopで写真を開く。
さぁ準備が出来ました! ここから始めましょう!
白飛びしている写真を簡単にレタッチ(修正)する
実際に目で見えていても、撮影すると明るい部分が白くなってしまい、ちゃんと写っていない事があります。この現象を「白飛び」といいます。
モデル:姫野ひなの(https://oshigoto.fan/oshi/12642/)
まずはこの写真。
モデルさんのポーズも決まっていますし、構図もとっても素敵ですね。
でも左側の頬の部分が、若干白飛びしている気もします。
もちろんこのままでも良い写真ですが、今回はこのお写真を参考に白飛びを直してみましょう。
『背景のコピー(複製)』を2回行う
まずは背景の複製をします。右クリックで『レイヤーの複製』を選択。
この作業を2回繰り返し、2つ複製しましょう。
最初は名称の変更をしたほうがわかりやすいのですが、今回は簡単なレタッチですので、そのままで進めます。
『背景のコピー2』の色調補正。露出量をいじって暗くする
『背景のコピー』を選択して上のメニューにある『イメージ』をクリックします。
『色調補正』→『露出量』と選んでいきます。
すると『露出量』のウィンドウが出てきます。
「ちょっと暗すぎない?」と思うくらい暗くしちゃいましょう!
画面に出ている数値は無視してかまいません! 暗ければOKです!
数値などの%をきちんとしていたとしても、やり方が遅い、わからない、忘れるというのはよくあることです。
お菓子作りは分量通りに計算しないと大変な出来上がりになってしまいますが…今回扱っているのはデータ。
失敗してもやり直せるタイムリープが出来ます。
失敗したときは上にある『編集』を選択して『〇〇(直前まで行っていた作業の名称)の取り消し』を押せばいいんです!
windowsだとショートカットキー「Ctr+Z」でも同様の事が可能です。
失敗からのやり直しについて触れたのは、この後の記事でも失敗する時に対処しやすいからです。失敗したと思ったときは「編集→〇〇の取り消し」と覚えておいてくださいね。
『長方形選択ツール』で顔以外の暗い部分を切り取る
長方形選択ツールを使って顔を抜き出します。
この時に左上の四角形の中から『選択範囲に追加』を選択しておきましょう。
そうすると一度に切り抜きができて簡単です。
点線が出ている箇所で右クリックを押し、『選択範囲をカットしたレイヤー』を選択します。
『消しゴムツール』で白飛びが気になる箇所以外を消去する
切り取ったレイヤーの『目のアイコン』をクリックして非表示にします。削除しても問題はありません。
…暗いですね。暗くて不安だと思いますが大丈夫です。
ここから暗くなった顔の部分のレイヤーに『消しゴムツール』を使い、ざっくりでいいので白飛びしている部分を残して消していきましょう。
『背景のコピー2』の『不透明度』と『塗り』の%を下げる
『背景のコピー2』の『不透明度』と『塗り』を薄くしていきます。
大体でいいので薄くしていきましょう。
今回は、不透明度:86%、塗り:73%としました。
『背景のコピー2』を右クリックして『下のレイヤーと統合』を選択する
不透明度を調整したら『レイヤー→下のレイヤーと統合』を選択して、レイヤーを合体させます。
『混合ブラシツール』で暗い部分を塗っていく
レイヤーを統合したら『混合ブラシツール』を使って暗い部分を塗っていきます。
この時に肌の色を合わせます。
画像では既に色を塗ってしまっていますが、上記のように肌の色に合わせてから塗ってみましょう。
再び『背景』を複製する
クレヨンで塗ったようになりました。
「背景」(オリジナルのレイヤー)から「背景のコピー2」を複製します。
『消しゴムツール』で鼻や口の塗りを消し、『不透明度』を下げる
『消しゴムツール』を使って輪郭や鼻・口の塗りを消していきます。
『消しゴムツール』である程度の部分を消し終えたら、『不透明度』を下げていきます。
大体顔が見えるくらいで構いません。
『レイヤー→下のレイヤーと統合』を選択します。
統合が出来たら、先ほどと同じように「混合ブラシツール」で肌を塗っていきます。
『レイヤー』→『下のレイヤーと統合』→『混合ブラシツール』を再度行う
更に先ほどと同じく『消しゴムツール』で、輪郭や鼻・口など覆われてしまっている部分を消していきましょう。
最後に『不透明度』と『塗り』の%を下げる
最後に、『不透明度』と『塗り』の%を下げていったら…
今回は、不透明度:61%、塗り78%、となりました。
出来上がりました!
これだけだと何が変わったのかわかりにくいですよね?
並べて比較してみます。
白飛びしている部分がなくなりましたね。
今回はお肌の変化のわかりやすさを重点においたので、あえて頬のチークは直しませんでした。
「チークを乗せたい!」という方は、この工程が終わった後に『混合ブラシツール』でポンポンと薄く乗せてあげると、チークを塗ったようになります。
1からの説明だったので、最初は時間がかかるかもしれませんが、慣れてくると5分程度で出来るようになります!
結論
混合ブラシツールはめちゃくちゃ楽!
検索すると「ぼかしフィルター」などがよく出てきますが、私はこのやり方で慣れることができず、一枚の写真を仕上げるのに何時間もかかっていた事がありました…
色味さえ間違えなければ、混合ブラシツール単体でお肌を綺麗にすることもできちゃいます!
不器用な人でもできちゃう簡単仕様な方法だと思います!
Photoshopレタッチ初心者の方も慣れてきたら、今後「混合ブラシツール」から離れられなくなっちゃうかもしれませんね!
肌の調子も環境や、体調などで変わりゆくもの。被写体の方とのスケジュールが決まっていても、当日になってニキビなどができてしまうということはよくあります。「とても素敵な写真が撮れたのに、webやSNSにそのままアップしてもよいのだろうか…」[…]
元コスプレイヤー。
趣味でやっていたコスプレのレタッチ作業をバイト先でやっていた所、アクセサリー会社への誘いを受け、本格的にレタッチの勉強を開始。
アクセサリー会社でのレタッチ経験を経て、現在は女性に特化した写真レタッチ業務に携わっている。
何をやっても不器用な為、「どれだけ不器用な人間でも出来る方法」を何事に対しても模索している。