現在、高田馬場ラビネストにて公演中の『生まれたその日は青空だった』。
W主演の田中音江・吉川真世に、役者になったきっかけ、今回の役のことや見どころをインタビュー。
それそれの役の関係性、演技のポイントや、稽古に行くのがしんどいまさかの理由など、赤裸々に語ってくれた。
【公式ページ】
https://4dollars50cents.com/news/detail.php?id=1109144
田中音江・吉川真世が役者になった理由
推:田中音江さん、吉川真世さん、それぞれ簡単な自己紹介の方を読者のみなさんに向けてお願いできますか?
舞台を中心に活動させて頂いています!
HOWROOMで4年くらい毎日配信をしています。
趣味は、物語を考えたり、妄想することです。
推:妄想?どんな感じですか?
推:それは、寝る前に布団の中とかでするのですか?
変な場所に鳥がいたりとかすると、その鳥の物語を考えたりするのが好きです。
私も舞台を中心に活動させて頂いています。
推:すごい!!全米優勝ですか!?
無事優勝もできて、映画も盛り上がって一安心しました。
推:映画も1年以上前から練習とか撮影があるでしょうから、ずっとプレッシャーで大変そうですね。
「君たちの代ではやりたくなかったけど、この映画を機会に”史上最高の代”になってくれ」と言われた事をきっかけに、本当に頑張りました。
結果、優勝できた時に先生が、「お前ら最高だよ!」と言ってくれました。
すごく、思い出に残っています。
推:お2人が役者を目指そうと思ったきっかけとは何ですか?
私は小さい頃から“ごっこ遊び”が好きで、なにかを演じてみたり、あとは、自分の頭の中で物語を作って、妄想するのも好きで。
そこから、「女優になりたい」と思うようになったんです。
舞と似ていますね。
推:吉川さんは、なぜ役者になろうと思ったのですか?
もともと歌とダンスとお芝居が好きだったので、バレエをやるよりミュージカルをやりたいと思っていました。
バレエのスクールで、ミュージカルや、お芝居・歌・ダンスも習える所があったので、小学校低学年ぐらいから入って、ずっと習っていました。
推:では、やっていて好きだという事に気づいた感じなんですかね?
母親から聞いたのですが、小学生~高校生までいる中で、先生の真後ろに行って誰よりもセンターで踊っていたらしくて(笑) 私は記憶にないんですけど。
昔から好きだったんじゃないかなと思います。
演技をしていて幸せを感じる瞬間は?
推:実際に演劇とかミュージカルとかをやっていて、「楽しい」とか「幸せ」と感じる瞬間っていうのはどういう時ですか?
3歳からここまでやらせてもらっていて、自分にとっては親孝行したいなという気持ちがずっとあるので。
自分の原動力は、見てくださるお客様がいて、喜んでくれるお客様がいるからです。
推:田中さんは、「この瞬間が好き」というのはありますか?
お芝居中はライトアップされているので、お客さんの顔があまり見えないことが多いのですが、カーテンコールはお客さんが拍手してくださっている姿がよく見えるので、ホットして、嬉しくて自然と笑顔になります。
その瞬間が一番好きですね。
推:今まで色々な役をされてきたと思いますが、過去やった中で印象に残っている役や作品はありますか?
その舞台では、基礎中の基礎を教えていただきました。
「群青」というものがあり、みんなでその時の状態を叫び合うシーンも、すごく記憶に残っています。
推:吉川さんは、この質問した時に、ちょっと悩んでいた顔をされていましたね?
それを通して、心を使って自分の等身大で何かお芝居できるのをやりたいなって感じました。
『生まれたその日は青空だった』で演じる役
推:その役はどういう人物像なのですか?
恥ずかしがり屋というか……
子供の頃から、すごく元気で明るい憧れの親友がいて、その子みたいにガツガツ夢を追ったりする姿に憧れて影響されている子です。
推:では、その影響を与えている子っていうのはどういう役ですか?
“ごっこ遊び”が大好きで、その“ごっこ遊び”から、「女優になりたい」という夢を持っています。
推:まさかの親友(吉川演じる糸)が原因で。
1時間半の中の1時間20分は、もうずっと自分を責め続けてて。
辛いです……
悲しそうな表情を浮かべる田中。
私は、明るい幼少期も演じるので、心は助けられていて。
なので、ちょっと(吉川が)かわいそうだなと。
推:今回の役と自分が、ココすごい似てるって思った点はありますか?
私自身も“ごっこ遊び”が好きで、女優になりたいと思ったので。
「ここまでアテ書きして下さるんだ」と思ったら、たまたまでした(笑)
一歩引いて、まわりをよく見ているのが、糸ちゃんとそっくりだなと。
その輪にはちゃんと入っているんです。安心するんです。そういう人が一人いるだけで。
俯瞰して見ている時もあるんですけど、楽しい時はワーってみんなに乗っていきたいタイプです。
なので、自分に似ていないと感じるからこそ、「逆をやってみよう」って役を引き付けてみました。
「ここで乗っちゃダメだ」って感じで。
割と逆をやってみています。
推:自分にないキャラクターだったのですね。
人の目とかもこう割と見て話せるタイプなんですけど、糸ちゃんは自分を責め続けているんで、伏目がちで人と目を合わせないように結構意識しています。
推:田中さんは、逆に似ていない点はあると思いますか?
お休みの日は、家でずっとゼルダの伝説をしています!
笑っちゃいけないのに、その一言が面白すぎて
推:稽古中の思い出はありますか?
そこで結構、みんなから面白い言葉が出てくるんです。
楽しいよね。
やっぱり夏の思い出と言えば一般的に花火大会とか、夏祭りとかプールや海とか、そういうのに行けないんだろうな。
今年の夏は、舞台にかけるんだなって決めていました。
本当に今青春を感じている真っ只中ですね。
毎日が夏休み!
推:稽古に行くのも楽しいですか?
でも、稽古に行くまではしんどいですよね(笑)
推:そっちですか!?物理的な問題w
自分の役から見た『生まれたその日は青空だった』
推:『生まれたその日は青空だった』の中で自分の役から見た場合、この作品ってどんな作品だと思いますか?
しんどいな~って言う作品です。
全部で30公演あって。
しかもマチネとソワレで1日2公演回ある日もあって、毎回メンタル擦られるので、2人で「つらいよ~」って言っています。
推:『生まれたその日は青空だった』の自分の役の見どころはどこですか?
幼少期は、すっごく明るくて場をかき乱す存在なんですが、現代は、暗くて、心を閉ざしています。
本番が始まって、でどんどん上手に演じられるようになれればと思います。
親友と会って、自分の中でも感動するところが毎回違ったり、涙が出てくる時も日々違ったりしています。
推:舞台の全体での見どころを教えてください。
今回、4ドル50セントシートチケットというのがあり、1,000円で観劇できるので、是非、劇場に足を運んでいただけたら嬉しいです。
老若男女みなさんに、見ていただきたい作品になっています。