躍進を続ける「#ババババンビ」だが、彼女たちのストーリーは、常にドラマティック。そしてバンビの歴史はTIFと共にある、と言ってもいいほど波乱万丈だ。
武道館ワンマンをサプライズ発表した、最終日の「HOT STAGE」の模様をお届けする。
#ババババンビとTIFのドラマ
バンビの歴史はTIFと共にある、と言ってもいいほど波乱万丈である。
2021年は初日が台風の影響で中止になり、翌日の出番も直前の雷雨でキャンセル。
一転して昨年は、TIFアイドル総選挙の初代王者に輝き、見事リベンジをはたす。そして迎えた2023年は、初日の「HEAT GARAGE」「SMILE GARDEN」でまさかの音響トラブルに見舞われた…。
最終日の「HOT STAGE」も、事前に“重大発表あり”を予告していただけに、楽しみとともに、ファンの間にも緊張感が走る中で開演。
角田信朗のナレーションに合わせ、いつもの出囃子に乗せて登場した5名。
お馴染みの自己紹介ソング『ばばばばんびずむ~!』5人バージョンでスタートし、いきなり新曲の『BPM180』を入れてくるなど、余裕すら感じさせるセットリスト。
この曲はバンビらしいアップテンポのラブソングで、早くもファンがコールを合わせていたのが印象的。コロナ禍デビューの#ババババンビとしては、声出しライブもまだまだ新鮮! 夏が似合う、楽しくてキュートな『キスしてほしい』でも、宇咲の「みんなもっと声出すよ〜」の煽りに応えて、いっそうの掛け声が飛び交った。
MCでは全員の自己紹介から、すぐ『青春ギルティ』に突入。バンビのレパートリーの中でも、カッコいい系でライブでも大人気の1曲だ。
続いては底抜けに明るくて、“馬鹿騒ぎ”がコンセプトのバンビにぴったりの『なんたって冒険中!』。サビではファンもジャンプしながら手を左右に振って、一体感をもたらした。
ラストは、これまでも重要な節目となる場面で披露してきた、大事な楽曲『ハナビガタリ』。ちょっぴり切ない歌詞とメロディーが、ひと足早く夏の終わりを感じさせる。
武道館ワンマンを発表
大盛り上がりのライブ中に雨が降り出す。どうしても2021年の事がフラッシュバックしてしまうが、嫌なジンクスを打ち破るようにファンとアツいステージを作り上げた。
そしていよいよ予告通り、重大発表の時間。なんとも言えない張り詰めたムードの中、大型モニターにムービーが流れ出す…。
結成からの度重なるアクシデントのことを伝えながら、最後に飛び出してきた画面は『日本武道館ワンマン2024年3月14日』の文字が!
目標としてきた会場でのワンマンライブ。ついに夢の実現を発表した#ババババンビ。
今回のTIFは嬉し涙で締めくくって、もう悲運のアイドルとは呼ばせない!
テキスト:川西わたる
撮影:ケン木村
TIF開幕初日の8月4日、フジテレビ横のDREAM STAGEに登場した#よーよーよー。『Get Down!!!』など5曲を披露した。ライブが始まると、一目見ようとに多くの来場者が足を止めており、彼女たちの人を惹きつける力の強さがうかが[…]