飛ぶ鳥を落とす勢いのHEROINES軍団から、ダークなヘヴィロック担当のGILTY×GILTYを紹介。
個性的な顔ぶれは、iLiFE!、夜行性アミューズ、のんふぃくとの兼任メンバーもいて、多種多彩。その6人の起こす化学反応こそが、ギルギルの大きな魅力だ。
テキスト:川西わたる
撮影:ケン木村
GILTY×GILTYの世界に引き込む
初日のSMILE GARDENに現れると、重厚なイントロに乗って『GILTY』でライブがスタート。サビでは倍速にスピードアップ、ラップパートでは全員でクラップするなど、変化に富んだ展開がスリリングだ!
「太陽よりも熱く盛り上がっていきましょう!」と『スニーカーシンデレラ』が続き、すっかりギルギルの世界に引き込まれていく会場。3拍子に変調する落ちサビもドラマチックで盛り上がりを誘う。
ここで挟んだ新曲は、早口ラップパートの歌詞と、ゴリゴリの16ビートヘビーロックが織りなす独自の世界観で魅了。ゴス系グループというと夜のライブハウスのイメージだが、こうした明るい真夏の日差しの下で観るのも新鮮だ。
「ギルギル、これが最後の曲となります!」と繰り出すのが『universe』。iLiFE!のあの曲を思わせるようなフレーズが出てくるなど、遊び心いっぱいの沸き曲で、サビでの指差しポーズも楽しい。MCでは自己紹介のみを話し、潔くステージを後にした。