あま津うに インタビュー「社長として知名度をつけて、比べられないところまでいきたい」

あま津うに

夢見ていたメジャーデビューの現実

推:ずっと憧れていた声優アーティストとして実際に活動してみて、なにか気づいたことや、なる前には思ってもみなかったことはありましたか?

あま津うに
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声優やアーティストになりたいって思いはじめてから、10年くらいたってやっと叶ったんですけど、10年前はちょっと有名な役を1個やったら、メジャーデビューして主題歌を歌ったら、スターになれると思ってたんですよ。
あま津うに
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そのメジャーデビューした日とかって、どんなに幸せなんだろうって想像してたんですけど、現実はメジャーデビューした日のオリコンチャート圏外で。レコード会社の人にも申し訳ないし、スタッフさんたちにもすごく申し訳なかったです。
あま津うに
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それからは自分のなかにプレッシャーがあって、この1週間で1回もオリコンデイリーに入らなかったら私はもう終わりだって思って。

なのでそこからリリースイベントを死ぬ気で頑張りました。それでなんとか、オリコン23位とかに入ったんですよ。その時は人生で一番きつかったです。

あま津うに
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自分がアーティストになる前は、そこに立てるだけで幸せなことだって思ってて、もちろんそれはそうなんですけど、そこに立ってからが大変なんだなっていうことに、その立場になって初めて知りました。
あま津うに
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CDの売り上げ枚数は数字として見えますし、死ぬ気で配信をやってCD買ってくださいって売り込んで、それで結果残せなかったら一発で終わり、次なんてないっていうプレッシャーもあって。キツいんだなっていうことを知りましたね。

あま津うに

推:あま津さんが配信やイベントでファンと接する時、なにか大切にしていることや気をつけていることはありますか?

あま津うに
あま津うに
会った時に、1年前こういうこと言ってたよねとか、あの曲好きだよねとか言ってあげられるように、ファンひとりひとりの好きなものを全部覚えてます。誕生日も覚えてますね。

去年の誕生日はこういう曲を歌ったよねとか、そういう話をひとりひとり記憶を遡って話せるようにしています。覚えててくれてるんだって思ってもらえるように。

推:ファンと話した内容やコメント、誕生日は、なにか覚える方法があるんですか?

あま津うに
あま津うに
いや、まったく覚えようと思って覚えてないですね(笑)基本的に性格が適当なので、メモするみたいな習慣もないですし。でも、情景を記憶するのが得意で。
あま津うに
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例えば配信をやってて、「今配信が急に始まったから、会社抜けてきてコンビニのWi-Fiで配信見てる」っていうファンの人のコメントを、2年くらい前のことでも覚えてたり。今こういう状況で聞いてくれてるんだなって思って、それを覚えてる感じですね。

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研究を重ねて挑んだ「けもフレ2」オーディション

推:あま津さんのこれまでの活動のなかで、特に思い出に残っていることはなんですか?

あま津うに
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やっぱり、「けものフレンズ2」声優オーディションの最終審査に受かった時が一番印象深くて。

先ほどお話したように、それまで100個くらいオーディション受けてたんですけど、最終審査までいってもグランプリに選ばれるってことがなかったんです。なので、私の人生にグランプリって無縁なのかなって思ってたんですよね。

あま津うに
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でも、けもフレっていう大きな作品で、最終審査を受けてグランプリに選んでいただいて、私にもグランプリって無縁じゃなかったんだって思いました。

あま津うに

推:「けものフレンズ2」のオグロヌー役は、あま津さんが声を担当した初めてのアニメキャラクターですよね。最終審査での思い出はありますか?

あま津うに
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けもフレ2のオーディション自体がSHOWROOMで勝ち取ったものなんですけど、最終審査に3人進めるんですよ。しかも審査員賞とか一切なく、単純にランキングでTOP3に入れたら最終審査に行けるっていうことになっていて。
あま津うに
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その時、私はランキング的には2位だったんですけど、ファンの人にギフトで応援してもらって掴んだ、けもフレっていう大きな作品のオーディションへの切符を絶対にものにしたいって思ったんですね。

なのでけもフレ1を全部見返して、セリフが全部ネットに載っているのでそれを印刷して、全キャラできるようにしていったんですよ。

あま津うに
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なんで全キャラできるようにしなきゃいけなかったかっていうと、そもそもそのオーディションは当日の15分前まで、どのキャラをやるのかもわからないし、アフレコをぶっつけでやるのか、セリフだけを監督の前で台本見ながら言うのかっていう、オーディション形式もわからなくて。
あま津うに
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なのでぶっつけでアフレコしなきゃいけないことも想定して、けもフレ1のキャラクターがしゃべっているのを無音にしてセリフは自分でしゃべってっていう練習をして、ほぼ全キャラ口パクでもできますっていう状態にしていきました。

推:オーディション当日、しかもたった15分で出された課題に対応しなきゃいけなかったんですね……!

あま津うに
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そうなんです。しかもオーディションを受けた時、すでにけもフレ2が始まってたんですよ。3話くらいまで放送されてて。オーディション会場まで行く途中は、このなかでまだ出てきてない動物はなんだって考えながら、ずっとスマホでアニメを見てました。
あま津うに
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あと、けもフレって特徴があって、普通のアニメよりもしゃべるスピードがちょっと遅いんですよ。

なのでそれに合わせて、ゆるゆると進んでいく世界観に合わせて、15分でキャラクターを作らなきゃいけないっていうので、死ぬほどけもフレを勉強しましたね。役を勝ち取るって大変だなって思いました。

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身を削って毎日配信を継続

推:これまで活動してきたなかで、「あの時実はこんなことがありました」っていう裏話的なエピソードはなにかありますか?

あま津うに
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4年前くらいの話なんですけど、クリスマスのスペシャル配信をする予定があったんですよ。なんですけど、その日はショッキングなことがあって号泣してたんですね。

でも「スペシャル配信をするって言ったから、今日は配信をしなきゃいけない」って思って。

あま津うに
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配信は21時からだったんですけど、20時半くらいまで号泣してて目がパンパンに腫れてたので、これはやばいなって思って、冷凍庫から保冷剤をふたつ出して、30分間目を冷やしてなにごともなかったように配信しました(笑)
あま津うに
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あとは40度くらい熱があっても、「ちょっと偏頭痛だな〜」とか言いながら1時間くらい配信したり。食中毒になった時も、部屋の床に転がって、這いつくばりながら15分配信したり。

5年間欠かさず配信するって、結構過酷だったなって、今振り返ると思いますね。

あま津うに
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15分やらないと毎日配信が途切れるので、どんな状況でも最低15分はやらないといけなくて。

食中毒って、お腹痛いし気持ち悪いじゃないですか。でも波が来るんですよ。15分のなかに2〜3分おきに「お腹痛い!」「気持ち悪い!」って波が来るんですけど、床に這いつくばりながら、ラジオ配信で「みんな来てくれてありがとう」ってやってました(笑)

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推:毎日配信するって本当にハードなんですね。あま津さん自身の「あるある」はなにかありますか?

あま津うに
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色々あるんですけど、配信の「あるある」でいうと、上半身しか映らないので大体下はパジャマはいてますね(笑)
あま津うに
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もう下まで気を使ってられない、みたいな。配信で「今日の服可愛いよね」とか言っときながら、下はもこもこのズボンはいてるみたいなの全然ありますし。
あま津うに
あま津うに
あとは、SHOWROOMだとガチ恋のファンも多いので、ゴールデンタイムの夜に配信がないと、なんで配信ないんだろうって病んでしまう人たちもいるんですよ。この人は絶対どっかに泊まってるんだ、みたいな邪推されることもあって。
あま津うに
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最近は裏方の仕事も多いので、疲れて寝てしまいました、っていうこともあるんですけど、演者しかやってないと、なんで夜配信できないの?って言われて、怪しまれちゃうんですよね(笑)それはSHOWROOMのあるあるかなと思います。

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