2022年3月 都内某所にて、新アイドル「スプスラッシュ」のメンバー最終オーディションが行われた。
「スプスラッシュ」は、元AKB48の津島かりん(塩原香凜)が確定メンバーとして所属決定しており、1月のオーディション開始時点から話題を呼んでいた。
207人の応募があったこのオーディションは、厳しいレッスンなどを経て選ばれた15人の中から最終決定される。
最終オーディションの内容はどのようにして行われたのか? 合格したメンバーは誰なのか?
サプライズが用意されていた、その模様をお届けする。
オーディション開始前
オーディションは、都内のスタジオにて行われた。
会場に集まった候補生たちは、「自己アピールの練習」「精神集中」「緊張を解くためにリラックスする」など、それぞれのスタイルで開始時間を待つ。
自己アピールの練習を繰り返す候補生
緊張をほぐす候補生
オーディション開始 5分前となる。
プロデューサーである村長が、候補生全員を集め円陣を組ませ、全員で手を繋がせる。
候補生たちはライバルであり、今までの厳しいレッスンを受けてきた【仲間】でもある。
このオーディション期間に培われた絆と、これから始まる最終オーディションへ向けて、全員が目を閉じ集中する。
村長の「いくぞ!!」 の声に、候補生全員が「オッーー!!」と返し、期待と不安、緊張と高揚、様々な感情が高まった最終オーディションが開始される。
最終審査がスタート
最終審査は「自己PR」と「歌唱審査」と「ダンス審査」で行われる。
歌唱審査は、BABY-CRAYON~1361~の『君と歌うボクの唄』。ダンス審査は、Cheeky Parade『チィキィファイター』がそれぞれの課題曲となっている。
審査項目は下記の5項目である。
・ビジュアル : スプスラッシュの世界観に合っているか? パフォーマンスに華があるか?など
・個性 : パフォーマンスや自己PRにて、唯一無二の個性があるか? グループに必須な存在か?など
・技術 : 音程や歌声、ダンスのクオリティなど
・表現 : 曲や世界観を表現できているか? 熱量を感じられるか? など
・魅了度 : 特質すべき何かを持っているか? 魅力ある人間か? など
これら5項目を、振付師さんや、ボイストレーナーさん、作詞家さんなど、スプスラッシュのプロジェクトにかかわるプロフェッショナル達7人が評価をする。
オーディションを開始するにあたり、審査員の方々がひとりずつメンバーへ激励の言葉を投げかける。
「スプスラッシュ」にかける気持ちは、メンバーとなる候補生と同等以上の情熱を審査員が持っている事が垣間見えた。
歌唱審査は4グループに分けて実施
自己PRと歌唱審査がスタートする。
審査は15名同時ではなく、4グループに分けて行われる。
グループごとにまとまって待機する候補生たち
自己PRでは、「スプスラッシュへの思いを伝える」「目標」「特技であるテニス」「中学と高校の成績を比べて努力ができる証明」など、十人十色の表現がされた。
歌唱審査が始まると候補生の瞳に、これまでのレッスンの成果を出そうとより強い光が灯ったように見えた。
緊張の中始まった審査は、デビュー前とは思えないクオリティであった。
歌唱審査が終え、ボイストレーニングを担当してきた審査員よりコメントがされる。
「みんな、今日は帰って反省の嵐だと思います。 練習ではもっと上手かった事を知っています。ただ、今日のために一生懸命 頑張ってきた気持ちを受け取りました。」
と、厳しいながらも愛のあるコメントがされた。
コメントを真剣な表情で受け止める候補生たち
ダンス審査は2チーム制
歌唱審査が終わると、Aチーム・Bチームに分かれてのダンス審査が始まった。
ダンス審査は、それぞれのチームが交互に行い、2回ずつパフォーマンスを披露する。
両チームとも、躍動感があり、楽しさが伝わってくるパフォーマンスを披露する。
それぞれ、2回のダンスパフォーマンスを全力で行い、最終審査が終了した。
ダンス審査の総評として演出を担当する審査員から「3週間ほどの期間で、よくここまでできました。一生懸命生きている。という事が伝わってきました。とても良かったです。それぞれが持っている武器が活きてキラキラいました。 『この審査で落ちてしまっても必ず続けなさい』」と、全員が輝いていたと評価される。
続けてダンス担当の審査員より「手や足の細かい点、自分がメインでない時、など厳しい視点で見ていました。でも、みなさん それぞれのパフォーマンスがあって良かったです。みなさん素晴らしかったです。」と評価がされた。
これにて、「自己PR」「歌唱審査」「ダンス審査」が終わり最終審査が終了となった。
最終オーディションを終えた候補生たち
オーディションが終わり、候補生たちは会場の外で、しばし待機する事となった。
しばらくすると、「審査結果は後日お知らせします。 あと、○○と△△とXXは取材のために別室に来て下さい。 他に□□と☆☆☆と◎◎◎は書類の確認で残って下さい」と、プロデューサーの村長より候補生たちに伝えられた。
が、これはサプライズのための布石であった。
サプライズでの合格発表
プロデューサーに呼ばれた一部のメンバーたちは合計で10名。何も知らずに別室にて待機となる。
取材があると信じているメンバーたちの前に、何くわぬ顔でプロデューサーの村長が現れる。
スプスラッシュのメンバーになる事を知らない候補生の前に登場するプロデューサーの村長
プロデューサーの村長が、座っている候補生を全員立たせ、1人1人の名前を呼びあげる。名前を呼ばれた候補生は理由も分からず「はい」と返事をする。
10名全員の名前を呼んだ後「以上10名、2022年6月に株式会社Origamiよりデビューする、新世代アイドル「スプスラッシュ」のメンバーとなります。 おめでとうございます。」と発表した。
突然の発表に、一瞬 スプスラッシュのメンバー10人が止まる。
その言葉の意味を理解したメンバーたちは、拍手をしたり、腰が抜けたのか座り込んでしまったり、顔を見合わせたり、喜びの涙を流す。
スプスラッシュ 合格者
津島かりん
小高あすみ
吉松はるか
佐々木ゆい
菜月ゆい
桜庭ふうか
平野なな
東雲みゆき
佐藤あおい
瀬乃まりん
メンバー全員インタビュー
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