辻ゆうか（iSPY）インタビュー「アイドルのお仕事を好きになったのは、メンバーやスタッフ、ファンのみなさんのおかげ」

5月14日に新メンバーとして加入しました、iSPYのオレンジ担当、辻ゆうかです。

特技は、小学校1年から中学校3年くらいまでやっていたバスケットボールと、あと小指が柔らかいことですね。

趣味としては、私は「ハリー・ポッター」が大好きなんですけど、ハリーポッターシリーズとファンタビシリーズを見ることです。

はい、部活動でがっつり。中学校の時はキャプテンもやったりとかしてて。

いや、続けることが得意なので、バスケは継続してたからできるのであって、サッカーとかになるとダメですね（笑）足は使えないです。

私は2作目の「秘密の部屋」が大好きなんですけど、なんで好きかって言うと、バジリスクが出てくるんですけど、それをぶっさすシーンがあるんですよ。

そのシーンで、バジリスクの牙が刺さって腕が傷ついちゃうんですけど、その傷をダンブルドア先生が飼ってる不死鳥のフォークスが治してくれるんですね。そのシーンが大好きなんです！

推しはルーナ（ルーナ・ラブグッド）です！　こないだみんなでUSJに行ったんですけど、その時にルーナのTシャツ着て行きました。

めちゃめちゃ好きです！　私、初めて行ったんですよ。なんですけど、ほんとに映画の中のシーンが素晴らしく表現されてて、それこそハニー・デュークスとかもあったりして、ワクワクしちゃって。

私ひとりでズンズン進んじゃって、メンバーに「待ってゆっち！」って言われるくらい（笑）

私、今大学4年生で、アイドル自体は3つめなんですよ。

一番最初にアイドルになろうと思ったきっかけで言うと、高校1年生の時、私は北海道出身なので北海道の高校に行ってたんですけど、あんまり楽しくなかったんですね、高校生活自体が。このまま3年間ここで過ごすくらいだったら、なにか人とは違うことに挑戦して自分の価値を高めたいなって思ったこともあって、それを含めてどうしようかなって考えた時、なんでかわかんないんですけどパッと思いついたのがアイドルだったんですよ。

それでアイドルのオーディションを受けました。最初は札幌で活動しているところを受けてたんですけど、そこだと家から通えるって言われちゃったので、通えるんだったら高校変わらないし一緒だなと思って、引っ越すぐらいのところじゃないとってことで東京のオーディション受けて。合格してお母さんとふたりで上京して、そこから今に至るって感じです。

なので、ずっとお母さんとふたり暮らしでアイドルやってました。

今思えば、ほんとにそういうきっかけを高校1年生で与えてもらえたんだなって。

あと、普通だったらたぶん高校の先生に相談した時に、「いや、やめときなよ」とか「高校卒業してからでいいじゃん」みたいな感じで言われると思うんですけど、私の担任の先生は「今しかできないことだと思うので、行った方がいいと思います」ってすごく背中を押してくれたんです。

その時の先生は今でも尊敬してますし、私の担任をやってくれててよかったなって思いますね。

そうなんですよ。しかも近々だったんですよね。オーディションに合格したのが高校1年生の3月くらいで、1ヶ月後には転校みたいな。

でもすごく調べてくれて、ここの高校は転校できるよって教えてくださったり、手続きとかもしてくださって。ほんとにお世話になりました。もしかしたらこの話、初めてしたかもしれない！

めちゃめちゃありますね。私は、アイドルが好きだから始めたっていうよりは、人生を変えたくて始めたって感じだったんですけど、でもやっぱりアイドルをやっていくなかで、ファンの方とライブを作るんだって気付かされたり、ファンの方としゃべったりしていて、自分こんなんじゃダメだって気付かされることだったりもたくさんあって。

アイドルのお仕事を好きになったのは、メンバーだったりとか、スタッフさん、ファンのみなさんのおかげです。

好きじゃなかったことを好きになれたってことは、ほんとにアイドルになってよかったなって思うし、これからの人生のなかでも、できなかったことができるようになったっていう経験は役に立つなって思ってるので、その経験をできたのはアイドルになってよかったなって思います。

ライブも歌も、どんどん好きになりましたね！

それこそ歌とかダンスとか、まったくやったことなかったただのバスケ少女が、急にステージに立って歌って踊ってってやっていくなかで、今では歌を褒めてくださる方もたくさんいらっしゃったりして。ほんとにやってよかったな、ここで自分の価値をちょっとでも上げられたかなって思います。

近々の話でいうと、2泊3日で大阪遠征に行ったことは思い出に残ってますね。

ライブ自体も、大阪行くまでの間で8人での曲が増えてきて、ライブにちゃんと参戦してる感というか、iSPYになってる感がどんどん実感として湧いてきて。

大阪遠征の2日間はリリイベと主催対バンとツアーの大阪公演だったんですけど、ちゃんとiSPYとして活動できてるっていう実感が湧いてすごく嬉しかったのと、1日目にUSJにみんなで行った時に、それぞれの素の部分を見ることができたので、より仲が深まったなって感じがして、そこが思い出に残ってます。

そうですね！　あと、8人で行動してるとさすがに東京だとちょっとごちゃごちゃしちゃいますけど、テーマパークだと大丈夫だし（笑）

私もUSJは2回目とかだったので新鮮だったんですけど、メンバーのひめ（楠城ひめか）が大阪出身なので、率先して連れてってくれて。全然検索しなくても、ついていけばどこでも行ける！みたいな感じだったのもすごく楽しかったです。

ちゃんと振り入れし始めたのが5月入ってからで、5月14日までの2週間でまず2曲覚えたりとか、その後も7曲覚えたりとかして。

合宿とかもあって、そのなかでぎゅっと詰め込んでるので、この1ヶ月間は他のところと比べものにならないくらい濃い時間を過ごせて、忙しかったですけど楽しかったです！

裏話で言うと、かなちゃん（瀬乃かな）はみんなといる時は大人のお姉さんな印象だと思うんですけど、私といる時は「ゆっちゃんぎゅーして？」みたいな感じの、すごく甘えんぼなかなちゃんなので、これはたぶん私の特権というか、私しか知らない顔だと思ってます。ここだけの話ですけどね（笑）

そうですそうです！　私も末っ子なので、あんまりそうやって甘えられることとかなかったし、逆に私が甘える立場だったので、妹がたくさんできたみたいで嬉しいです。

私が今歌えてるのは「STAGE!!」と「赤い果実のDestiny」だけなんですけど、個人的に聞いてて一番好きなのは「恋コガレ」です。

「恋コガレ」は、私が振り入れとかする前の段階から好きな曲で、歌のメロディーが一番好きですね。歌ってて一番自分を出せるのは「赤い果実のDestiny」かなって思ってます。

なので、聞いてて好きなのは「恋コガレ」、歌ってて楽しいのは「赤い果実のDestiny」ですね！

「恋コガレ」は、ラスサビの「君が大好きだ」のところですね。歌詞的に言うと、それまで言っていいのか言っちゃダメなのかジレンマ、みたいな感じだったのが、そこでちゃんと言えた、伝えられたっていうところなので好きですね。

「赤い果実のDestiny」は、1番と2番で男女視点で歌詞がわかれてるんですけど、ストーリーを歌ってる感じなので、歌詞で言うと難しいな……私が歌ってるところで言うと、最初の「異国で見た記憶」ってところが韻踏んでるんですよ。そこにしときます！

全体的に「赤い果実のDestiny」はストーリー仕立てなところが好きですね。

「iSPY」のMV自体、ほんとは1日で撮影する予定だったと思うんですけど、それが2日に分かれたんですよ。だからこそ新メンバーのももか（藍波ももか）と私が撮影できたので、もしかしたら出れてない可能性もあったんですけど、その2日目の撮影で、初めて8人揃ったんですよ。

私自身もすごく緊張して、どういうキャラでいこうかなみたいな悩みもあったんですけど、みんなと会った時に、いい意味で「教室」みたいな、女子校みたいな雰囲気だったのですごく楽しくて。私も素を出しながら撮影できたし、みんな初めてのMVでドキドキしながらも楽しく撮影してるのも見れたので、そういうところでみんなの仲が深まったなって感じて、よかったなって思いました。

8人で揃ってお仕事できたのはその時が初めてだったので、一番最初の印象は今でも思い出せますね。車で移動したりもしてたので、詳しくみんなのこと知れてよかったなって思います。

私もう21歳なので、「ちょっと大丈夫かな、あんな脚出して」みたいに思ってたんですけど、でもみんな「大丈夫、似合ってるよ！」って励ましてくれて。なんとか心を保って撮影できました（笑）

久しぶりに制服着れて、高校時代を思い出しましたね。

たぶん側から見るとクールなお姉さんキャラなのかなって思うんですけど、しゃべると友達みたいな、フレンドリーって感じなのが一番のアピールポイントなのかなって思ってるのと、あとはこう見えて結構真面目なんですよ。

みゆちゃん（三葉みゆ）からも「ゆっちゃんは真面目だよ！」っていわれるし、大学でも「真面目だな、辻は」って感じで言われてるので、そのギャップはあると思います。

歌ってる時と、しゃべってる時と、普通の時との3パターンくらい辻さんがいるので、いろんな辻さんをみんなに見せていけたらと思ってます！

ギャップは大事ですよ！　最近配信をやってるんですけど、「ゆっちってそんなキャラだったんですか」みたいなコメントがたくさん来て、逆にどう思われてたんだろうって怖くなっちゃって。大丈夫かなって心配になるくらい言われました（笑）

そうですね、私が今までアイドルやってきて一番思ったのは、目の前にあることをこなしていくことになりかねないなっていうことで。いついつにライブがあって、いついつにレッスンがあって、みたいな。

そのなかでひとつひとつ成長していくためには、このレッスンはなにに繋がるのか、このライブはなにに繋がるのかって、ちゃんと意味を持たせないといけないなって思います。

今日は何人にこのグループを好きになってもらおう、みたいに目標を立ててやっていこうって思えるようになったのは、やっぱり私にとって3つめのグループになるiSPYだからこそできるようになってきたので、活動していく上でひとつひとつに意味を持たせて、それをファンの人に共有していくっていうのを心がけてますね。

あとやっぱり、一番は楽しくやること。ライブとか特典会とか、活動していくなかでも、嫌なことって絶対あると思うんですけど、それを楽しさに変えてくっていうのは、自分の姿勢やメンバー間の支え合いだと思ってます。

それに「アイドル楽しい！」って思ってる人には勝てないと思うんですよ。そういう人が絶対上に上がっていくと思うので、やってて楽しいっていう気持ちはメンバー8人みんなに思っててほしくて。活動していくなかでも、「楽しもうね」っていうことはすごく言うようにしてます。

自分自身をあんまり取り繕わないことを心がけてて。素の自分をみんなに好きになってもらいたいし、こういう自分だからこそ伝えられることとか、ひとことひとことみんなの心に届けられることもあると思うから、なるたけ自分の考えてることを素直に言うようにはしてます。

アイドルって、絶対どこかで区切りがつくものというか、どんな職業でもそうですけど、一生続けることはできないと思ってるので、自分がもし辞めるとか、卒業するってなった時のタイミングで「楽しかったな」って思えるようにみんなを支えていきたいなと思ってます。

それは私が加入した意味でもあるなと思ってるので、家族とか友達とかにも、私アイドルやってたんだよ、こういう経験したんだよ、こういうことを学んだんだよって言えるように、みんなをサポートしていくことが、自分の中の夢としてありますね。

あとは、メンバー8人で大きなステージに立ちたいっていうのがありますね。今まで立ったことがある一番大きなところは豊洲PITかな？　なので豊洲PITとかZeppとかには立ちたいなって思ってます。

雑誌系とか、モデルさんのお仕事とかはやってみたいなって気持ちが願望としてありますね。

私が今やってるSNSはTwitterとInstagramなので、ぜひフォローお願いします！

グループとしてはYouTubeもやっていて、先日MVが公開されているので、たくさんの人に見てもらって、たくさんの人に知ってもらいたいなって思います。

あと、カメイドクロックで定期公演を無料でやっているので、そちらにもぜひ来ていただけたらと思います！