2022年8月14日(日)、日本青年館ホールにてライブアイドルのNo.1を決める「IDOL OF THE YEAR 2022」の決勝が開催された。
キングサリ、なんキニ!、Palette Parade、BABY-CRAYON〜1361〜、虹のコンキスタドール予科生、GILTY × GILTYの6組がパフォーマンスをし、オンライン、会場のファン、審査員の票により優勝を争った。
優勝したのは、「BABY-CRAYON〜1361〜」。
その劇的な勝利の模様をお届けする。
BABY-CRAYON〜1361〜 ファンへの優勝感謝メッセージ
推:優勝おめでとうございます。この優勝を支えてくれたファンの皆さんにメッセージをお願いします。
この度、「IDOL OF THE YEAR 2022」優勝させていただきました。
ありがとうございます!
この大会に向けて、色々なライブがつまっていてファンのみんなも疲れている中、日本青年館のステージに足を運んでくれてたと思います。
なので、私たちは、今日、今、できる事を全て出し切って頑張って優勝できたので、ファンのみんなに恩返しができたんじゃなかいんかと思っております。
配信でも、ありがとうございます。
本当に応援して下さった皆さん、ありがとうございます!
これからも頑張ります!
東京ドーム行くぞ!!
「IDOL OF THE YEAR 2022」決勝は、予選を勝ち抜いた6組
「IDOL OF THE YEAR 2022」の決勝は、「キングサリ」「なんキニ!」「Palette Parade」「BABY-CRAYON〜1361〜」、そして敗者復活枠を勝ち取った「GILTY × GILTY」「虹のコンキスタドール予科生」の6組にて行われた。
それぞれ、2曲ずつパフォーマンスをし、審査員の票だけでなく、オンライン配信での得点、会場のファンの支持ポイントで決定される。
審査員は松村沙友理をはじめ豪華な顔ぶれ
その審査する3人は、元・乃木坂46の松村沙友理、モーニング娘。やAKB48など数々の人気ユニットの振り付けや指導を行ってきた夏まゆみ、@JAM総合プロデューサーの橋元恵一。
そして、MCは昨年優勝したAppare!より七瀬れあと川畑一志(日本テレビアナウンサー)だ。
左から、橋元恵一、松村沙友理、夏まゆみ
熱い戦いの決勝大会
決勝戦は、事前に抽選で決まった順に各グループ2曲をパフォーマンスする。
配信のポイント、会場のファンのポイント、審査員ポイントの総合で優勝が決まる。
パフォーマンス順は下記の通りとなる。
1、GILTY × GILTY
2、BABY-CRAYON〜1361〜
3、Palette Parade
4、虹のコンキスタドール予科生
5、キングサリ
6、なんキニ!
GILTY × GILTY
トップバッターを務めるのは、GILTY × GILTYだ。
『スニーカーシンデレラ』と『秘密の箱』を披露する。
七瀬れあが「登場SEで圧倒的な世界観で引き込まれました!かっこ良かったです!」と、6月にデビューしたとは思えないクオリティの高さを見せつけた。
配信審査の盛り上げポイントは、39万7,750ポイントを獲得した。
BABY-CRAYON〜1361〜
2組目は、RIZINでもパフォーマンスするなど今勢いのあるBABY-CRAYON〜1361〜。
毎朝5時に起きて練習しているというBABY-CRAYON〜1361〜が歌うのは、『君と歌うボクの唄』と『Todoke!』の2曲だ。
良い意味での驚きを受けた夏まゆみが、「ステージ上で歌って踊る事が大好きだ。と感じました。 心を揺さぶるパフォーマンス 5人ひとりひとり、できています。」と評価する。
配信審査の盛り上げポイントは、4万3,450ポイントを獲得した。
Palette Parade
出番直前の掛け声が裏から聞こえてくるほど、気合の入っているPalette Paradeが登場する。
『起きて笑おう果報者』と『シャイガール』で会場を盛り上げた。
個性の異なる2曲を選択した理由は、最初の曲でお客さんと一緒に盛り上がれる曲として『起きて笑おう果報者』。そして、自分たちの気持ちを伝えられる曲で『シャイガール』を選択した。
松村沙友理は『シャイガール』で「メンバーが泣いているんじゃないか?」と思うほどに感情が乗っていて良かった。と興奮気味に感想を伝えた。
配信審査の盛り上げポイントは、26万7,560ポイントを獲得した。
虹のコンキスタドール
4組目は、虹のコンキスタドール予科生。12人グループである虹のコンキスタドールの曲を4人でパフォーマンスをする。
選んだ曲は盛り上がる『さよならタイガー』と『BE MYSELF』だ。曲が流れ始めると、会場のファンたちがクラップをして一緒にステージを盛り上げる。
2曲を終えた感想を聞かれると「すっ~ごい、楽しかったです!!」と心の底から決勝のステージを楽しんでいた。
配信審査の盛り上げポイントは、24万8,500ポイントを獲得した。
キングサリ
残すところ2組となる。次のアイドルはキングサリだ。
ステージが暗転しメンバーが現れ曲が始まるかと思いきや、天神・大天使・閻魔がマイクパフォーマンスをする。
「会場にいるみんな、今すぐ配信を開いて投票しよう。今日はスマホ見てていいから(笑)」「お前ら、せいせいしろよ♡ わたしたちが、キングサリです。他のアイドルの勝利、無駄無駄無駄無駄無駄ー! キングサリの勝利、オラオラオラオラー!!」と閻魔節全開で会場をあおる。
会場をキングサリのザ・ワールドに引き込みパフォーマンスしたのは『生生しろよ』『Life hack キラーチューン』。
全力のパフォーマンスを終え感想を聞かれてると、息を切らしながら「最高でした!ありがとうございます」と会場に詰め掛けた多くのファンに感謝をした。
夏まゆみが審査員として将来性が見えたため少し厳しいコメントをする。「個性を出すのと、バラバラなのが違うのは分かるよね? サビの「生きろ!生きろ!」などの激しい動きの部分で、止まる所とパワーを出す所をキメめていくと、ひとつひとつが凄い事になるの」
今までおふざけキャラの閻魔が、このアドバイスを身を乗り出して真剣な目で聞いていた姿が印象的であった。
配信審査の盛り上げポイントは、36万5,800ポイントを獲得した。
なんキニ!
決勝大会の最後にステージを彩るのは、なんキニ!である。
イントロで「IDOL OF THE YEAR決勝戦、今日は なんキニ! が一番楽しませます! 最後まで盛り上がっていきましょう♪」と目の前と配信を見ているファンに向けてメッセージを送る。
なんキニ!の魅力を存分に引き出す王道アイドルソングの『僕を未来へ運ぶ列車』『アオハル』を披露する。
2曲を終えて「ありがとうございました!」と綺麗に締めてステージを去ってしまいそうになり、慌てて川畑アナが「ちょっと話しませんか?」と引きとめる。
「トリを務めるという事で緊張はしましたか?」と川畑アナが尋ねると「パフォーマンスの時間まで本当にドキドキでした。でも。ステージに立った時になんキニ! 良さを伝えたいという気持ちで、一生懸命 最後まで頑張れたと思います。」と素直な気持ちを語った。
配信審査の盛り上げポイントは、22万300ポイントを獲得した。

配信審査の盛り上げポイント&順位が発表
改めて、決勝戦に望んだ6組がステージに登場する。
まずは、配信審査の盛り上げポイント&順位から発表される。
3位は、Palette Parade 26万7,550ポイント
2位は、キングサリ 36万5,800ポイント
1位は、GILTY × GILTY 39万7,750ポイント
4位 虹のコンキスタドール予科生、 5位 なんキニ!、 6位 BABY-CRAYON〜1361
となった。
この後、配信の投票ポイント、会場での投票ポイント、審査員ポイントが合わさり、最終順位が決定となる。
配信・会場での投票ポイントが加算
先ほどの順位に加算される投票が始まる。
投票中に、ステージ上でトークが繰り広げられる。
キングサリの閻魔が「顔ランの高いグループです」と言った事に対し、”顔ランとは何か?”と疑問を持った川畑アナが、七瀬れあに「顔ランって何ですか?」と質問する。
この質問に「顔のランクの事です」とレクシャーをすると、このやりとりに閻魔が「顔ランってな~に?(おじボイス)じゃん(笑)」と川畑アナをイジる。
川畑アナは仲間を探すために会場に来ている人たちに「実は知らなかったよ。って人いませんか?」と投げかけると、会場にも少しだけ手を挙げた仲間がいた。
楽しいトークをしているとオンライン投票が終わり、休憩をはさみ会場投票までを合わせた発表がされる。
配信での「盛り上げポイント」と「投票ポイント」を合計した順位に応じて、優勝を決めるポイントが手に入る。
3位、なんキニ! 【3ポイント】
2位、キングサリ【5ポイント】
1位、Palette Parade【10ポイント】
続いて観客審査でも同様にポイントが獲得できる。
観客審査の集計の結果、下記のポイントが更に加算された。
3位、GILTY × GILTY【3ポイント】
2位、キングサリ【5ポイント】
1位、なんキニ!【10ポイント】
ここで、決勝ポイントを集計した順位が発表され、なんキニ!が暫定1位となる。
GILTY × GILTY【3ポイント】
Palette Parade【10ポイント】
キングサリ【10ポイント】
なんキニ!【13ポイント】
総合優勝は大逆転の「BABY-CRAYON〜1361〜」
審査員ポイントを加算した、総合優勝が発表される。
緊張の瞬間が続く。総合優勝は「BABY-CRAYON〜1361〜」!!
まさかの大逆転に、驚きと喜びのあまり、BABY-CRAYON〜1361〜はその場で腰を抜かし泣き崩れた。
優勝のコメントを求めらたBABY-CRAYON〜1361〜の石綿日向子は「今日は勝つことができなくて、ファンのみんなに 応援してくれたのに、本当にごめんね。という言葉を必死に考えていて、悔しいと思っていたので、わたしたち一生懸命頑張って良かったで…」と最後は言葉にならないほど喜びの言葉と涙と共にした。
総合順位を決定した決勝ポイントの発表がされる。
なんと、Palette Paradeも同率で20ポイントを獲得していたのだが、現場の観客ポイントが多かったBABY-CRAYON〜1361〜が僅差で1位となった事が明かされる。
ここで、観客のポイントが明暗を分けるとはだれも想像していなかったであろう。
すると、まさかの僅差の敗北にPalette Paradeの目に涙があふれる。
この悔しさは必ずPalette Paradeを大きく成長させる事になるであろう。
【審査員それぞれの順位】
総合順位を決定付けた、審査員の順位が発表される。
橋元恵一の審査ポイントは、選曲した楽曲のふり幅の大きさ、歌唱力の高さ、曲への想いが伝わったか?をポイントにして評価をした。
夏まゆみの審査ポイントは、踊り・歌の上手さではなく、ステージに向かう姿勢を見て評価をした。
松村沙友理の審査ポイントは、自分も10年間アイドルをしていて”ステージにかける想い”を大切にしてきたので、大切にしている姿や、お客さんに伝える強い思いを評価のポイントにしていた。
総合順位
2位 Palette Parade【20ポイント】
3位 GILTY × GILTY【18ポイント】
4位 なんキニ!【13ポイント】
5位 キングサリ【10ポイント】
6位 虹のコンキスタドール予科生【9ポイント】
七瀬れあコメント
2021年の覇者であり、今回のMCをを務めたAppare!の七瀬れあに「IDOL OF THE YEAR 2022」がどの様に映ったのか?語ってもらった。
自分たちが出る側と見る側を、去年と今年でやらさせていただきました。
当たり前ですが、全然違うなと思いました。
自分たちが出ている時は「気持ちをぶつける」という思いでやっていましたが、今年は俯瞰的に観る事が出来ました。
客観的にステージを観させていただいて、生モノの熱量をすごく感じました。
配信で届ける気持ちや表情だっり、音の大きさではなく、「画面の向こう側にいるファンに向けて表情を見せる事を意識されているな」と感じました。
色々な事を意識する面では大変なお仕事ですが、それを全うする”アイドル”は素敵だなと思いました。
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