2022年11月18日(金)に開催された、真っ⽩なキャンバス5周年ワンマンライブ『希望、挫折、驚嘆、絶望、感謝 それが、私。』。
5年間の成長の姿を過去最大級規模のTOKYO DOME CITY HALLにて見せてくれたその姿を、撮り下ろし写真と共にレポート!
2ページ目は50枚以上のライブ画像を掲載!!
真っ⽩なキャンバス5周年ワンマンライブ『希望、挫折、驚嘆、絶望、感謝 それが、私。』
「あなたと一緒に、大きな夢を描いていきたい。この真っ白なキャンバスに。」をテーマに活動する「真っ白なキャンバス」、通称・白キャン。彼女たちのデビュー5周年を記念したライブが、最大3000以上のキャパシティを誇るTOKYO DOME CITY HALLにて行われた。白キャン過去最大級規模のワンマンライブに、ファンの期待も高まる。
息つく暇もない怒涛のライブ
スクリーンにメンバーのシルエットが映し出され、沸き上がる会場。
1曲目は、人気曲『アイデンティティ』。真っ白な衣装に身を包み、広いステージで堂々としたパフォーマンスを見せる。
続く2曲目は、疾走感あふれる『闘う⾨には幸来たる』。振りコピやサイリウムを振るなどして、思い思いに盛り上がるファンたち。3曲目では、新曲『メンションガール』を披露。王道アイドルソングで、キャッチーな振り付けがキュートな楽曲だ。
その後、『ポイポイパッ』と『共に描く』を歌い踊り、曲中で簡単な自己紹介と意気込みを述べて去っていくメンバーたち。誰もいなくなったステージで、モニターに映像が映し出される。振り付けが覚えられない、思い通りの絵が描けない、自分のルックスに自信がない。そんなメンバーたちの苦悩を表現したショートムービーが流された。
メンバーが再びステージにあらわれ、小野寺梓のアカペラから始まったのは『ルーザーガール』。女の子の抱える劣等感をうたった曲で、繊細な歌声と切ない歌詞が胸を打つ。7曲目『パーサヴィア』8曲目『ダンスインザライン』とロックテイストで激しめな楽曲が続き、爽やかな汗を輝かせるメンバーたち。
そして9曲目は白キャンの大人気曲『SHOUT』。レーザービームの演出で、パフォーマンスの美しさが際立つ。会場のボルテージも最高潮に。
こだわりの演出で魅せる、唯一無二の白キャンワールド
2回目のショートムービーでは、メンバーが包丁を振り上げてクッションをズタズタに切り裂くという不穏なシーンが流された。映像が終了するとダンサーによるコンテンポラリーなダンスパフォーマンスが始まり、そこに麦田ひかるが登場。ダンサーとともにレベルの高いダンスを披露し、ファンを魅了した。曲のラストには、メンバー全員が合流。
新しい衣装で美しい群舞を見せ、そのまま10曲目『レイ』に突入。計算され尽くした演出に圧倒される。その後『Whatever,happens,happens.』が続き、メドレーで『オーバーセンシティブ』と『わたしとばけもの』を熱唱。怒涛のパフォーマンスに、大きな拍手がおくられた。曲が終わり、一気に静まり返った会場で「私たちは希望、挫折、驚嘆、絶望を繰り返し、この5年間活動してきました。どんなに挫折しても、絶望しても、抗って、ひたすら前を向いて、未来に向かって進んでいきます」と語る小野寺。
そして歌ったのは、新曲『世界犯』。この日、初お披露目となるMVがモニターに映し出される。無邪気に笑う姿から、シリアスな表情まで、メンバーたちのさまざまな魅力が詰まったMVだ。
スタートからノンストップで駆け抜けてきたライブも、いよいよ終盤に差し掛かる。
ここでやっと1回目のMCが。今回のライブについて、橋本美桜は「ここまで見ていただいた通り、白キャンの5年間をあらわしたライブになっています。この5年間、白キャンには色んなことがありました。グループとしても、メンバーとしても、心が折れるような出来事はたくさんあったと思うんですけど、今こうしてここに立てているのはみんなのおかげだと思っています。みんながこうして近くにいてくれれば、それだけで私たちは強くいられる気がします」と、清々しい笑顔で語った。
そして15曲目は美しいハモリが印象的な『キャンディタフト』を披露。続く16曲目「全⾝全霊」では過去のライブ映像が映し出され、モニターの中で昔と今のメンバーの姿が交錯する。5周年記念ライブに相応しいエモーショナルな演出に、会場は割れんばかりのクラップが響き渡った。
17曲目『HAPPY HAPPY TOMORROW』ではステージにシャボン玉が浮かび、会場はより一層華やかに。
ラスト18曲目は、白キャンの代表曲『PART-TIME-DREAMER』。メンバー全員がステージの最前でパフォーマンスをし、ファンも大熱狂。落ちサビでは銀テープが舞い、ステージと客席を煌びやかに飾り立てた。
アンコールで5年分の想いを語る 小野寺「もっと大きなステージに立ちたい」
もちろん、ライブはこれだけじゃ終わらない。ファンからの熱烈なアンコールに応え、『いま踏み出せ夏』と『桜⾊カメラロール』を披露。
会場の盛り上がりに、メンバーたちも終始満面の笑みを浮かべていた。
その後、ニューシングルリリースと全国ツアー開催の重大発表が行われ、さらにテンションが上がるメンバーたち。
期待に胸を膨らませながら、それぞれが抱く想いを語った。
麦田ひかる
「こんな景色が見られると思っていなくて、本当に感謝しかないです。これからもずっと白キャンが続いてほしいと思います」
鈴木えま
「みんなそれぞれの人生がある中で、こうして白キャンを好きになってくれて、みんな辛いこととかもあると思うんですけど、今日のライブに来て少しでも幸せな気持ちになってくれていたら嬉しいです。えまは今日、本当にめっちゃ幸せでした!」
浜辺ゆりな
「楽しすぎて本当に一瞬だったんですけど、改めて、こんなにたくさんの人が5周年をお祝いしてくれるってすごいことだなと思うし、グループが5年続いているのもすごいことだし、応援してくれるファンの人とか、スタッフさんとか、メンバーとか、全員に感謝だなと思いました。私はアイドルになりたくて色んなオーディションを受けていたんですけど、白キャンに入れて本当に良かったです」
西野千明
「こんなにたくさんの方が来てくれるなんて思っていなかったので、この景色が見られて最高の気分です。こんなに白キャンが大きくなれたのも、来てくれるファンのみんなだったり、メンバーだったり、関係者だったり、みんなのおかげでできていることなので、感謝の気持ちでいっぱいです。でも、白キャンはまだここで終わるグループじゃないよ。Zeppの壁を越えて、こんなに大きなステージに立てたからといって、ここで止まるグループではないので、もっともっと上に行きたいです。これからもついてきてください」
橋本美桜
「自分はアイドルに向いていないと思いつつ、でも白キャンはアイドルっぽくないと思う部分があって入りました。そのときはちょうど白キャンがどんどん大きくなっていくタイミングで、少し怖さを感じていて。今日もちょっと不安はあったんですけど、ステージに出てきてみんながブワーッているのを見たら『まだ自分は大丈夫だな』と強くなれた気がします。みんなに支えられてここに立てています」
三浦菜々子
「いつもステージに立たせてくれて、私に生きがいを与えてくれて、居場所を与えてくれて、本当にありがとうございます。いまみんなの中で『白キャンが居場所になってるよ』という人がいたら、私は残りのアイドル人生の全てをかけてみんなの居場所を守っていくので、私たちを信じてついてきてください」
小野寺梓
「真っ白なキャンバスじゃなかったら味あわなくてもよかった感情もあったけど、でもそれを含めて、全部の気持ちが大事でした。こうしてTOKYO DOME CITY HALLに立ててすごく嬉しくて幸せです。でも、ワガママですけど、もっと大きいステージにも立ちたいです。だから、これからも頑張ります」
それぞれが涙と笑顔を輝かせていた。
アンコールラストは「自由帳」を熱唱。肩を寄せ合い歌うメンバーたちの姿に、5年分の絆と愛を感じた。ここからさらに大きくなっていくであろう白キャンの、大切な瞬間に立ち会えたことが誇りに思える、そんな5周年記念ライブとなった。
テキスト:渡辺ありさ
撮影:ケン木村
セットリスト
M1 アイデンティティ
M2 闘う門には幸来たる
M3 メンションガール
M4 ポイポイパッ
M5 共に描く
【VTR①】
M6 ルーザーガール
M7 パーサヴィア
M8 ダンスインザライン
M9 SHOUT
【VTR②〜ダンスパフォーマンス】
M10 レイ
M11 Whatever,happens,happens.
M12 オーバーセンシティブ
M13 わたしとばけもの
【演出パート】
M14 世界犯
【MC①】
M15 キャンディタフト
M16 全身全霊
M17 HAPPY HAPPY TOMORROW
M18 PART-TIME-DREAMER
ー―アンコール――
M19 いま踏み出せ夏
M20 桜色カメラロール
【MC②】
M21 自由帳
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