2023年8月25日、いま勢いのあるアイドルDEMOの1周年記念ワンマンライブ「1st ANNIVERSARY LIVE〜夢を見たあの日の私〜」が、SHIBUYA CYCLONEにて開催された。
2年目の躍進を感じさせるライブとなった、その模様を録り下ろし写真と共にお届けする。
1st ANNIVERSARY LIVE〜夢を見たあの日の私〜
2023年8月25日 SHIBUYA CYCLONEには、DEMOの1周年記念ワンマンを観るために多くの人が詰めかけた。
開演時間をずらすほどで、入りきらない来場者を入れるためスタッフから「奥に詰めて下さい」「荷物は床に置かないでください」とアナウンスされるほどであった。
初っ端から、バズーカーを撃ち放たれる
ライブの開演時間となると、『無敵Bazooka』のイントロが流れ「渋谷 最強DEMO、1周年記念ワンマンライブ。最高のライブ始めます!!」の声と共にメンバーが勢いよくステージに飛び出してくる。
その手にはバズーカーを持っており、ポージングを決めた直後、ライブ初っ端から撃ち放される。
開幕からテンションMAXでパフォーマンスがされ、MIXにヘドバンと客席も全力でライブを楽しむ。
「さあ、序盤から飛ばしていきますよ、置いていかれんなよ!!」と、オトナリサナリが会場を煽り『QUEST』に。その言葉に呼応するように、会場のファンがメンバーと一緒に手を掲げ飛び跳ねる。
ここで、3曲目はエモい歌い出しからサビでは会場が一体となって盛り上がれる『未来のスーパーマン』。
続いて夏祭り感がある『日夏星』となると、曲に合わせてファンがクラップやコールをする。オトナリサナリがこのライブに合わせ間奏中に「DEMO 1周年おめでとう!」とコールすると、客席からも「DEMO 1周年おめでとう!」と大きなレスポンスが返る。続けてスーパーアイルの「今日はメッチャ楽しもう!!」のコールにも、「今日はメッチャ楽しもう!!」とレスポンスがされる。 DEMOと会場が一体となって、このライブを楽しんでいる。
新曲『夕立とメロディー』はカラナシ ランマが作詞
MCでは、オトナリサナリが「嬉しい!嬉しいよ!! こんなに沢山の人間どもが! 本日はDEMOの1周年ワンマンライブにお越しいただき、ありがとうございます」と感謝を伝える。
このワンマンは配信がされており、当日会場に来れなかった人も見れるようになっていた。
近年のアイドルライブではよくある仕組みだが、DEMOの配信は他のアイドルと違い視聴者の半分以上がドイツからの視聴である。これは、2023年7月に開催されたドイツのフェス出演を機にファンを増やしたためである。 そしてなんと会場にもドイツ人のファンが駆けつけていた。
ワールドワイドにDEMOのファンが増えている証拠でもあるだろう。
ここで、今回のワンマンライブの目玉のひとつでもある新曲が紹介された。新曲『夕立とメロディー』について「音楽に出会って、好きになって、救われた事がいっぱいあったので、”私も同じように苦しんでたり、疲れている人を助けたい” という思いから作った曲です。落ちサビは特に、心情を表しているので聞いて欲しいです」と、作詞したカラナシ ランマが思いを伝える。
そして、振り付けはスーパーアイルがした事も発表。
「今回はHIPHOPステップが入っているので、今までよりレベルが上がってて。いつまでもメンバーを甘やかすわけにはいかないので(笑) ヒーヒー言いながら練習してたので、いっぱい見て下さい!!」と笑いを交えながら、ダンスのポイントを解説した。
MC明けの曲は、当然 新曲『夕立とメロディー』である。カラナシ ランマのソロパート「泣いたって良いんだよ。ボクがキミの傘になるから」に合わせケチャが送られる。
タッタ テトが「もっともっとDEMOと一緒になりましょう!サイクロン、揺らせーー!!」と叫ぶと、6曲目『とんでも革命』がスタート。疾走感のあるサウンドでボルテージが上がっていく。
「白米、白米」のコールが忘れられない
7曲目『ブレイブ』は、ドラムとギターのサウンドに意識がステージに持って行かれる一曲だ。曲中に「VIPチケットの方をえらい子、えらい子します。他は指をくわえて待っていてください」と、最前のVIPエリアファン限定のファンサが行われるシーンも。 これは、DEMOのワンマンはVIPチケットを買いたくなる。
アツいワンマンも残り2曲となってしまう事が告げられしまう。が、残念がる間を与えられず「白米、白米」のコールが忘れられなくなる『Rice Music』へと突入。白米コールの時の手は、お箸を持った時の手にする事がポイントなので、『Rice Music』では全員で一体となってやって欲しい。
ラスト1曲を残しスーパーアイルが「新曲どうでした? 楽しかったですか? DEMOの新しい一部としてやっていくので、『夕立とメロディー』を覚えていってください!」と言うと、会場全体から歓声が起こる。
続けて新曲披露なのにもかかわらずコールなどがされた事に対し、オトナリサナリが「でも、なんでコールできてたの? 知ってたの? スパイいるの?」とファンのノリの良さに喜んだ。
メンバーからの気持ち
ラストの曲になる前に写真撮影タイムを挟み、そしてメンバーからの気持ちが語られる。
◆カラナシ ランマ
本日は1周年ライブにお越しくださりありがとうございます。手売りとか宣伝とか頑張って良かったと思います。
研修生の頃も含めて1年半、やっと自分の歌い方や表現の仕方が身について来たと思います。これからは、ライブで感情をもっと出して、みんなに感動や心を動かすようなパフォーマンスができたらと思います。
これからも、立ち止まらず、ずっと、ずっと「向上心」で頑張りたいと思います。
ありがとうございます!
◆モカ フラペチーノ
改めて、1周年記念ワンマンライブ、お越しいただきありがとうございました。
(感極まって涙がこぼれだす)
このワンマンの手売りチケットも思うように売れなくて、日々プレッシャーをすごく感じてて。でも、一丸になってサイクロンを埋めようと頑張ってきました。
「2年目も頑張る」と自分で言っても「みんなが一緒にいてくれないと2年目が続かない」と、この1年でとても感じました。
でも今日、すごいみんながいっぱいいてくれて、安心しました。
ありがとうございました。
◆タッタ テト
今日は、ここ(SHIBUYA CYCLONE)に足を運んで下さり・・・(声を詰まらせる)
今ままで、あまり自信がなくて知り合いとか友達をライブに呼んだ事がなかったのですが、今は少し自信がついたので1周年ライブは見て欲しいと思って呼びました。
「DEMOは売れるよ」と言われたけど、思うように売れなくて悩んだりしましたが、今日のワンマンでDEMOを見て「楽しいな」「まだまだ行けるな」と思ってくれたら嬉しいです。
そのために、2年目はもっともっとスキルアップして頑張っていくので、まだまだ見ていてください。
今日は、来てくれて本当にありがとうございます。
◆スーパーアイル
配信を見ているみなさま、足を運んでくれたみなさま、ありがとうございます!
1周年応援ありがとうございます。続けられているのは、みなさまのおかげなので、今後も応援よろしくお願いします。
DEMOってリーダーっぽい人いないから「私がやらなきゃ」って思っていました。最年長だし(笑)
メンバーのモチベーションをあげる方法を考えたり、キツく言った事もあったりしました。
そんなDEMOの活動を1年してきて、やっとDEMOの事を好きになりました。
だから、もっともっと頑張りたいし、DEMOとしてもっともっと売れたいから、今後もがんばっていきます。
今回のワンマンも沢山の苦労をしました。渋谷の駅前での手売りで、無銭オジサンをかわしたり(笑)。大変でした。
でも、頑張ったおかけでみんながこんなに来てくれたから、これからも頑張るので見ていて欲しいです。
◆オトナリサナリ
本日は、DEMO 1周年記念ライブ 〜夢を見たあの日の私〜 にお越しいただき、ありがとうございます。
私にとってサイクロンさんは思い出深い場所です。アイドルして初めてステージに立ち、その時のメンバーの卒業ライブ、初の生誕、そして解散ライブをした場所です。
その時のメンバーは、いま大きなステージ立っていて、悔しい……悔しいよ……。(と鼻をすすり、声を震わせながら語る)
DEMOは、絶対に大きくなるし、もっともっと多くのお客さんを呼べるようになります。
あの日ここで流した悔し涙、今日ここで流した悔し涙の答えを、ここからお見せします!
これからもみんな、DEMOについて来てくれるよね?
と会場のファンに各々が語った。
オトナリサナリの最後の質問に「Yeah~~!!」と客席から返るも、「違う!!当たり前だよ! って言って欲しい」と無茶苦茶なツッコみをして会場を笑わせるが、改めてファンたちが再度大きな声で「当たり前だーーー!!」と返した。
最後にスーパーアイルが「どうせ、みんな泣くと思ったから前に写真を撮ったんだよねww」とMCに落ちをつけた。
ラストソングは『Battle Cry』
ラストソングは、モカ フラペチーノから「心を込めて歌います『Battle Cry』」と曲振りがされスタートした。
メンバーの気持ちを受けっとファンたちは、最後の曲を手拍子を鳴らし、また聞き入る。
DEMOはデビューから1年、一生懸命に走ってきたその姿を披露し、曲が終わると共にステージから姿を後にした。
アンコール
本編、ラストソングを歌い終え照明が落ちたステージ。
ファンがアンコールの音頭をとる。と思いきや、ファンの物語が語られる。そのファンが以前推していたアイドル(現在は解散)の仲間が、大切な今日のワンマンに来てくれているという。その絆に周りのファンからも拍手が起こり、ここからアンコールが叫ばれた。
その声に応え、ライブTシャツに着替えたメンバーがステージに登場する。
アンコール1曲目は、このライブの目玉でもある新曲『夕立とメロディー』。先ほど披露した時より、より熱量高く、より強くペンライトが振られ、より強くコールが湧き起こる。ステージからも客席からも気持ちをぶつけ合い熱気の渦が舞った。
歌い終えたスーパーアイルから「DEMOからお知らせがあります。2024年1月25日 新衣装お披露目 無料ワンマンライブを開催します! 場所は渋谷asiaです!!」と告知がされると、大きな歓声が湧き起こった。
そして、ついに本当に最後の曲となってしまう。
「もっと、もっと、もっと~、夢を見た日を思い出せ!!『無敵Bazooka』」と曲振りがされる。
「お前たちの本気を見せてみろっ!!!」の声に、全力のMIXが打たれ、コールがされ、手を掲げ、それぞれが全身全霊の盛り上がりをみせ、1周年ワンマンの幕がおりた。
2年目に大きく飛躍する姿を想像させるライブとなり、来年の新衣装お披露目ワンマンへの期待も否応なしに高まった。
セットリスト
無敵Bazooka
QUEST
未来のスーパーマン
日夏星
――MC――
夕立とメロディー
とんでも革命
ブレイブ
Rice Music
Battle Cry
――アンコール――
夕立とメロディー
無敵Bazooka
ライブ画像ギャラリー
撮影:ケン木村