4月から放送開始した日本テレビ系土曜ドラマ「花咲舞が黙ってない」の挿入歌である『いつか叶えたくて』は、あかせあかり自身が歌詞を書いた思いのこもった2ndシングルである。
そのリリースを記念したイベントが、4月26日に代アニLIVE STATIONにて開催された。
そのイベントの開催前に行われた、記者会見のもようをお届けする。
リリース記念会見
会見が始まると、あかせあかりがステージに登場し、「本日は、あかせあかり 2ndシングル『いつか叶えたくて』リリースイベントにお越しいただき、ありがとうございます」と、若干の緊張も混じった笑顔で挨拶がされた。
早速、『いつか叶えたくて』のイントロが流れステージが開始する。心に染み入るウィスパーボイスでバラードを歌い上げあると、自然と記者からの拍手が起きた。
会見の模様
『いつか叶えたくて』は、ご自身で初の作詞をされたという事ですが、作詞されてみていかがでしたか?
最初2ndシングル出しますよってお話をいただいたときに、まさか自分が書くことになるとは思っていなかったです。
いざ作詞をすることになると手順とかも何もわからなかったので、スタッフの方々と相談して作っていこうってなって考えていました。「私自身作詞のセンスあるのかな?大丈夫かな?」っていうところが最初は不安だなと思いつつ、家に持ち帰りました。おうちで作詞をしたんですけど、書き始めたら筆が乗って1時間で書き終わっていました。
作品に寄り添った歌詞にもなったと思いますし、曲の中にもストーリーを持たせて作詞ができて良い経験になったなって思います。
1時間で書かれたということですけど、こだわったポイントとかはございますか?
ドラマ「花咲舞が黙ってない」の挿入歌ということで、時期にも合わせて「桜とか春っぽいイメージもいいんじゃないか?」とお声をスタッフさんからいただきました。
そこで「桜」とか「春」という直接言葉を入れるんじゃなくて、花言葉とかそういうので入れられたらなって思い、枝垂れ桜の花言葉を入れました。
花言葉が「ごまかす」なので、ごまかして枝垂れるっていう。そして、「枝垂れる」にも「寄り添う」という意味がもうひとつあって、気持ちをごまかしながら寄り添うともとれるし、直接的に花言葉で知っていたら桜の花言葉とも取れるし、10聞いたら10人なりの解釈があるような歌詞にできたらなと思いました。
なので、そういうところはすごくこだわって作りました。
作詞についてお伺いしましたが、初のバラード曲ということでレコーディングはいかがでしたか?
こういうウィスパーボイスに近い声での曲が初めてなのと、普段もあんまり歌うことがなかったです。なのでレコーディングをしながら「これだと強いですか?これだと弱いですか?」っていう相談をしながら録っていました。
ボイトレとかでも初めてやる経験が多すぎて、初めての経験ができて楽しいなって思いました。
ウィスパーボイスも自分の武器にできたら強いだろうなって思っています。
MVで、お花に囲まれて歌唱するあかせさんの表情が印象的な作品だなと思っていますが、撮影してみていかがでしたか?
CGを使ってる部分もあるんですけど、使ってない部分にもすごい力を入れていているMVになってます。
お花とかも全部ちゃんと作り込まれていて、MVのためにみんなで作り上げた作品を世の中に出せることに私自身も嬉しいなって思います。みんなで頑張って作ったからこそこの曲もMVも一緒に楽しんでいただけたらなって思いました。
撮影した中で思い出に残っている事は、すごく蝶々が苦手なんですけど背中に蝶々の羽根を生やすシーンです(笑)
ファンの人から「すごい!これつけてたの?CGなの?」みたいな声をいただいた時に、これはちゃんと背負ってたんだよって言ったら、「あかせちゃんが蝶々を!??」っていう声をもらったりしました。私はそこまでリアルなものじゃなければ大丈夫なんですけど、でも「蝶々……」 思ってたので撮影中も頑張ってよかったなって思いました!
蝶々が苦手ということですが頑張って撮影した甲斐があったのですね
そうですね。準備段階で「お顔に蝶々をつけます」みたいな案もあって、「お顔につけたら多分泣いてしまうので無理です……」っていう話もしました(笑)
ちなみにMVのコンセプトとしてはどのような感じになっているのですか?
1番最初の白いモコモコのシーンは繭で、繭の状態から自分が蝶々で飛び立っていくぞっていう。飛び立ちたいけど外の世界がわからなくて悩んでいる姿がミュージックビデオでは描かれています。

今回が2ndシングルになるんですけど、前回よりも頑張った点や、聞いてほしいみたいなポイントはありますか?
ファーストシングルから約2年ぐらい空いてるんですけれども、この間に表現力がちょっとでも上がってるかなっていうのを注目してもらえたら嬉しいです。
あと、今回は作詞も担当させていただいたので、そこにも注目して聞いていただきたいなって思います。
今回の曲は「花咲舞が黙ってない」とのコラボでいろんな人に認知されたと思うのですが、タイアップした感想を聞かせてください。
ドラマとのタイアップで挿入歌っていう形だったので作中に流れるのは分かっていたのですが、どういうシーンで流れるのかな?とか思っていました。
いざ放送が始まって、自分の書いた歌詞が自分も歌った歌がすごく切ないシーンで流れるを見てすごい嬉しいなと感じました。
実は、ウィスパーボイスで歌ってくださいっていうのも「すごい難しいことを言うな」って思ってんですけど、それも作品の中で流れるからこそ映像を邪魔しないような良いニュアンスになっていたなって思いました。
作品にちなんで、主人公の舞ちゃんみたいにこの世の中に主張したいことはありますか?
主張したいことですか?? そうですね……
すごく不満を抱えてる事ではないんですけど、満員電車がすごく苦手です。朝の早い時間にお家を出て「よし行くぞ!」って気合いを入れたのに満員の電車を見て「あ、私乗らない方がいいかな……」って思っちゃうことがあるので(笑)
でも、皆さんも頑張っているので私も頑張らなきゃなって思います。
今、インフルエンサーやコスプレイヤーとして活動をしていますが、これから歌の方に力を入れるとか今後の活動のビジョンとかありますか?
小さい頃から「女優さんになりたい」という夢があるので、演技の仕事もしていきたいなと思ってます。
あと、今回2ndシングルを約2年ぶりに出して作詞をするという新しい挑戦もあったこともあって、すごく楽しかったので今後もコンスタントに楽曲を出せたらいいなと、今回改めて思いました。

撮影:ケン木村
2022年2月22日、あかせあかり メジャーデビューシングル「恋ノ行方」発売記念リリースイベントが、開催された。新曲「恋ノ行方」を、TVアニメ「その着せ替え人形は恋をする」主人公「喜多川海夢」の制服コスプレ衣装で披露。記者からの質疑[…]