2022年3月より始動した、王道アイドルユニット企画。推しごとは事務所と共同で、まだユニット名すら決まっていないアイドルの卵たちに密着し、デビューまでの軌跡を追った。それが、後のLinariaである。
メンバー紹介から始まった、新規 王道アイドル企画。 ついに今回は、最も大事な点のひとつでもある『グループ名』に関してだ。 グループ名を決めるにあたり、みなさんの意見も1票として扱う事が決まった。 ぜひ、清き1票を投票して欲しい。 […]
推しごとが立ち上げから密着し、サポートしているアイドルユニット・Linaria。 2022年5月22日(日) 渋谷CAMELOT B2にて行われた「FLOWERY vol.1」にてデビューライブが開催された。 デビューに向けて、精一[…]
当初はインタビューの返答すらたどたどしかった彼女たちだが、今では堂々とした姿でステージに立ち、クオリティの高いパフォーマンスと軽快なMCでファンを盛り上げている。
そんなLinariaが、2024年5月に、7月のワンマンライブをもってユニットとしての活動を終了すると発表。それぞれが涙ながらに思いの丈を語り、ファンもショックを隠し切れない様子で彼女たちの言葉を聞いていた。
その突然の解散発表から2ヶ月。あっという間に時は流れ、ついにラストワンマンライブ当日を迎えたLinaria。彼女たちのラストステージを目に焼き付けようと、大勢のファンが会場に来場し、開演前からとてつもない熱気が立ち込めていた。

テキスト:渡辺ありさ
撮影:ケン木村
Linaria ラストワンマンライブ「finale」
オープニングは、ラストワンマンライブへの思いを語る4人の映像を公開。ファンがメンバーの名前を叫ぶと、お馴染みの衣装に身を包んだメンバーたちがステージに登場した。
スタートから、元気いっぱいに『MIRACLE PARADE』を熱唱。続いて、セカンドワンマンライブで初披露されて以来、看板曲のひとつとなった『WONDERLAND』を披露。
3曲目は中華×ロックテイストな『来来来』で会場を沸かせ、自己紹介MCへ。コールではいつも以上に大きな声援に包まれ、メンバーたちは嬉しそうな表情を浮かべていた。

4曲目は、切ない恋心を歌った『BitterSweet』。ひとりひとりの歌唱力の高さを見せつけ、ファンの心を惹きつけた。5曲目はポジティブな『ビー玉と飛行機雲』を爽やかに歌い上げる。

初の『Heitage!』アコースティックバージョン
6曲目には『Heitage!』を初のアコースティックバージョンで披露する。「百年先の未来も響くメロディ 変わらない夢を見て」という歌詞が彼女たち今の姿に重なり、聴く者の心を強く打つ。エモーショナルな雰囲気の中、4人の歌声だけで魅せる『七色』を熱唱。会場は盛大な拍手に包まれた。

MCでは、はじめに西村萌と如月ひなたがトークを実施。西村は「アコースティックバージョンの『Heitage!』を披露させていただきましたが、結構くるね。ちらほら泣いてる人もいて……なんか私が話すと他人事みたいだけど(笑)私も泣きましたから」とコメント。
その後、姫野リオがグッズのデザインを担当したこと、雪園ゆみのがオープニング映像を編集したことを話し、会場からは感嘆の声が上がった。


8曲目は、この季節にぴったりの『サマーブリーズ』をパワフルに熱唱。ファンもタオルやサイリウムを振り回し、全力で楽しむ様子を見せていた。Linariaらしいキュートでポップな楽曲『Bring!Bring!Bring!』、メンバーの生誕祭で毎回盛り上がっていた『My Darlin’』、キャッチーな振り付けとキラキラしたメロディが特徴的な『Twilight Star』を続けて歌い上げ、息つく暇もなくライブが進んでいく。
そして、雪園の「2022年5月22日、私たちはこの曲で始まりました」というコメントとともに、ライブ本編ラストは、Linariaのデビュー曲『鳴らせファンファーレ!!』を披露。目の前のファン一人ひとりに、全身全霊のパフォーマンスを届けた。
ここで、メンバーカラーの花束と手紙がファンから渡される。全員が目に涙を浮かべながら、ファンからの贈り物を受け取った。


盛大なアンコール
メンバーがステージを去ると、客席から割れんばかりのアンコールが。Linariaにとっては最後となるアンコールを受け、いつものSEとともに再びステージに登場する。
アンコールではラストワンマンライブのTシャツを身にまとい、『MIRACLE PARADE』を熱唱。

その後のMCでは、メンバーそれぞれがファンへの精一杯の思いを語った。
如月ひなた

「私は考えながら話すのがあまり得意ではないので、手紙にしてきました。私が加入してから本当に色々な経験をさせてもらい、自分自身もとても成長できました。私自身は追加メンバーだったこともあり、足を引っ張らないか不安で、最初はステージに立つ自信が持てずにいましたが、気付いたらステージに立つことは楽しいことだという気持ちに変わっていました。そこから今日まで走り続けることができたのは、メンバーのみんなや、運営の方々、同じ事務所のアイドルさん、そしてここにいるファンのみんなのおかげです。最高の思い出をありがとうございました。最後に、如月ひなたというアイドルを見つけてくれて、応援してくれて、ありがとう。みんな元気でね」
雪園ゆみの

「私はこのアイドルグループが初めてのアイドルで、初めて率先して取り組んだことです。2年2ヶ月間、特にパパにはすごい迷惑をかけて、一緒に笑ってくれたり、本当にありがとう。ご飯を毎日作ってくれたり、私のわがままもすごい聞いてくれました。そして、初めてできたファンのみんな、最初からついてきてくれてありがとう。途中からファンになってくださった方も、こんな最後になってしまいましたが、ついてきてくれてありがとう。そしてお友達のみんな、この瞬間を一緒に観届けてくれてありがとう。791日間、本当に楽しかったです」
西村萌

「私も初めてのアイドル活動で、一回就職したんだけどやめちゃって、やめるときもお母さんと大揉めしたんですけど、やめたと思ったらアイドルを始めて、お母さん相当困ったと思います(笑)。でも、前世なにもないので、ファンの方もゼロで。でも今日はたくさん人が来てくれて嬉しいです。正直、ライブの動員がぜんぜんよくなくて、ゼロのときもありました。この先どうなるんだろうってすごく不安で、わたし、秋葉原駅の帰り道泣きながらゆみのに相談したことがあって。でもこの瞬間、2年間Linariaを続けてきて本当によかったと思いました」
姫野リオ

「初期メンとして、Linariaでは2年2ヶ月、事務所には3年弱お世話になってるんですけど、私が事務所に入った頃から知ってくれてる人は、すごい温かい言葉をたくさんかけてくれて。でも、はじめたての頃から想像できないくらいたくさんの人が来てくれて、今日は完全ソールドアウトということで、すごく嬉しいです。私は大学一年生でこの事務所に入ったので、大学四年間ずっとアイドル活動をしてきて、土日もライブ漬けで、あんまり大学生らしい思い出がないんですけど。でも本当に私にとってはそれがめちゃくちゃ楽しくて、君たちと過ごした2年間が本当に青春でした。私の青春の一ページになってくれてありがとうございます。この先私はアイドルグループをやるつもりは今のところないんですけど、もう少しだけこの事務所にはお世話になろうかなと思っています。またこの事務所のイベントとかに遊びに来てくれたらいるかもしれないので、よろしくお願いします」
と全員が涙を堪えながら語った。

そして「百年先も、このメロディが続きますように」という雪園の言葉とともに、Linariaにとって本当の意味でラストとなる一曲『Heritage!』を披露。すべての力を振り絞った最上級のパフォーマンスに応えるように、ファンは力強く拳を突き上げ、Linariaへ盛大な声援を送った。
姫野は「今日は、過去のワンマンライブ史上最大動員になったかなと思います。最後にこんなにたくさんたくさん愛してもらえて本当に嬉しいです」とコメント。
ラストはメンバー全員が生の声で「ありがとうございました!」と客席に向かって深々頭を下げ、ファン一人ひとりの顔を見つめながら名残惜しそうにステージを後にした。メンバーが去ったあとのステージにはこれまでの思い出が流れ、映像の最後には「Fin」の文字が。Linariaらしさが詰まった、すべての人の記憶に深く刻まれるラストワンマンライブとなった。
2年2ヶ月のアイドル生活が、彼女たちのこの先の人生をより良いものにしてくれますように。

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