遂に声出し解禁!!アツく燃えた『真っ白なキャンバスフリーライブ2022夏』レポート

真っ白なキャンバス

2022年4月1日、真っ白なキャンバスの公式ツイッターにて「声出し等の規制を外した野外フリーワンマンライブを行います。」と投稿された。

ライブアイドル界をけん引する”真っ白なキャンバス”のツイートが、話題になると共に、エイプリルフールなのか?という疑問も起きた。
だが、このツイートはエイプリルフールでもなく本気の告知で、2022年7月9日に『真っ白なキャンバスフリーライブ2022夏』が開催される事になった。

声出しができなくなり2年4ヶ月。
今までの鬱屈した空気を吹き飛ばすライブが、河口湖ステラシアターにて開催された。
真っ白なキャンバスのメンバーと、駆け付けた多くのファンたちとで作り上げられた、最高にアツいライブのレポートをお届けする。

真っ白なキャンバスフリーライブ2022夏

河口湖ステラシアターに着くと、真っ白なキャンバス(以下:白キャン)のメンバーのノボリやパネルが設置されており、多くのファンが一緒に写真を撮る姿が見れた。
『真っ白なキャンバスフリーライブ2022夏』が始まる実感が出てくる。

河口湖ステラシアターは、ライブハウスような閉ざされた空間ではなく、野外球場のように天井とホールが独立しており常に換気がされ、1,000人以上の規模で声出しライブを可能にする事が可能な数少ないステージであると思える。

ライブ開始前から大盛り上がり

開演時間が近づくと、ステージ後方のモニタにメンバーが映し出される。リアルタイムで映っているようだ。
メンバーから、「感染症対策のため、お客様同士での肩を組んだり、手をつないだりといった接触はご遠慮ください。」「ペンライトやサイリウムの使用、拍手などは問題ございませんが、大きな身振り手振り、他のお客様への迷惑になる行為は固くお断り申し上げます」など注意事項がお知らせされる。

特に今回のライブの注目のポイント声出しに関して「声援に関しては問題ありませんが、マスクの着用を徹底していただき、飛沫感染の防止をお願いします」とアナウンスされると、大きな声援が会場を包んだ。

本番が開始されるまで、白キャンの曲がGBMとして流れ出す。
もう待ちきれないファンたちは、BGMに対してMIXを打ち楽しみ始める。

コール&レスポンス、MIXが解禁されたライブがスタート

開演時間となる。
白キャンにとって最初の曲である『アイデンティティ』のイントロが流れる。このライブの最初の曲に持ってきたことで、特別な想いのこもったライブである事が知れる。
しかし、メンバーたちはステージに現れない。

メンバーを探していると、「わたしたちが、真っ白なキャンバスです! 盛り上がっていきましょう!!」という声と共に、ステージ奥の壁にメンバーが登場する。

まさかの登場方法に驚きつつも、ついに解禁されたMIXを全力で打ち盛り上がる。
曲中にメンバーがステージへ移動し曲ラストではガチ恋口上と、最初からフルスロットルで盛り上がる。

三浦菜々子が「河口湖ステラシアター、お祭り騒ぎする準備できてる? 私たちと一緒に最後まで楽しんで行きましょう!!」と煽り、2曲目『白祭』に入る。その言葉にファンたちがフリコピやコール応える。さらに『ダンスインザライン』『共に描く』と続けて披露する。

「今日は声出しOKライブじゃん」

4曲を披露し、小野寺梓が「本日は、真っ白なキャンバスフリーライブ2022夏 にお越しいただきありがとうございます」と挨拶をすると、大きな拍手が起きた。
一人一人順番に自己紹介をするのに合わせて、メンバーの名前をファンが呼ぶ。 声出しが帰ってきたと、改めて実感する瞬間だ。

「今回のライブは、2年4ヶ月ぶりに”声出し解禁”という事で、みなさんありがとうございます。」「久しぶりに声が聴けて、最初から涙をこらえるの大変でした」と小野寺梓が感謝すると、大きな歓声が上がった。
橋本美桜が新グッズのウチワについて触れると、会場のファンたちが早速ウチワを振った。さらに、今日のグッズTシャツを着てる人を聞くと、多くのファンが着ており「おぉ~」喜んだ。

西野千明が「今日は声出しOKライブじゃん? 声出しちゃったいい日じゃん? みなさ~ん、声出せますか?」と聞くと、ひときわ大きな歓声が客席から返る。
その姿を見た小野寺梓が「梓もやりたい! みなさん、白キャンのこと好きですか??」と投げかけると、再び大きな歓声が湧いた。

アツい夏が白キャンから始まった! そう思えた。

ノンストップで6曲を披露

5曲目『闘う門には幸来たる』がスタートする。会場が一体となって、タオルを回し、コールをし、クラップし、テンションをあげて楽しむ。
その勢いのまま『ポイポイパッ』に突入すると、メンバーが水鉄砲を持ってステージから客席に降りてくる。

続く『untune』では「Wow Wow~」と白キャンとファンが一緒に歌い一体となり盛り上がる。『untune』を唄い終えると、麦田ひかる以外のメンバーがステージからはけた。
そのまま麦田ひかるのソロダンスパートとなり、そのクオリティの高さで観客の目を惹きつける。

『Whatever happens, happens.』のイントロに入るとメンバーがステージに戻り、それと共にチキパMIXが入る。上がったテンションが下がる暇なく『オーバーセンシティブ』へと続くと、そのアツイ選曲に歓声が漏れ、さらに10曲目『レイ』までアップテンポな選曲で一気に駆け抜けた。

メンバーの思いが語られるムービー

10曲をパフォーマンスし終えると、スクリーンにムービーが流された。
メンバーそれそれが、思いを語っている動画である。

橋本美桜
白キャンが大きくなるにつれて、自分が思っていたステージよりひと回り大きなステージに立てるようになってきました。今は、河口湖を成功させて、白キャンにとって一番楽しい瞬間だなと思えるようにしたいです。
橋本美桜

 

西野千明
みんなに笑顔とか勇気とか希望とかを与えらたらいいな。と思っています。アイドルだとそれができるので、アイドルってすごいなと思います。
西野千明

 

三浦菜々子
辛かったのは、メンバーの入れ替わりの時期。でも、色々な卒業・加入を繰り返して今の7人になったので、今となっては良かったと思います。
三浦菜々子

 

麦田ひかる
私にとってのアイドルは、自分の感情を知る事ができること。しゃべるのが苦手だけどダンスとかで自分を表現できる場所を作ってくれているな。と思います。
麦田ひかる

 

浜辺ゆりな
「理想の自分になれない事が辛かったし、今も辛いなって。昔からアイドルが好きで、成りたい自分に全然なれなくて何回もアイドルに向いていないって思いました。 でも、アイドルになって、昔より本当に楽しいです。勇気を出して良かったな。って思ってます。
浜辺ゆりな

 

鈴木えま
自分にとって白キャンは人生で、正式加入をして受け入れてくれて。自分はアイドルとして出会った人しかほぼ関わってないので、全部人生だなと思います。」
鈴木えま

 

小野寺梓
アイドルになるために生まれてきたんだね。と言ってもらえることが嬉しくて。自分も”アイドルになるために生まれてきた”と思いたいけど、実際はそうじゃないかもしれないけど、そう思ってもらうためにしていると自分の生き方が分かるから。 教えてくれるのがアイドルです。
小野寺梓

新衣装で登場

メンバーそれぞれの思いが語られたムービーが流れ終わると、メンバーが新衣装を着て登場する。
その姿を見たファンから「おぉ~」と完成が漏れる。

新衣装に合わせて披露するのは、新曲『キャンディタフト』だ。
さらに曲中、ステージのバックが左右に開き会場裏の自然が背景となる。想定外の演出に会場全体が驚き声を出す事を忘れてしまう。
小野寺梓の「キミが好きだっ!」の声で我に返った客席から、大きな歓声と拍手があがり会場を包む。

12曲目は、劣等感はあるが前向きに頑張るという聴く人を応援する『ルーザーガール』だ。さらに『わたしとばけもの』と励ましたり、応援したりする曲を披露した。

再びMCタイムとなり、「『キャンディタフト』に合わせて新衣装になりました。白キャン初めて”赤”を取り入れてみました。」と小野寺梓が衣装について説明すると、「かわいい!」とファンたちが次々に声をあげた。

客席に水鉄砲を持って行った演出について、橋本美桜が「初の野外ワンマンという事で、水鉄砲を使用させていただいたんですけど、めっちゃ濡れた人とかいない?」と客席に質問すると、「濡れましたー!!」とファンが楽しそうに返事をする。
この水鉄砲について西野千明は、「ずっとインタビューの際に水を使いたいですっと言い続けてきたので嬉しいです!」と夢が叶った事を喜んだ。

『SHOUT』で最高潮に

気が付けば、すでに外が暗くなっている。
ライブもラストパートへと突入する。

三浦菜々子が「今日という日が私たちと皆さんの新しい思い出のひとつのピースになりますように」と言い、『空色パズルピース』をアカペラで歌いだす。
ついさっきまで声出しを楽しんでいたファンたちも、その歌声に聴き入る。

三浦菜々子

15曲目『HAPPY HAPPY TOMORROW』では、「今までで1番のクラップ聞かせてくださ~い!」というマイクパフォーマンスに、会場全体から大きなクラップが鳴り響き、MIXへと繋がる。 メンバーが再びステージから客席に降りて来て、振りコピをするファンと一緒に客席でパフォーマンスをする。ステージにメンバーが戻ると、大量のシャボン玉がステージを彩る。
演出もライブのラストに向け盛り上がっていく。

続く『全身全霊』では、タイトルが表すように全力でパフォーマンスする白キャン、推しジャン、クラップ、コールを全力でするファンの姿が見れた。

そしてついに白キャンの代表曲でもある『SHOUT』のイントロが流れると、ひときわ大きな歓声とともに、この日1番の会場全体が一体となったMIXが打たれる。可変3連MIXからの落ちサビではワールドカオスと、この瞬間コロナの影響で抑圧されてきた全てのモヤモヤを吹き飛ばすような大きなパワーを感じた。

『SHOUT』を歌い終え「私たちの目指す、もっと先のもっともっともっと大きなステージ。その夢が叶う日まで、皆さんと手を取り合って駆け抜けていきたいなと、今日ライブをしながら改めて強く感じました。次で最後の曲になります。私たちとひとつになって最高の時間にしましょう。 聞いてください『PART-TIME-DREAMER』」と三浦菜々子から最後の曲フリがされる。

「この世界だからやれる確信があるの たまには病んでしまう事もあるけど でも本気でやればきっと乗り越えられる いつか同じ夢見よう」と、まるでコロナで苦しんだ期間を乗り越え開催された、このライブを歌ったかのような歌詞に胸をアツく打たれる。
曲のラストには、銀テープが客席に飛び『真っ白なキャンバスフリーライブ2022夏』のラストソングを彩った。


銀テ-プにはメンバーからのメッセージが書かれていた

アンコール

白キャンのメンバーがステージを去り照明が落ちると、客席のファンがまだライブを楽しみたいとアンコールの音頭を取る。
「みなさん、こんなんで終わっていいんですか? まだまだ、楽しみたいですよね?? アンコールいくぞ!!」をきっかけに、アンコールが沸き起こる。

アンコールに応えて、『桜色カメラロール』イントロが流れるとライブTシャツに着替えた白キャンがステージに帰ってきた。続けて『自由帳』とエモい曲が続けて披露される。

アンコールの2曲を歌い終え、メンバー全員から挨拶がされる。

浜辺ゆりな
今日はお越しいただき、本当にありがとうございました。コロナ禍で加入したので、みんなの声を聞くのが初めてで、こうやって反応をもらえるだけでメッチャ嬉しいです。今日をすごく楽しみにしてたから。
加入して明後日で2年目になります。2年目になる前に、念願のみんなの声が聞けて嬉しかったです。これからも私たちをよろしくお願いします。
浜辺ゆりな

 

西野千明
みなさん、楽しかったですか? 久々の、2年4ヶ月ぶりの声出しライブ。すごくすごく楽しかったです。声を出せる事ができてた時期がすごく恋しかったので、今こうやってみんなの声が聞こえて、本当に本当に嬉しいです。
まだまだ、こうゆう状況が続いてしまっているけど、少しでも良くなっていつもでも声が出せる環境になれたら嬉しいね。
今日はありがとうございました。
西野千明

 

橋本美桜
改めて今日はお越しいただきありがとうございます。本当にみんなの解放感を見れて嬉しかったです。
4周年を迎える時にも言ったのですけど、7人いる事も、みんなが声を出して応援してくれる事も、当たり前じゃないなと思ってます。
自分は結構冷めているように見えるんですけど、みんなの愛を感じれて楽しかったです。 ありがとうございます。と涙ながらに語った。
橋本美桜

 

三浦菜々子
ライブが決まってから今日まで、「楽しみだな」という気持ちよりも、不安な気持ちが勝ってしまって… 今日こうやってみんなの声を聞きながら、こんなに沢山の人が来てくれて、みんなの前で歌える事が幸せだなと改めて感じました。
今年の夏をみんなが振り返った時に、「白キャンのフリーライブがメチャメチャ楽しかったな」って思い出してもらえるようなライブになってたら、私たちもすごく、すごく嬉しいです。今日は本当にありがとうございました。
三浦菜々子

 

鈴木えま
今日はみなさん本当に来てくれてありがとうございます。久々に皆さんの声が聞けて、白キャンに今いれる事が嬉しいです。
自分たちが、みんなの居場所になりたいけど、今はみんなが自分の居場所を作ってくれているな。って感じています。 だから、もっともっと頑張ってみんなの居場所になれるように頑張ります。
これからも白キャンよろしくお願いします。
鈴木えま

 

麦田ひかる
今日はありがとうございます。
みんなが少しでも晴れてた気持ちになれるようにしたいな。と思ってたんですけど、どうかな? みんなの顔が見れて、声が聞こえて、すごい嬉しい気持ちで幸せです。
これからも、白キャンでずっとずっと続いて欲しいと思ってます。
麦田ひかる

 

小野寺梓
2年4ヶ月もみんなの声が聞けなくて、アイドルさんも辞めていったりして… 永かった、すごく永かったです。「もうこの未来が来ないのかな?」と思ってたけど、今日みんなの声が聞こえて、嬉しかったです。
アイドルの終わりを考えちゃう時もあったりしたけど、一生アイドルをしようかな。って思いました。
小野寺梓

最後に大きな花火が上がる

全員の挨拶が終わると、西野千明が「ウェーブをやりたい」と言う。推しの願いを叶えるため、ファンたちがペンライトや携帯の明かりを灯して、会場の端から端までウェーブを起こす。
その光景をみたメンバーが「めっちゃ綺麗」「ありがとう」「最高でした」と感謝をファンに伝えた。

遂に、本当の最後の曲となってしまう。
『いま踏み出せ夏』のイントロが流れると、メンバーが円陣を組み「せーの、オっー!」の掛け声と共に気合を入れる。
『真っ白なキャンバスフリーライブ2022夏』のラストを飾るにふさわしい、夏に向けて進みだす楽曲である。

このライブの思い出を心に刻みながら見ていると、花火が打ちあがる。最後の最後に想定をしていなかった豪華な演出に、白キャンのパワーを再認識し忘れられないライブとなった。

2022年11月18日 東京ドームシティホール ワンマン決定

ライブが終わり、メンバーが去ったステージのモニタに営巣が映しだされる。

2017年11月18日にデビューした真っ白なキャンバス。5周年となる2022年11月18日当日に、東京ドームシティホールにてワンマンライブが決定したと告知された。
3000人超のキャパをほこる会場でやる周年ライブの告知に、ファンたちが「マジで?」「やった!」「ヤバい!!」など嬉しい歓声があがった。

これからも真っ白なキャンバスの活躍に期待だ!!

 

【アーカイブ配信】
ミクチャにて『真っ白なキャンバスフリーライブ2022夏』のアーカイブ配信されている。
当日に観れなかった人、またあのアツいライブを観たい人は是非チェックして欲しい

アーカイブ視聴期間
2022年7月10日(日)18:00〜2022年7月24日(日)23:59

料金:2,000円

詳細は下記のミクチャ公式ページより
https://mixch.tv/liveview/823/detail

 

セットリスト

01、アイデンティティ
02、白祭
03、ダンスインザライン
04、共に描く
 -MC-
05、闘う門には幸来たる
06、ポイポイパッ
07、untune
08、Whatever happens, happens.
09、オーバーセンシティブ
10、レイ
 -ムービー-
11、キャンディタフト
12、ルーザーガール
13、わたしとばけもの
 -ムービー-
14、空色パズルピース
15、HAPPY HAPPY TOMORROW
16、全身全霊
17、SHOUT
18、PART-TIME-DREAMER
 -アンコール-
19、桜色カメラロール
20、自由帳
21、いま踏み出せ夏

 

真っ白なキャンバス
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