Misaki(GЯeeD)インタビュー「ここにいられるっていうことは当たり前じゃないなって」

元「ザ・コインロッカーズ」のMatsurinaとMisakiを中心として、2022年10月に結成されたガールズバンド「GЯeeD」。ギター担当のMisakiに、これまでの活動の思い出や新たに発表された「Road to Zepp」プロジェクトについて聞いてみた。

ひとり映画やひとりカフェめぐりが趣味

​​推:まずは自己紹介からお願いします!

Misaki
Misaki
GЯeeDでエレキギターを担当しています、Misakiです! よろしくお願いします。

推:趣味や特技、今ハマっていることはなんですか?

Misaki
Misaki
特技というほどではないんですけど、SHOWROOMでやってる配信では、たまにアコギで弾き語りをしたりとかしてます。

音楽以外だったら、最近行けてないんですけど、ひとり映画とかひとりカフェめぐりとかが好きですね。

Misaki

推:ひとりで出かけるのがお好きなんですか?

Misaki
Misaki
そうなんです。焼肉とかラーメンとか、どこでもひとりで行けちゃうタイプで。ひとりで行動することが多いかもしれない(笑)

最初に始めたのはピアノ、中学生でアコギに憧れて

推:そもそも、Misakiさんが楽器を始めたのはなにがきっかけだったんでしょうか?

Misaki
Misaki
一番最初に楽器を始めたのは、ピアノだったんです。4歳か5歳くらいの時にピアノを習い始めて。

ピアノを始めたきっかけは、「題名のない音楽界」っていう番組あるじゃないですか。それでピアノを弾いてる女性の方を見て、急にやりたくなって。それで親に1年間ずっと「ピアノやりたい」って言ってたんですよ。親は1年経ったら絶対忘れると思ってたらしいんですけど、結局私がずっと「やりたい」って言ってたから、やらせてもらえることになりました(笑)

Misaki
Misaki
ピアノは中学校3年生くらいまでやってたんですけど、中学生の時に同級生の子がアコギを弾いてるのを初めて見て。そこでアコギっていうものを知ったんです。

その後、友達と「カノジョは嘘を愛しすぎてる」っていう映画を見にいったんですけど、その映画で大原櫻子さんがアコギを弾いて歌ってる姿を見て、それで「アコギやる!」って思って。あとmiwaさんの「ヒカリへ」を見たりしたので、私は絶対アコギ!みたいな感じでやり始めました。

Misaki

推:最初に始めたのはピアノだったんですね。今GЯeeDで担当されているエレキギターは、どういった経緯で始められたんですか?

Misaki
Misaki
3年前くらいに、ザ・コインロッカーズっていう秋元康さんのプロデュースするガールズバンドにいたんです。その時自分はアコギしかやったことなかったんですけど、エレキをやってるメンバーがたくさんいて。すごく上手な子ばっかりだったので、エレキってこんな音出るんだって思って、次はエレキやりたいなって思ってたんです。

なので、GЯeeDに入るってことになった時に「エレキがいい!」って(笑)

Misaki

推:なるほど。ちなみに、アコギとエレキって同じギターですけど結構違うものなんでしょうか?

Misaki
Misaki
そうですね、全然違います! 抑えるところもちょっと違ったりしますし、弦の太さとか細かいところが結構違って。
Misaki
Misaki
あと音作りっていうのがエレキはあるんですけど、アコギは基本つなぐだけなので、そういうところも違います。

音作りは、GЯeeDに入ってから必死に勉強しました。みんなが結構歴のある子たちばっかりなので、追いつこうと思って頑張りました!

推:GЯeeDに入ってよかったなと思ったこと、バンドをやっててよかったなと思ったことはなにかありますか?

Misaki
Misaki
ちっちゃい頃からひとりで行動することが多かったので、同じ趣味や夢を持った仲間と一緒にひとつの音楽を作り上げられるっていうのが、一番バンドやってて楽しいなって感じますね。

自分のパートだけじゃ成り立たないけど、全員が集まることで音楽になるっていうのがすごく楽しいです。みんなと初めてスタジオで合わせた時も、初めて会ったメンバー同士でもこんなに合わせられるんだって思って、びっくりしました。

Misaki

3年のブランクを経てのデビューライブ

推:今までの活動で、特に思い出に残っている出来事はありますか?

Misaki
Misaki
やっぱりデビューライブですかね。私は前のグループを1年でやめて、3年空いてここに入ってきたんです。3年前は、もう自分はステージに立つことはないって思ってたんですよ。
Misaki
Misaki
なので、もう1回ステージに立てるっていう嬉しさもあったけど、コロナ禍で声が出せないライブっていうのもわかってたから、どんな感じになるのかわからなくて不安で。

どうやって盛り上げたらいいんだろうって思ったし、マスクをしてる観客も想像できなかったし、ステージに立てる嬉しさも、どうしようっていう不安感もすごく覚えてますね。

推:確かにバンドのライブで声出しできないっていうのは想像できないし、ちゃんと盛り上がるのかなって思っちゃいますよね。

Misaki
Misaki
そうなんです。ライブってみんなで声出して盛り上がって、っていうイメージだったから……デビューライブの時はドキドキでしたね。

Misaki

推:GЯeeDのオリジナル曲の中で、Misakiさんが一番好きな曲はなんですか?

Misaki
Misaki
「イエローデイジー」っていう曲です。CDには入ってないんですけど、歌詞を作ったのがボーカルのMioなんです。青春っぽい明るい感じの曲なんですけど、歌詞は結構切なくて。でも前向きな女性の気持ちも書いてて……爽やかな感じの曲なので好きですね。

推:そうなんですね。初めて完成した曲を聞いた時、どう思いましたか?

Misaki
Misaki
結構直接的というか、遠回しじゃなくて直接気持ちを書いてるって感じなんですけど、本当に今まで歌詞書いたことなかったの?っていうくらい、すごくいろんなところから言葉が出てくるんだなって思って。
Misaki
Misaki
私も「切符」っていう曲の歌詞を書いて、「埃ギター」も少し書いてるんですけど、やっぱり難しいんですよね。

自分が持ってる言葉というか、普段から使ってたり知ってたりしないと出てこないじゃないですか。だから、Mioの頭の中の辞書には、きっとたくさん言葉があるんだろうなって思いました。初めてとは思えなかったです。

Misaki

推:今だから言える「あの時こんなことありました」っていう裏話的なエピソードはなにかありますか?

Misaki
Misaki
みんな仲良くて、いっつもうるさいです(笑)結成してから4ヶ月くらいですけど、本当に会った時から初めてじゃないくらい仲が良くて。
Misaki
Misaki
デビューライブの時、ステージに出る前にちょっと時間があったんですけど、不安すぎてめちゃくちゃ涙があふれてきちゃって。ステージに久しぶりに立つのが、楽しみだけど怖かったんです。

なっちゃん(Natsuki)とか、いろんな人のところにそ〜っと寄っていって隣で泣いてたら、みんな慰めてくれました。

推:今日の取材でも、みなさんすごく仲良しで楽しそうだなって思ってました! 初対面の時からこんな感じだったんですか?

Misaki
Misaki
Mioは、本当に最初から元気はつらつ!みたいな感じで。私は結構人見知りなんですけど、それも忘れるくらい普通にしゃべれました。
Misaki
Misaki
あ、裏話ありますね! 5人で初めて会った日の夜にドラムのchancheeから、「虫が出たから誰か助けてほしい」って連絡があって(笑)初めましてした日の夜にchancheeの家に行って、虫を退治しました!

連絡来たのが終電の時間とかで、虫退治して帰る時には電車がなかったんですよ。chancheeはタクシー代払うよって言ってくれたんですけど、私の家が遠すぎてめっちゃタクシー代かかるから、結局chancheeの家に泊まって、朝に帰りました(笑)

Misaki

一番大事にしていることは「感謝」

推:もしメンバーのひとりと1日だけ入れ替われるとしたら、誰になってみたいですか?

Misaki
Misaki
ベースのMatsurinaですね。Matsurinaはカリスマ性がすごくて、ライブでは私もああいうふうに動けたらなって思うくらいで、いつも見ながら勉強してます。

あと、ベースを担当してるけど歌もめちゃくちゃうまいし、アコギも最近練習して弾けるようになってるし、ドラムもできるんですよ。オールマイティになんでもできて、しかも全部上手だから、私も全部できるようになってみたいなって思います。

Misaki
Misaki
もしMatsurinaになれたら、全部自分で演奏して録音して、それを繋げて一曲にしてみたい(笑)

推:Misakiさんの思う、自分のアピールポイントはどこですか?

Misaki
Misaki
ファンの方に褒めてもらえることが多いのは、穏やかなところですかね。

歌も歌ってますけど、そんなに自信があるわけじゃないですし、ギターもエレキを始めて必死に頑張ってる段階で。もともと自分に自信がないので、ここがアピールポイントって言えるところはないんですけど……

Misaki
Misaki
でも、いつも笑顔だよねっていうのは、ファンの方からよく言ってもらえます。なので、穏やかなところと笑顔はアピールポイントかなって思います。

Misaki

推:活動していく上で大切にしていることや、心がけていることはなんですか?

Misaki
Misaki
私は感謝っていうのを一番大事にしてて。前のグループに入ってた時、自分はここで長くやっていくってずっと思ってたけど、そんなうまくいかなかったし、こういう世界って音楽できる人はたくさんいるし、ギターができる人、歌を歌える人もたくさんいるし、誰がどう売れるかってわかんないじゃないですか。

だから、ここにこうやっていられるっていうことが当たり前じゃないなって思います。

Misaki
Misaki
私の場合、3年間なにもやってこなかったのに、前のグループの時からずっと応援してくれる人もいるので、そういうファンの人に対しても感謝だし、応援してくれてる家族に対しても感謝だし。

このバンドも、プロデューサーの門田さんとの出会いがなかったらできなかったので、事務所のスタッフさんたちにも、すべてに感謝しながらやっていくことを大事にしてます。

Misaki

新宿LOFT 2Daysでは成長を感じてほしい

推:先日発表された「Road to Zepp」の第1章として、3月11日(土)、12日(日)に新宿LOFTにて単独公演があります。このライブの注目ポイントを教えてください!

Misaki
Misaki
デビューライブに比べたら、ギターの音作りや技術面も良くなっていると思うので、成長を感じていただけたらって思います。

私はリズムギターなのであまり目立つ部分ではなくて、どちらかというとリズム隊寄りなんですけど、リズムを支える側として、そこも見てほしいなって思います。

推:最後に「Road to Zepp」、そして第1章ライブへの意気込みをお願いします!

Misaki
Misaki
今の私たちからしたら、Zeppはすごく大きい目標なんですけど、そこにいくための第1章公演となるLOFTでのライブをまず成功させたいなって思っています。

LOFTも成功させて終わりではなくて、ライブまでに色々準備したり練習したりした期間を、ライブが終わった後も継続していって、どんどんファンを増やしたり、いろんな人に知ってもらったりして、いつかZepp公演を成功させたいなって思います。

Misaki

 

撮影:矢沢隆則

 

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