Natsuki（GЯeeD）インタビュー「一番の願いは“この5人で長くバンドを続けていくこと”」

ガールズバンド「GЯeeD」でギターを弾いているNatsukiです。

GЯeeDは、2022年の10月にデビューしたばかりの、新しいガールズバンドです！

趣味というか、もともと服がすごく好きで。休みの日はよく服を見に行ったり、普段からインスタグラムとかで服を見たりしてますね。

カメラも趣味で、友達を撮影させてもらったりするのも好きです。あと暇な時はよく散歩をしてます（笑）

あんまり服のテイストはこれって決めてなくて、結構すぐ心変わりというか、いろんな系統に手を出してて。あれこれ手を出しすぎて、手が回らないくらいです（笑）古着とかも好きですね！

中学生の頃お母さんに連れて行ってもらったライブで、ガールズバンドのSCANDALさんが出ていて。私はSCANDALさんのことをまったく知らなかったんですけど、すごく衝撃的だったんですよね。

ちょっと上くらいの可愛いお姉さんたちが楽器を弾いてて、めっちゃかっこよくステージ上で輝いてるのを見て、自分もそうなりたいな、自分もそっち側に立てるのかなって思って。

そのライブを機にギターをやってみたくなって、お父さんにギターを買ってほしいってお願いをしました。

14歳の時ですかね。でも弾いてない時期もあったので、そこまでギター歴が長いわけではないんです。

3歳から13歳まで、ずっとピアノを習っていたんですよ。でも私、ピアノがめちゃくちゃ下手くそで……

自分で習いたいって言ったくせに全然練習しなくて、レッスンの前日とか当日とかになって「やばい、宿題やってへんわ」っていって急に練習し出すような子供だったので、全然上達しなくて。

私の通ってたピアノスクールでは、年に1回発表会があったんですよ。出番は小さい子から順番で、幼稚園、小学生、中学生、高校生って。最後に発表会出たのが中学1年生の時なんですけど、私より全然前の出番だった小学校3年生の子が、私が演奏するのとまったく同じ曲を私よりハイクオリティに弾いてたんです。それでちょっと心が折れちゃって、ピアノをやめました（笑）

10年もやってたのに本当に何も身についてないなって思ってたんですけど、ギターを始めたことによって、楽譜をパッと読めたり、耳コピができたりすることに気づいて。「ピアノがやっと生きてきたんや！」って思って、10年無駄じゃなかったんだなって思いました（笑）

やっぱり、みんなで合わせる瞬間がすごく好きで。家で練習するのはもちろん大切だし自分もやってるんですけど、練習自体はそんなに好きじゃないんですよね。それよりもみんなで合わせる瞬間がすっごく好きだから、そのためなら毎日練習できるっていうか……

みんなでスタジオに入って合わせたり、ライブでステージに立ったりする瞬間がすごく楽しいなって思います。

メンバーとも被るかもしれないんですけど、デビューライブの日が一番印象に残ってます。

というのも私、GЯeeDに入る1年前までは別の事務所に入ってて、別のガールズバンドで活動をしてたんですよね。でもその事務所を退所して、1年間社会人をやってて。もう音楽の道は諦めようって、前の活動を辞めた時に思ったんですよ。もうこの世界に戻ることはないだろうなって。

別に社会人生活がしんどかったわけではなくて、すごくいい経験になったし楽しかったんですけど、もう少し日常に刺激が欲しいな、社会人も楽しいけどもう少し先でもいいのかもしれへんなって思って。やっぱり今しかできないことをやりたいなって思ってた時に、たまたまGЯeeDのオーディションを見つけたんです。

デビューライブで1年ぶりにステージに立たせてもらって、そこからの景色を見て、私はここにずっと戻ってきたかったんやなって思ったんですよね。なんか忘れてた気持ちを取り戻したような感覚になって。なのでデビューライブで見た光景が、一番印象に残ってます。

今あるオリジナル曲が4曲で、そのうちの3曲が音源化されてるんですけど、私が好きなのは唯一音源化されてない「イエローデイジー」っていう曲です。

ボーカルのMioが歌詞を書いてくれたんですけど、Mioにしか書けない女の子らしい歌詞だなっていうふうに思ってて。自分には書けないなって思ったし、だからこそバンドやってて面白いなって思ったし、その歌詞がとっても好きなので、「イエローデイジー」が一番お気に入りです！

結構みんな性格がバラバラなんですけど、ドラムのChancheeが、なんかめっちゃ面白いんですよね。

別に笑わせようとしてるわけじゃなくて、たぶん彼女は本心で発言しててボケるつもりはないんですけど、すごくボケてくるんですよね。それに対してメンバーが4対1くらいで総ツッコミを入れるっていうのが、GЯeeDの楽屋あるあるです（笑）

Chanchee本人はボケてるつもり一切なくて、たぶん真面目なつもり（笑）もちろん真面目な部分もたくさんあるんですけど、彼女は天然でめちゃめちゃ面白いです。

Mioは結構ツッコむタイプですね。Matsurinaはちょっと天然なところがあるんですけど、リーダーなのでツッコんでくれる時もあります。Misakiは癒しポジションなので、場を和ませてくれるような存在ですね。

Misakiですかね。彼女、めちゃめちゃスタイルがいいんですよね。身長が165cmくらいあって、すっごくモデル体型で。

私もMisakiもギター担当なのでいつも横に並んで演奏してるんですけど、なんかMisakiがスタイル良すぎて私がめっちゃちんちくりんに見えるんですよ（笑）

なに着ても似合うし、なにしても様になるし、パフォーマンスもちょっと動くだけで私がめっちゃ動いてるくらい大きく見えるので、うらやましいなって思います。

それに、Misakiは仏みたいな人なんですよね。何を言われても怒らないっていうか、懐が深くて。私だったらちょっとイラっとしちゃうようなことでも、Misakiは怒らないしニコニコ笑ってるんですよ。その仏パワーをもらいたいので、1日入れ替わってみたいです。

私は歌も歌わないしコーラスもしないし、ステージ上ではあんまりしゃべる機会がないので、ギター弾いてる時って割とクールに見えるみたいなんですよね。でもしゃべると明るいというか、結構お笑いとかも好きだし変なところもあるし、そういうステージ上とのギャップがアピールポイントかなって思います。

あと最近TikTokも始めたんですけど、そこでは私の好きな服装とかインテリア、弾いてみたとか、動画の中にほんとに自分の好きなものを詰め込んでて。なので、TikTokではまた違う私が見られるんじゃないかなって思ってます。

そういういろんなギャップがアピールポイントかな〜って思いますね。

GЯeeDがどうなっていきたいかってことを考えた時に、私の一番の願いっていうのは「この5人で長くバンドを続けていくこと」なんですよね。

ガールズバンドって結構短命で、私も今までいくつかのバンドを組んできたんですけど、どれも終わっちゃったり自分が抜けちゃったりしてて。同じメンバーでずっと続いているバンドってほんとに少ないんです。

でも私はGЯeeDのメンバーのことがすごく大切で好きだから、この5人でずっとやっていくっていうことに一番重きを置いていて、そのために今何ができるのかな、どういうことをするべきなのかなっていうのを考えるようにしています。

2022年10月にデビューして今まだ3ヶ月で、このライブをする時には5ヶ月になるんですけど、私たちは12月、1月と対バンライブでいろんなアーティストさんと共演させていただいてて。そのたびにいろんなバンドさんから新しいことを学んで吸収して、自分たちのバンドではこういうことが活かせるねっていうミーティングを重ねているので、日々進化してると思います。

今までで一番人がきてくれたライブって、デビューライブなんですよね。今度のライブではたぶんその日ぶりにくる人もいるのかなって思うので、数ヶ月での成長具合に注目してほしいなって思います。

場所もデビューライブと同じ新宿LOFTなので、一歩どころじゃなく、百歩くらい成長して立ちたいなって思います！

メンバー全員でやれることを日々探してて、私だったらTikTokを新しく始めてみようとか、他のメンバーだったらSNSをもっと頑張ってみようとか、24時間配信をしてみようとか、できることを探して一個ずつやっていってます。

「Road to Zepp」に向けてやれることは全部やる気持ちで毎日進んでいきますので、どうぞよろしくお願いします！　頑張ります！