2023年12月10(日)大阪・メルパルクホールで、ワンマンライブを開催する「きみとバンド」。
そんな、きみとバンドが現在、無料イベントを精力的に行っている。その目的や、大阪でのワンマンについてインタビューをした。
きみとバンド インタビュー
推:現在、無料イベントを行っていますが、そのきっかけは何だったのでしょうか?
大野真依:私達東京で主に活動しているので、東京ではある程度集客が少しずつできるようになったんですけど、日本武道館を目指すってなると「東名阪をしっかり埋めないと!」となりました。
なので、「次は大阪だね」となったときに、まだ関西方面では知られてもないので、有料イベントだとすごいハードルが高いんじゃないかな?と思い、「まずは無料でいいから1度会いに来てほしい」っていう意味を込めてスタートしました。
左から)森田理紗子、大野真依、清原梨央
推:実際に何回かやってみて、反響はどうでしたか?
清原梨央:初回から凄かったですが、3日間やって最終日になると、結構列が折り返しで伸びてたし、初めましてだらけで「こんなに来てくださるなら何回でもやりたい」って思いました。
推:1日目2日目の反響があって、3日目とかっていう人もいたでしょうね。
大野真依:水木金の平日の夜にやっていたので、「次の日休みだから金曜日の夜に行こうかな」みたいな方も多かったです。
新メンバーYUKIについて
推:そんな中で、新メンバー YUKI(ベース)の告知されましたが、新メンバーもう実際会いましたか?(※インタビューは9月末)
全員:会いました!
推:新メンバーの第一印象を一言で言うと、どんな感じでしたか?
清原梨央:食事の場を設けて頂いてそこで顔合わせみたいな感じだったんです。
最初に出てきた時に「かわいい!!」って思って。
やっぱりビジュアル要素も大切にして、きみとバンドの活動を広げているので、仲間入ってくれると心強いというか、この子が一緒に入ってくれるんだったら、さらにパワーアップできそうだなって思いました。
第一印象は、ふわふわしてる感じで、喋ってみるとお上品な雰囲気を感じました。
大野真依:私はご飯の前に、東京で無料イベントがあった時に、「新メンバー候補の子がいるから、ちょっとだけ一瞬見てもらっていい?」っていきなり言われて(笑)
20秒くらいパッて会ったんですけど、すごく小柄でかわいらしくて、いい意味でバンドマンぽくないというか、普通にかわいい女の子って感じでした。
そこがまた、きみバンらしくて、いいんじゃないかなって思いました。

森田理紗子:今の3人とは全然違うというか、バランスが違った感じで誰とも被らないイメージです。
ビジュアル的にもすごく女の子らしいというか、系統がまた新しいかなと思いました。
おとなしそうで、まだちょっと深く喋ってみないとわかんないんですけど、話しかけてくれたりして、「お話は上手なんじゃないかな?」って思いました。
私もおとなしいんですけど、私はお話があんまり得意じゃないんですけど、新メンバーの子は「意外と喋るのも得意なんじゃないかなぁ?」と思いました。
本当に新しい要素というか新しいカラーが入ってくるみたいな感じがして、楽しみですね!!
推:ちなみに、デビューが大阪ですよね。そこでのお披露目に向けて今絶賛練習中ですか?
清原梨央:セトリとかもまだ組めてない状態なんで、自分たちもどんなライブになるか分からないです。
大野真依:自分たちは、みんな楽器経験0でスタートしたので、上手い下手もわからずの始まりでした。
今はある程度できるようになっているので、未経験の子を迎えるのでどんな感じになるのかな?と思っています。

新曲は森田理紗子が作詞
推:先日の福井公演で披露した新曲は、どういう曲なのでしょうか?
森田理紗子:私が初めてきみとバンドの楽曲で作詞をした曲です。
ちょっと自分のことも入れつつ、聞いてくれるファンの方である ”きみ” に向けて書きました。
助けてほしいけど周りを突っぱねてしまったり、1人でやってきたから頼り方が分からない。そんな人たちに元気になってほしいなって、背中を押す系の曲にしました。

実際演奏していて、ポイントとかってあったりしますか?
清原梨央:最近結構バラード系がメインになってきてて、ピアノ編成での新しい曲です。
個人的にすごい好きな曲ですし、最初に家で聞いて泣きました。歌詞が良すぎて。すごいいい曲なんですよ。
沁みるというか、いろいろ経験した上での背中を押す言葉なんだろうなっていうのがありますし、だからファンの方にも感情的な部分や、心に届くような感じになればいいなと思ってます。
推:曲を書いてもらって、歌詞は誰かが付けるとした場合に、お披露目までにどれぐらい期間があるのですか?
大野真依:大体1ヶ月ぐらいで、練習して仕上げて、家で自主練してみたいな感じです。

推:家で練習の際に、電子ピアノだとヘッドホンで練習できるじゃないですか。ギターとかドラムとかってどうしてるんですか?
清原梨央:私はヘッドホンで、ミニアンプみたいなやつをギターに付けてそこからヘッドホンに繋いで弾いてます。
あと、家でもライブのように飛んだりします!(笑)
大野真依:ドラムは、パットで基礎練はできるんですけど、譜面を覚えるとかになると電子ドラムも置いてないのでスタジオに行って練習します。
電子ドラムを、生誕祭の時にファンの方にプレゼントして頂いて、一応は一式持ってはいるんですけど、足の振動で伝わるらしく、マンションではできないので事務所に行って練習してます。
推:福岡がお披露目でその後、いろいろやって最終的には福井でライブということは凱旋ライブになるんですね!親御さんとかは見にきたりしますか?
森田理紗子:私より張り切ってます。(笑)
実は参観日みたいでちょっと恥ずかしいです。友達もだし、お母さんが仕事の仲間とか、めっちゃ集客してくれてるみたいです。楽しみ半分ドキドキ半分です。
大阪・メルパルクホールへの意気込み
推:最終的に武道館を目指すにあたって、12月の大阪のライブでは、今何か準備してることやライブでやってみたいことはありますか?
清原梨央:決まってはいないけど大阪なので、なんか普段のライブではやったらダメっていうか、おもろい系なことをやっても許されるんじゃないかな? って思うので、変化球じゃないけど大阪ならではの楽しさがプラスされたライブがしてみたいです。
大野真依:大阪なので、面白いグッズを作りたいです。
東温ラブストーリーでラッパーになるノリがあるので、文字の形をしてるサングラスとか!大阪だから「MAIDO」とかですかね!?
森田理紗子:「まい(真依)だけに??(笑)」
グッズもバラエティーに富んだものを作りたいです。
大野真依:あと、光る系のグッズを作りたいです。通るかわからないんですけど、作れたらいいな~って思ってます。
森田理紗子:あと2人も言う通り、面白いことをやりたいなと思います。
ずっとやりたくて、絶対できないんですけど…ピアノの曲で私が最後に間違えて、「梨央ちゃんの頭の上にタライが落ちてくるっていうのをやりたいです!!」
(全員爆笑)
清原梨央:メッチャやりたい!!やばいっ!!(笑)
森田理紗子:その後一旦幕閉めてもらって(笑)。そういうのをやりたいなー。
清原梨央:今は絶対通らない案なので、もっと売れたら色々やりたいです。
大阪公演に向けての意気込み
推:最後に1ヵ月後の大阪公演に向けて意気込みを聞かせてください。
清原梨央:ラストピースが埋まって、その始まりを12月10日メルパルクホールで迎えることになります。
昔から応援してくれてた方にはもちろん、これからいろいろやっていく中でも一番濃く残るライブになると思うのでその場で見てほしいです!
日本武道館に行くには「東名阪埋められるようにならないと行けない」っていう話はよくしていて、本当にその通りだなって思ってます。以前のZepp羽田は満員で成功することができて、今回の大阪で埋めれるかどうかで「未来がすごい変わるんだろうな」って自覚しています。だから、今すごくドキドキしています。
でもやっぱ、もちろん諦めるってことは無くて、絶対埋められると信じて頑張っています。4人揃ってこれが完全体の姿になるので、私達も自信を持って「きみとバンドはこういうバンドです!」って今まで以上に発信できるので、決定的瞬間を見逃してほしくないので来てほしいです! よろしくお願いします。

大野真依:きみとバンドはスタートもすごく特殊で、音楽をやったことない子達が集まってスタートしたんです。けど、細々と音楽をやっていくためにできたグループでじゃなくて、日本武道館でのライブなど、インディーズガールズバンドとか誰もやった事ない面白いことや凄いことをさせていただくために作ってもらったと思っています。
Zeppや浅草公会堂だったりと、たくさんのチャンスをいただいて。でもチャンスって何度もあるものじゃないと思っています。大きなチャンスとして3度目でプラス新メンバーが加わって完全体のきみとバンドになるので、本当にチャンスを掴んでいいライブにして、日本武道館に本当に近づきたいです。だから12月10日は、「来てよかった」って思ってもらえるライブにするので、ぜひ来ていただきたいです!! よろしくお願いします。

森田理紗子:ライブに来てくれた方みんなもおっしゃるんですけど「きみとバンドは絶対ライブの方が良くて、楽曲の幅もすごく広いな」って自分たちも思っています。ライブが長いと中だるみする時間があったりすると思うんですけど、きみとバンドは楽曲で絶対飽きさせません!
やっぱり、武道館を目指すにあたって、大阪が成功したらすごく大きな一歩になるし、武道館に行ったときに絶対にこのライブは、語らざるを得ないライブになります。
新メンバーも入って「最初の一歩だった大阪のあのライブが決め手だったよね」って絶対に語られるライブになるので、その場に僕は私は居たんだってみんなにも思ってほしいし、見逃してほしくないライブなので、今来てくれたら初めての方も古参になるので来てほしいなと思います。

撮影:ケン木村