スマホで撮るより良い推しの写真が撮りたい。そのためにはカメラを買おうか悩んでいる。
初めてカメラを買うのに、10万円以上する買い物で躊躇しいる。どのカメラを買えば間違いないのか分からない。そんなにお金はかけらない。
そんな悩みを抱えている人は多いと思う。
「推しをスマホより可愛く撮りたい」という思いから、中古の激安一眼レフカメラを買い、だんだんグレードアップし、今や仕事でアイドルなどを撮影するために高いカメラまで買ってしまった筆者だからこそ伝えられる、失敗しないカメラ選びを紹介する。
カメラは新しくて高い方が高性能
画像出典:Nikon公式webページより
カメラを選ぶ際に「そんな高性能のカメラは不要」という意見がある。
しかし、工場で生産する工業品だ。パソコンや車のようなもの。カメラは新しくて高い物の方が基本的には高性能である。
例えば、高性能なパソコンで動画編集をバリバリやらなくても、高性能なパソコンならワードやエクセルの作業もサクサクでき、何年も使える。
安いパソコンは、エクセルを開いて作業はできるけど、もっさりした動作で使用するのに、イライラする。
そんなイメージと思って欲しい。
なので、予算に余裕があるなら、新しく高い物を買った方が間違いない。
たけど、そんな何十万円、100万円オーバーもするカメラなんて気軽に買えない。
そんな人に向けた記事なので安心してほしい。
画像出典:Canon公式webページより
【結論】最初はレンタルが正解
最初に結論をお伝えする。
「カメラメーカーによる差なんて分からない」「高いお金出して、失敗したくない」「使ってみないと比較できない」こんな悩みを解決してくれるのが、レンタルサービスだ。
自分にどんなカメラがあっているか分かる前に買わずに、色々とレンタルしてから決めるのが良いだろ。
失敗したくないなら、買う前にレンタル!
この点を強く推奨したい。
画像出典:SONY公式webページより
おすすめのレンタル店
アイドルライブ撮影、インタビュー取材、アー写撮影などを行っている自分がおすすめするのは、マップレンタルだ。
新宿にありプロカメラマンも御用達のレンタル専門店である。そのため、店頭で相談するとベストな提案をしてくてるのも安心ポイントだ。
また、地方在住の方はオンラインでもレンタルできるのでぜひ利用してほしい。もちろん電話での相談も可能である。
注意点としては、会員登録に審査があるので早めに登録しておかないと、いざという時に間に合わなくなってしまう可能性があるので気を付けてほしい。
【マップレンタル公式サイト】
https://www.maprental.com/
他にもオンラインでレンタルできるGOOPASSもある。
こちらは、以前には無かった1泊2日でレンタルできる「ワンタイムプラン」ができたのが、おすすめポイントだ。
安いモデルから中級モデルまで扱っているので、最安レンタルではここを勧めたい。
サブスクプランで長く使うのか? さくっと試すのか? 自分の用途に合わせて選択できるのが魅力のひとつとなっている。
【GOOPASS公式サイト】
https://px.a8.net/svt/ejp
少しでも安く買うなら中古
レンタルだと、最終的には買った方が安くなる。
レンタルで比較して、買う物は決まった。
たが、新品は高い。少しでも安く買いたい。
そんな人には、中古をおススメする。
中古カメラ取り扱い店
中古カメラを取り扱っていて、ネットからでも購入できる店の一部を紹介する。
●カメラのキタムラ
https://shop.kitamura.jp/
●マップカメラ
https://www.mapcamera.com/
●リコレ
https://used.sofmap.com/
【中古で買う際の注意】
・信用できるお店で買おう
メルカリやヤフオクで、安く売っている物のあるが、その商品は本当に正常に動くのか?問題があった時は保証してくれるのか?という問題がある。
そのため、個人間取引よりも信頼できるお店で購入する事をおススメする。
・メーカーが修理受付している機種から選ぶ
中古で買って、使用中に壊れてしまった。 そんな時に、メーカーが修理受付している機種でないと、ただのゴミになってしまう。安物買いの銭失いだ。なので、修理受付をしている事は事前に確認しよう。
キヤノン:https://canon.jp/support/repair/period
ニコン:https://recept.nikon-image.com/repair/PartsgraphReferInit
ソニー:https://www.sony.jp/support/repair/repair_price_online.html
予算別カメラの選び方
レンタルや購入するにしても、自分はどのカメラを選べば全く良いか分からない。
そんな方は下記を参考にしてほしい。
暗い場所で、動くものを撮るなら、高性能なカメラが必要。
明るい場所で、動かないものなら、それなりのカメラである程度良い写真が撮れる。
という前提がある事を覚えておいてほしい。
【GOOPASS】でレンタルする
https://px.a8.net/svt/ejp
撮影会デビューしたい
推しが撮影会に出るので、カメラが必要だ!
そんなあなたは下記を参考にして欲しい。
撮影会(個撮)に参加し始めて「もっと良い写真を撮りたい」「ワンランク上の写真を撮りたい」と思った事は無いだろうか?高い機材を揃えたら良い写真は撮りやすい。だけど、いきなり機材に何十万円も出せない。ならば、予算2万円でレンタルして[…]
【低予算プラン】とにかく安く!
室内の撮影会やプール撮影会など、ある程度明るい場所で動かない被写体を撮るなら、下記のカメラで撮影ができる。
※全てGOOPASSでの価格
【GOOPASS】でレンタルする
https://px.a8.net/svt/ejp
【アンダー1.5万円】撮影会などでちょっとオシャレに撮りたい
ここで紹介するのは、被写体との距離が1~2mくらいまで近づける、個撮などの時におすすめしたい。
プール撮影会のように、離れて撮る時には”別のレンズ”を追加でレンタルする事をおすすめする。
※全てGOOPASSでの価格
【GOOPASS】でレンタルする
https://px.a8.net/svt/ejp
アイドルライブを撮りたい
アイドルライブでは、暗くて動くものを撮影する必要がある。そのため高性能=高価格帯になってしまうことは致し方ない。
ただ、上記で記載した安いモデルでもクオリティを気にしなければ、スマホと同様に”撮る”ことは可能だ。
ここでは、なるべく打率をあげられる機種を選定する。
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【2万円~】ライブアイドル
ここでは、レンズのパターンを70-200mm と 100-400mm で選定している。
100-400mmは、Zeepクラスの会場で推しを1人撮るイメージ。グループ全体は入りにくい。
70-200mmは、上記よりも狭いor全体を撮りたい場合に最適だ。
小さなライブハウスでは、70-200でも入りきらないので気をつけてほしい。
※全てマップレンタルでの価格
マップレンタルで借りる
https://www.maprental.com/
〇「Nikon Z9 + Z 70-200mm f/2.8 VR S」で撮影。場所は渋谷Spotify O-EAST
【3万円~】メジャーアイドル
イコラブやノイミーなど、メジャーなアイドルは公演会場が広いので、より大きなレンズが必要になる。
下記の写真は、「Nikon Z9 + Z 800mm f/6.3 VR S」の組み合わせで、横浜アリーナ後方から撮影したものなので参考になれば、見て欲しい。
※全てマップレンタルでの価格
マップレンタルで借りる
https://www.maprental.com/
〇「Nikon Z9 + Z 800mm f/6.3 VR S」で撮影。場所は横浜アリーナ
撮影:矢沢隆則
モデル:工藤のか工藤のか(Appare!)
用途別具体的なカメラ&レンズ例
レンタルする例を紹介したが、どんな時に、どんな基準でカメラを選べば良いのか? の一例をあげる。
カメラ選び:シーン選ばない共有ポイント
基本的には、ミラーレスカメラを選ぶのが良い。 一眼レフカメラでも良いが、すすめるのは絶対にミラーレスカメラだ。
次に、フルサイズかAPSCか? ざっくり説明すると、サイスが大きい代わりに綺麗に撮れるのがフルサイズ。ちょっと画質は劣るが軽くて小さく、安いのがAPSCだ。
推しを可愛く撮りたいなら、フルサイズの方が基本的には良いであろう。
この事から、ミラーレスカメラでフルサイズを選ぶことをおすすめする。
ここまでは、シーンを選ばす共通する点だ。
カメラ選び:シーン別の選び方
【明るい場所で止まっている被写体】
撮影会などは、被写体が動かないのでより綺麗に撮れる高画素機をおすすめする。
具体的な機種は下記になる。
・Nikon:Z9、Z8、Z7Ⅱ
・Canon:EOS R5 C、EOS R5、
・Sony:α7R V、α7R IV
【暗い場所で動く被写体】
アイドルライブなどは、暗い中で被写体が激しく動く。そのためシャッター速度を1/400~1/640まで速くし、さらにストロボも使用できない。そのため、高感度に強い機種が良い。
・Nikon:Z9、Z8、Z6Ⅲ、Z6Ⅱ
・Canon:EOS R3、EOS R6 MarkⅡ
・Sony:α9Ⅲ、α9Ⅱ、α7IV、α7SⅢ
レンズの選び方(メーカー共通)
レンズは大きく分けて、ズームレンズと単焦点レンズがある
ズームレンズは、寄ったり引いたりができるので、自分が被写体との距離を自由に調整できない時は便利だ。
単焦点レンズは画角を変えられないので、どこまでを画角に入れるかは自分で動かないといけない。その代わり、写りはズームレンズを綺麗である。
また、レンズごとに「f値」という明るさやボケを調整できる範囲がある。
f値が小さいほど、明るく、ボケを強く出せ値段が高い。逆に大きいほど、暗く、ボケが少なく、値段が安い。
そのため、個人撮影会など1対1で撮れる時は単焦点レンズ。
プール撮影会、ライブ、コミケなど、距離が自分で好きにできない時はズームレンズをおすすめする。
【個人撮影会などにおすすめレンズ】
・全身を入れる時は、単焦点 50mm
・ウエストより上のアップ、顔のアップなら、単焦点 85mm
・これがあれば安心、ズーム 24-70mm/f2.8
【ライブやプール撮影会におすすめレンズ】
・プール撮影会は、ズーム 70-200mm/f2.8
・コミケなどのイベントは、ズーム 24-70mm/f2.8
・ライブはライブハウスの大きさや、自分の場所によって異なるが比較的後方にいた場合を想定する。
Zeepより小さい会場:ズーム 24-70mm/f2.8、70-200mm/f2.8
Zeepクラス:ズーム 70-200mm/f2.8、100-400mm
アリーナクラス:単焦点 600mm、800mm
まとめ
カメラのレンタルをして、自分にあうカメラを見つけたら、いよいよ買う前に試してほしい事がある。
自分の予算から一段階オーバーした、ハイスペックのカメラをレンタルして試してほしいのだ。
高いカメラだから可能な世界を知っておくことで、「本当に必要な機能や性能」を知る事ができるはずだ。
その差が分かるように、同じNIKONのカメラで撮影したリーズナブルな価格のカメラ(D5600)と一番高いカメラ(Z9)の写真を並べるので見比べてほしい。
〇リーズナブルなカメラ(D5600・2016年発売)で撮影
〇NIKONで一番高いカメラ(Z9・2021年発売)で撮影
上の写真のように大きな差があるので、後悔をしないために上位の性能を知った状態で、納得できるカメラを買ってほしい。